Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
国土地理院におけるベース・レジストリの整備とDX推進への取り組み
Search
Hidenori FUJIMURA
March 13, 2023
Technology
0
200
国土地理院におけるベース・レジストリの整備とDX推進への取り組み
2023-03-13T16:20/35 (15 min.)
地理空間情報に関するベース・レジストリ利活用研究会(第4回)
Hidenori FUJIMURA
March 13, 2023
Tweet
Share
More Decks by Hidenori FUJIMURA
See All by Hidenori FUJIMURA
みんなに伝わる防災マップ
hfu
0
40
未来の繁栄のためのスマート地図
hfu
0
81
Smart Maps for the prosperity in the future
hfu
0
160
Smart Maps and Bazaar
hfu
0
100
Sensemaking with Smart Maps
hfu
0
63
Smart Mapsfor the United Nations,with the United Nations
hfu
0
100
UN Smart Maps
hfu
0
130
スマート地図バザールによる地図XMLのタイル配信
hfu
0
89
Smart Maps for the UN and for All
hfu
1
100
Other Decks in Technology
See All in Technology
今から、 今だからこそ始める Terraform で Azure 管理 / Managing Azure with Terraform: The Perfect Time to Start
nnstt1
0
230
comilioとCloudflare、そして未来へと向けて
oliver_diary
6
440
KMP with Crashlytics
sansantech
PRO
0
240
AWS Community Builderのススメ - みんなもCommunity Builderに応募しよう! -
smt7174
0
170
実践! ソフトウェアエンジニアリングの価値の計測 ── Effort、Output、Outcome、Impact
nomuson
0
2.1k
完全自律型AIエージェントとAgentic Workflow〜ワークフロー構築という現実解
pharma_x_tech
0
340
re:Invent 2024のふりかえり
beli68
0
110
「隙間家具OSS」に至る道/Fujiwara Tech Conference 2025
fujiwara3
7
6.4k
ABWGのRe:Cap!
hm5ug
1
120
JAWS-UG20250116_iOSアプリエンジニアがAWSreInventに行ってきた(真面目編)
totokit4
0
140
Azureの開発で辛いところ
re3turn
0
240
Alignment and Autonomy in Cybozu - 300人の開発組織でアラインメントと自律性を両立させるアジャイルな組織運営 / RSGT2025
ama_ch
1
2.4k
Featured
See All Featured
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7k
It's Worth the Effort
3n
183
28k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
28
8.3k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
521
39k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.7k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
28
4.5k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
68
4.4k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
89
5.8k
Transcript
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority
of Japan 国土地理院における ベース・レジストリの整備と DX推進への取り組み 地理空間情報部企画調査課 藤村 英範 2023-03-13T16:20/35 (15 min.) 地理空間情報に関するベース・レジストリ利活用研究会(第4回) 1
本日の話題 使えるベース・レジストリを実現する 国土地理院最適化ベクトルタイル バウンダリー・スパニングによりDXを実現する スマートマップ 2
国土地理院最適化ベクトルタイル 3 国土地理院が一貫した基準で全国をカバーし、継続的に更新するベース・マップ 電子国土基本図 ⊂ ベース・レジストリ
系譜 4 ベース・レジストリ 基本測量成果 基盤地図情報 電子国土基本図 地名情報 地図情報 オルソ画像 アドレス・ベース・
レジストリ 電子地形図 電子地形図(タイル) 地理院地図 Vector タイル 国土地理院最適化 ベクトルタイル 「標準地図」等 提供実験 2019- 2022-
「使える」ベース・マップを目指して ① さくさく動く → サイズの最適化 ② 他と組み合わせて映える → スタイルのシンプル化 5
法務省地図XMLから作成したベクトルタイルとの組み合わせ例
国土地理院最適化ベクトルタイル(2022-09-06/) 設計目標 ・タイルあたり最大サイズ 256KB 以下 主な最適化手法 ・詳細データへの切り替えを、可能な限り遅らせる ・細かなデータ選別で、拡大時の「引っかかり」をなくす 6
z=8 7 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 482KB 91KB
z=14 8 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 768KB 128KB
z=14 9 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 465KB 230KB
z=14 10 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 396KB 59KB
サイズ最適化に成功(地理院地図Vectorタイル比) 11 0 100 200 300 400 500 600 700
800 900 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ズームレベル 地理院地図Vector(kB) 最適化ベクトルタイル(kB) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ズームレベル 地理院地図Vector(kB) 最適化ベクトルタイル(kB) 1枚のタイルの最大サイズ(kB) kB タイルの平均サイズ(kB) 256kB kB 1 枚 の タ イ ル の 最 大 サ イ ズ タ イ ル の 平 均 サ イ ズ
DX 壁を越えた新しい組み合わせから価値を創出する=DX 国連オープンGISスマートマップWGを創設 12 二次元地図可視化 IoTデバイス実装 三次元都市 モデル可視化 MLIT Shizuoka
Pref. 三次元点群 可視化
DX 13 二次元地図可視化 IoTデバイス実装 三次元都市 モデル可視化 MLIT Shizuoka Pref. 三次元点群
可視化 国連ベクトルタイル ツールキット 2017- スマート マップ 拡張 2022- スマート マップ 拡張 2022- 壁を越えた新しい組み合わせから価値を創出する=DX 国連オープンGISスマートマップWGを創設
スマートマップ活動例:Inter-Planetary Operations (IPO) 文脈 サーバーがなければ地理空間情報の共有は困難 決定 惑星間ファイルシステム(IPFS)を使う 結果 クラウド最適化フォーマットに変換した 法務省地図XML、Project
PLATEAU、Virtual Shizuoka 等のオープンデータを、IPFSを用いてサーバーなしに 共有する概念実証(PoC)に成功した。 産学官民連携を通じ、さらに進めていく。 14
スマートマップ活動例:模擬国連DevOps(MUNDO) 文脈 国連協力の副産物として、 国連内部データ抜きでサービスを つくるのも勉強になる 決定 オープンデータのみを用いて 国連サービスのDevOpsを模擬する 結果 教育と啓発の機会
国連パイロットプロジェクトの可能性 15 https://yuiseki.github.io/ unmiss-map-vite
スマートマップのバリュー ビジョン: ウェブ地図を開かれたものに保つ 16 達成事項 顧客価値 構造 資源 コミュニティ ユーザ体験
環境 データ ユーザに合った 可搬的な 普遍に使える 開かれた 効率の良い 新規参入 新技術
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority
of Japan 国土地理院における ベース・レジストリの整備と DX推進への取り組み 地理空間情報部企画調査課 藤村 英範 2023-03-13T16:20/35 (15 min.) 地理空間情報に関するベース・レジストリ利活用研究会(第4回) 17 最適化ベクトルタイル スマートマップ