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260204_バックオフィスWorld 東京26

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February 04, 2026
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260204_バックオフィスWorld 東京26

社員成長を促す評価制度の作り方と運用
-評価制度が組織を救う-

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永島寛之 PRO

February 04, 2026
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  1. 自己紹介 00 マーケ責任者 採用責任者 育成責任者 人事責任者 永島寛之(52) 執行役員/CHRO 人的資本経営推進協会 理事

    AICX協会 人事AI変革推進委員 中央大学 客員研究員 トイトイ合同会社(社外取締役/顧問10社) レノバ ニトリホールディングス ソニーUSA(マイアミ)
  2. 事業内容:最小コストで組織を変革するお手伝い 00 “充満コンサルティング” 採用支援 “MAGYAK” ⚫ いきなり制度設計に入らず、経営と現 場との対話を充満してから、施策設計 ⚫ 経営、人事部長、現場リーダーの壁打

    ち相手を徹底的に行う ⚫ 承諾率と入社活躍をKPIにした採用 ⚫ 「会えなかったレベルの候補者」 採用&社内広報“未来の地図” 講演・セミナー講師(年100回)
  3. 経営戦略 事業戦略 人事制度(人事戦略) 人材マネジメント 人材ポートフォリオ 人事制度がボトルネックになっているケースはある。 01 経営 人事 現場

    実現したいこと (短期、中長期) ミッション/ビジョン 実現(行動) 組織:売上、利益 個人:成長、報酬 最適解 (最大化、効率化)
  4. もっと 評価制度に注目していきませんか? 等級 序列をつけて 報酬 報いる 評価 見極めて 評価 目標を定めて

    対話して 行動評価して 成長を促して 成果に繋げる 偉くなりたい わけではない 非金銭報酬= 未来の報酬が欲しい
  5. 「静かな退職」世界で共感を呼んだメッセージ 2022年7月、米国のTikTokユーザー(Zaid Khan氏) が投稿した動画が爆発的に世界中に拡散 ⚫ 「仕事はあなたの人生のすべてではない」 ⚫ 「あなたの価値は、生産性で決まらない」 背景にある心理: 明確な境界線:

    仕事とプライベートの切り離し 自衛(Self-Defense): パンデミックや過労で心身 を壊してまで、会社に尽くす意味を見出せない。 発端は2022年、米国SNSでの24歳青年の投稿が拡散 02
  6. 退職届を出さな「心の離職」が静かな退職の正体 ▪ 定義 退職はせず、「仕事に全力投球するのをやめる」働き方。 遅刻や欠勤はせず、与 えられた業務はこなすが、それ以上の「プラスアルファ(貢献)」は行わない。 ▪ 具体的な行動の特徴 ⚫ 指示されない業務は拒否しがち(例:電話対応、若手の雑用等)

    ⚫ 「ボランティア精神」を持たない(例:会議での積極発言や、改善提案等) ⚫ 時間外の関わりを断つ(例:定時退社、時間外の連絡には応じたがらない) ▪ ポイント ⚫ 彼らは決してサボっているわけではない。 ⚫ しかし、会社に対する熱意や帰属意識は失っている。 ⚫ 「必要最低限」のエネルギーしか使わない状態。 02
  7. 「 静 か な 退 職 」 を し て

    い る ? 若者だけでなく、ベテラン層にも広がる「諦め」 マイナビ(本社・東京)調べ ⚫ 20~50代の正社員を対象 ⚫ 2024年11月に実施した調査 ⚫ 有効回答数1334人 02
  8. なぜ彼らは心を閉ざしたのか? 3つの構造要因 1. 経済的な徒労感 ⚫ 「頑張れば給料が上がり、ポストも与えられる」という神話の崩壊 ⚫ インフレと実質賃金低下の中で、「滅私奉公しても損をするだけ」とい うコストパフォーマンスの計算 2.

    組織モデルの不適合 ⚫ 働く側の意識は、対等な関係性を求める「令和モデル(相互選択)」へ ⚫ 多くの組織はいまだに「昭和モデル(管理・奉公)」のまま ⚫ 「新しい関係性」を構築できていない組織に対し、彼らは期待を捨る 3. ハッスル・カルチャーへの反動 ⚫ 「24時間戦えますか」という長時間労働を美徳とする文化への拒絶反応 ⚫ 心身の健康を最優先し、仕事と生活を分ける(セパレーション)選択 02
  9. ジェネレーションギャップで分断(ミライの仕事調べ) 02 ⚫ セクハラ/パワハラ ⚫ 飲み会が好き ⚫ 根性ガッツで仕事、愛社精神がすごい ⚫ 便利ツール使わず、口頭と対面

    ⚫ 最近のことを知らない ⚫ 連絡がLINEやメールばかり ⚫ 打たれ弱い ⚫ 仕事よりプライベート ⚫ 電話や掃除などの雑務を避ける ⚫ 常識がない ⚫ 社内の付き合いを重視しない 若手 シニア シニア 若手
  10. 昭和型組織モデル(均質、同調の関係性) 02 ⚫ 安定的報酬 ⚫ 将来ポスト ⚫ 忠誠心 ⚫ 長時間労働

    ⚫ 同調 社員 社会 安定収益 ⚫ 雇用安定 ⚫ 賃金安定 ⚫ 国家成長 企業 運命共同体的な関係性 同質的 価値観
  11. 令和型組織モデル(多くの架け橋をかける関係性) 02 価値観 好奇心 スキル・経験 行動特性 社員 社会 企業 ミッション

