複雑化するインターネット環境に個々人が適切に対応する方法として個人の代理を行うパーソナルAIの導入が期待される.パーソナルAIは本人が了承した過去の商品購入や契約などをデータベースとして記憶している.このようなパーソナルAIを本人の代理として利用するかどうか,または利用によってパーソナルAIに頼り切りになるか,などについて一般人がどのように考えているかを知ることは,今後,パーソナルAIを社会に導入していくにあたっての指針を与えてくれる.この報告では,この問題に対する具体的答えとして,一般人1083人を対象にしたアンケート調査を行い,得られたデータを統計的に分析した結果について報告する.