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Geomedia Summit 2015 in Geospatial Expo

Geomedia Summit 2015 in Geospatial Expo

Hidenori FUJIMURA

November 25, 2015
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  1. Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority

    of Japan 地理院地図の過去、現在、未来 国土交通省国土地理院 地理空間情報部情報普及課 藤村 英範 1 平成27年11月26日(木) 10:30〜13:00(25分程度) ジオメディアサミット2015 in G空間EXPO @日本科学未来館 イノベーションホール Slides available at speakerdeck.com/hfu
  2. 3つの施策と3つの技術 3 地理院タイルの活用を推進するための3つの施策 ①Open Data 政府戦略に基づき使いやすく提供する ②Open Source オープンソースを利用し、提供する ③Open

    Innovation 産学官連携を積極活用し、イノベーティブな成果を追求する 地理院地図の今後を方向付ける3つの技術 ①Elevation tiles 標高・地形が当たり前に分かるように ②Vector tiles 多様な表現と情報処理を可能に ③Digital Fabrication 新しいものづくりの技術を活用し、ニーズに合わせてものをつくる
  3. 地理院地図(電子国土Web)の歴史 •Ver. 1 (2003) – Internet Explorer 用 Active X

    コンポーネント + JavaScript API •Ver. 2 (2008) – ピュア JavaScript API •Ver. 3 (2011) – OpenLayers 上に構築したピュア JavaScript API •Ver. 4 (2012) – OpenLayers のアドオン •地理院地図(2013) – タイルのXYZ方式配信 5 黎明期には パーツも内製 分野の成熟に伴い 本業に集中
  4. 様々なデータ 様々なソフトウェア タイルとソフトウェアの modularity の完成 7 XYZ 方式(slippy map tilenames)という事実上のタイル標準

    PNG JPEG Content encodings との疎な結合 3次元タイル 時空間タイル ソフトウェアとデータのモジュール化を担保する「スタンダード」の確立 GeoJSON MVT etc.
  5. 国土地理院ベクトルタイル提供実験 順調に進捗。種別や縮尺の拡大、形式の調整を経て、事業化を目指す。 19 1 6月4日 注記ベクトルタイルの全国提供実験開始 2 7月8日 国土基本情報からベクトルタイルを作成するプログラム公開 3

    8月3日 道路・河川・鉄道中心線ベクトルタイルの全国提供実験開始 4 10月29日 基盤地図情報基本項目(点・線)の全国提供実験開始 5 10月29日 基盤地図情報(10m数値標高モデル)の全国提供実験開始 6 11月13日 基盤地図情報(5m数値標高モデル)の全域提供実験開始
  6. なぜオープンソースなのか。地理院地図の場合 職務に忠実であろうとすれば、自然にオープンソースになった。 Open source was almost coded in the code;

    survey act, NSDI act, etc. – 測量法 第27条第2項 • …地図その他一般の利用に供することが必要と認められるものについては、 これらを…不特定多数の者が提供を受けることができる状態に置く措置をとら なければならない。 →データを提供せよ – 地理空間情報活用推進基本法 第3条第6項 • 地理空間情報の活用の推進に関する施策は、地理空間情報を活用した多様 なサービスの提供が実現されることを通じて、国民の利便性の向上に寄与す るものでなければならない。→多様なサービスが実現される社会を作れ – 政府オープンデータ戦略 <実装> (1) 本業としてオープンデータ「地理院タイル」の配信を行え (2) 地理院タイルのショーケースとして「地理院地図」を作れ (3) 多様なサービスが多様な主体により実装される環境を作れ (4) 国民の利便性の向上を目的とせよ 31