Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GraphQLを安全に使うためにやっていること
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
林憲吾
September 20, 2024
Technology
910
2
Share
GraphQLを安全に使うためにやっていること
「テックリードの悩みを解決するGraphQLの話」にて弊社エンジニア重本が登壇した資料です。
https://estie.connpass.com/event/328999/
林憲吾
September 20, 2024
More Decks by 林憲吾
See All by 林憲吾
GraphQLでの型渡しとデータフェッチの最適化
hayashikengo
1
600
電子署名サービスの品質戦略
hayashikengo
1
1k
CTOの役割と、カルチャーの醸成
hayashikengo
1
100
Other Decks in Technology
See All in Technology
ServiceNow Knowledge 26 の歩き方
manarobot
0
330
MySQL 9.7がやってきた ~これまでのあらすじと基本情報~ @ 日本MySQLユーザ会会2026年04月 / mysql97-yattekita
sakaik
0
170
「SaaSの次の時代」に重要性を増すステークホルダーマネジメントの要諦 ~解像度を圧倒的に高めPdMの価値を最大化させる方法~
kakehashi
PRO
3
3.6k
「誰一人取り残されない」 AIエージェント時代のプロダクト設計思想 Product Management Summit 2026
mizushimac
1
2.8k
AIが書いたコードを信じられない問題 〜レビュー負荷を下げるために変えたこと〜 / The AI Code Trust Gap: Reducing the Review Burden
bitkey
PRO
8
1.4k
20260428_Product Management Summit_tadokoroyoshiro
tadokoro_yoshiro
15
18k
Digital Independence: Why, When and How
wannesrams
0
270
[Oracle TechNight#99] 生成AI時代のAI/ML入門 ~ AIとオラクルデータベースの関係 (後半)
oracle4engineer
PRO
3
200
Oracle Cloud Infrastructure:2026年4月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
0
290
AgentCore×VPCでの設計パターンn選と勘所
har1101
4
370
AgentCore Managed Harness を使ってみよう
yakumo
2
310
[Scram Fest Niigata2026]Quality as Code〜AIにQAの思考を再現させる試み〜
masamiyajiri
1
190
Featured
See All Featured
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
128
55k
DBのスキルで生き残る技術 - AI時代におけるテーブル設計の勘所
soudai
PRO
65
54k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
187
22k
ラッコキーワード サービス紹介資料
rakko
1
3.2M
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
34k
Discover your Explorer Soul
emna__ayadi
2
1.1k
How GitHub (no longer) Works
holman
316
150k
Taking LLMs out of the black box: A practical guide to human-in-the-loop distillation
inesmontani
PRO
3
2.2k
Leveraging Curiosity to Care for An Aging Population
cassininazir
1
230
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
4k
From π to Pie charts
rasagy
0
180
From Legacy to Launchpad: Building Startup-Ready Communities
dugsong
0
200
Transcript
GraphQLを安全に使うためにやっていること 株式会社PICK 重本 太宏
重本 太宏 / Takahiro Shigemoto 自己紹介 Web Engineer at PICK
BE : FE = 7 : 3 設計が好き お気に入りはオニオンアーキ × DDD × テスト駆動
GraphQLの利点 利便性がもたらすリスク 01. PICKで行っている対策 02. 03. 目次 まとめ 04.
01. GraphQLの利点
GraphQLの利点 01. GraphQLの利点 • いちいちエンドポイントを考える必要がない。増えない。 • 型でFEとBEが語り合える • FEでレスポンスを型安全に扱うことができる •
一つのクエリで様々なデータフェッチに対応することができる • オーバーフェッチを考慮しなくていいので、 API実装側はYAGNIをあまり気 にせず実装可能
GraphQLの柔軟性の理由 01. GraphQLの利点 A. GraphQLは「型というノードがグラフで繋がれた世界にアクセスするためのク エリ言語」 だから • SQLに近い •
リレーションさえしていれば(エッジで繋がってさえいれば)縦横無尽にフィール ドを取得することができる
01. GraphQLの柔軟性の理由 GraphQLの利点 Compa ny Team Contrac t User
02. 利便性がもたらすリスク
利便性がもたらすリスク 02. 利便性がもたらすリスク • どこからでも引っ張ってこれることによる、意図しないフィールド露出 • 複雑なクエリや深いクエリを呼ばれることによる DoS攻撃リスク 取ろうと思えばフィールドを取れすぎるのが元凶
03. PICKで行っている対策
フィールド露出対策 03. PICKで行っている対策 • 敢えて有向グラフにする • フィールドに認可機能を入れる
フィールド露出対策 03. PICKで行っている対策 あえて有向グラフにする • 有向にすることで意図しないフィールド露出を抑制できる • メリット • 簡単にできる
• デメリット • 利便性が下がる • 把握が難しい Compa ny Team Contrac t User
フィールド露出対策 03. PICKで行っている対策 フィールドに認可機能を入れる • NestJSが提供している FieldMiddlewareを利用 • フィールドを解決する前後に処理を追加してくれる機能を利用する •
PICKではResolver関数の認可を Guardで行い、フィールドの認可を FieldMiddlewareで行って いる
フィールド露出対策 03. PICKで行っている対策 フィールドに認可機能を入れる 1. Resolverの引数に入る Contextに必要な情報を入れる 2. FieldMiddlewareを定義する 3.
フィールドに適用する
フィールド露出対策 03. PICKで行っている対策
DoS攻撃対策 03. PICKで行っている対策 • 同時にいくつものクエリを叩ける • 深く取得しようと思えばいくらでもいける GraphQLはQueryによってサーバーに過剰なストレスを与えることができる
DoS攻撃対策 03. PICKで行っている対策 • Apollo-serverのvalidationRulesオプションを利用し、同時に叩ける Query数を制 限 • GraphQL Depth
Limitを導入し、深さを制限 ならばクエリの数と深さを制限すればいいじゃない
Dos攻撃対策 03. PICKで行っている対策 同時に叩けるクエリ数を制限 graphql-jsパッケージに含まれる validationContextクラ スを使用。 (Queryがパースされた ASTが入っている)
Dos攻撃対策 03. PICKで行っている対策 深さを制限 GraphQL Depth Limitを導入
04. まとめ
まとめ 04. まとめ • GraphQLはフィールドを縦横無尽に取得できて超便利 • 型がグラフでつながり合った世界にアクセスする仕組みだから • その利便性ゆえに起こる問題 •
どこからでも引っ張ってこれることによる、意図しないフィールド露出 • あえて有向グラフにする • resolver関数だけでなくフィールドにも認可を機能をつける • 複雑なクエリや深いクエリを呼ばれることによる DoS攻撃リスク • 同時に叩ける Query数を制限する • 深さを制限する この2つはかなり手軽に導入できるのでおすすめ
今後の課題 04. まとめ • クエリの複雑度分析を取り入れていきたい • IntrospectionやAlias等をOFFにすることの検討 • CQRSとか考慮したい
ご清聴ありがとうございました
None