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20250925_AI活用LT_MCPを自作して社内ノウハウに自在にアクセスしよう

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September 29, 2025

 20250925_AI活用LT_MCPを自作して社内ノウハウに自在にアクセスしよう

20250925 asken主催 AI活用LT

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September 29, 2025
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  1. © asken.inc 2 自己紹介 • 2024年度 asken入社 • 専門はバックエンド •

    SIer -> 通信事業会社を経由して3社目 • 法人事業部であすけんのtoB向けの開発 ◦ 健康経営向けサービス開発 ◦ 特定保健指導向けサービス開発 ◦ 他社とのデータ連携部品の開発
  2. © asken.inc 5 長きに渡るサービス開発とつらみ - サービス開始して約18年 - サービス仕様や実装の経緯などがTracに蓄積 - 現在チケット数は3000以上

    • 新旧機能の仕様を探すときに時間がかかる • 関連チケットを横断的に探すのが大変 • コメントが長文・多数 → 要点が埋もれる
  3. © asken.inc 8 社内文書をどう扱うのか - LLMはローカルに閉じた内容を知らない - LLMの拡張方法 - モデルの重みを変更する

    - コンテキストに付与する • コンテキストに乗せるのが現在の主流 • コンテキストに乗せる手段もさまざま
  4. © asken.inc 11 AIからTracまでの繋ぎ込み • TracにはXML-RPC経由でリソースの参照 / 操作が可能 ◦ XML-RPC

    プラグイン • MCPサーバの機能はこのAPIをラップする形で提供 ◦ PythonのFastMCPライブラリ
  5. © asken.inc 13 便利だなと思ったツール • MCP Inspector ◦ 毎回AIを起動して利用するのが手間 ◦

    うまく動かない時の切り分けが大変 ◦ MCP InspectorをもちいることでMCPのみ の確認が簡単にできるように 起動方法 npx @modelcontextprotocol/inspector --config config.json --server trac-mcp config.json { "mcpServers": { "trac-mcp": { "command": "/opt/homebrew/bin/uv", "args": [ "--directory", "/Users/hironori.irie/python_proj/mcp-trac", "run", "main.py" ], "env": { "TRAC_URL": "https://example.com/trac/askenportal/login/xmlrpc", "TRAC_USERNAME": "irie-hironori" , "TRAC_PASSWORD": "xxxxxxxxxxx", "TRAC_DESCRIPTION": "あすけん開発に関する仕様がまとめられたTracサーバ" } } } }
  6. © asken.inc 15 効果 • 複数チケットをまとめて要約可能に • 関連チケットの探索時間を大幅短縮 ◦ チケットの内容を確認

    -> 新たな検索ワードを抽出 -> 再度検索といっ た動作を自律的に行うように • 体感 ◦ 100件超コメントを数十秒で整理 ◦ 手作業では30分以上 → 数分で完了 ◦ なにより精神的に楽
  7. © asken.inc 17 布教活動が必要 • MCP作ったが、そもそもMCPが活用されていない • AI Native Dev

    Dayを通してMCP布教活動を行う ◦ MCPの話題が出るたびに宣伝した
  8. © asken.inc 20 学びとまとめ • まとめ ◦ 開発プロセス中の課題をAIの活用により改善 ◦ MCPで社内システムとAIを繋ぎこむ

    • 学び ◦ LLMの動作は決定的ではない ▪ 複数クライアントでの動作確認は必須 ◦ 使ってもらうように宣伝活動