    ビジョン バリュー 事業 意味の報酬 関係の報酬 成長の報酬 金銭の報酬(フェアな報酬) 自発的行動 成果 熱意 /エンゲージメント
  12. 架け橋① 「何のために」を可視化する 02 ▪ 静かな退職の原因 ⚫ 仕事が、最終的に誰を喜ばせているのかが見えない(歯車感) ⚫ ノルマばかりを追わされ、「なぜ(Why)」の問いがない ▪

    解決策:貢献の可視化 ⚫ マニュアルよりも、ビジョンとミッションを語る: 作業(What)ではなく、その先にある目的(Why)を共有する。 ⚫ 「ありがとう」のフィードバック: 顧客の感謝の声、同僚からの「助かった」という声が届く仕組 ⚫ 中小企業の強み: 社長や顧客との距離が近いため、意味=手触り感を伝えやすい。
  13. 架け橋② 関係- 「管理」から「支援」への転換 02 ▪ 静かな退職の原因 上司が「監視役」になっており、心理的安全性が低い。 「余計なことをして怒られる。言われたことをやろう」と心を閉ざす ▪ 解決策:心理的安全性と支援

    ⚫ 「仲良し」ではない:ヌルい職場ではなく、 「無知をさらけ出しても、ここなら大丈夫」という安心感のこと。 ⚫ スタンスの転換:上司の役割を「管理」から「支援」へ変える。 ⚫ 1on1で関係性の「質を変える」 →「進捗どう?」から「何か困っていることはない?手伝える?」
  14. 架け橋③ 成長- 「市場価値」への貢献 02 ▪ 静かな退職の原因 「この会社にいて、自分のキャリアは大丈夫か?」という将来不安。 成長の実感が持てず、ただ歳をとることへの焦り。 ▪ 解決策:エンプロイアビリティ(雇用され得る能力)

    ⚫ 市場価値の約束: 忠誠心を求めず、「個人の市場価値(どこでも通用する力)」を 高めることをお互いに話し合う。約束する。 ⚫ 逆説的な真実: 「いつでも転職できるだけの実力」をつけてあげる会社ほど、人 は魅力を感じて辞めない(リテンション効果)。
  15. 令和型組織モデル(多くの架け橋をかける関係性) 02 価値観 好奇心 スキル・経験 行動特性 社員 社会 企業 ミッション

    ビジョン バリュー 事業 意味の報酬 関係の報酬 成長の報酬 金銭の報酬(フェアな報酬) 自発的行動 成果 熱意 /エンゲージメント
  16. 3つの報酬を渡すために、使うのが、 評価=個人と組織の契約(約束) 等級 序列をつけて 報酬 報いる 評価 見極めて 評価 目標を定めて

    対話して 行動評価して 成長を促して 成果に繋げる 偉くなりたい わけではない 非金銭報酬= 未来の報酬が欲しい
  17. 50年以上にわたり、”誰の”“何を”評価するのかを議論 03 戦後の混乱期〜 高度経済成長 オイルショック バブル崩壊〜 失われた30年 アベノミクスと デフレ脱却 〜1960年代

    〜1980年代 〜2000年代 2010年代〜 ・社会不安 ・成長の鈍化 ・ポスト不足 ・業績悪化 ・コスト意識 ・少子高齢化 ・労働環境の変化 何を 人そのもの 勤続年数・年齢 能力 技能・知識 仕事 成果→役割 多様な視点から評価 キャリア・中長期成長 手法 職務等級制度 職能資格制度 相対評価 目標管理制度 役割給・サーベイ 360度・No-Rating 誰が 上司 上司 上司&人事 上司&人事&部下 潮流 年功序列 生活給中心 ポスト不足でも 処遇を上げる 成果主義 役割主義 多様な人材の活用 働き方改革
  18. 等級制度では組織のデザインが難しくなってきた 03 主な限界 ⚫ 職種の多様性への対応不足: 新しい職種(例:データサイエンティスト)が等級に収まらない ⚫ キャリア志向の変化: 上位等級を目指さない従業員の増加 ⚫

    硬直性: 等級ごとの役割固定化で柔軟性が低下 ⚫ モチベーション低下: 等級昇進が限られ、停滞感が生じる 影響と今後の課題 優秀な人材の流出リスク イノベーションの停滞 解決策: 複線型制度やキャリアパスにも限界がある
  19. これからの人事制度は評価制度を中心に考える 03 評価制度 報酬制度 給与制度 賞与支給制度 等級制度 目標管理制度 評価基準 昇進昇格制度

    資格制度 人材育成 人材像 タレントマネジメント フィードバック 人材育成 人材の成長で経営目標 を達成する仕組み 人から作るという考え方
  20. 丁寧な評価制度の運用→社員の成長実感 03 目標設定(今期) 進捗管理 評価面談/決定 フィードバック 目標設定(次期) ①最低月1回の1on1で進捗確認 ②必要に応じていつでも目標の修正をする ①組織目標と連動した個人目標

    ②キャリア目標、学習・成長目標 ①ネガティブフィードバックも含む成長 サポート ②成長計画の策定 ①フェアな評価 ②評価委員会での相対比較 ②成長に焦点を当てた評価と学習の振り返り ①今期目標の流れを踏まえた連続的な目標を設定 ②中長期の成長の観点から目標設定 55 評価成立 納得感 公平感 成長実感
  21. マネジャーの役割は3つ ②が苦手なMgrが多い 03 56 ①業務マネジメント ②人材マネジメント ③仕組み化 目標達成機能 目標設定機能 KPI管理/人件費管理など

    人材育成、組織開発 再現性の確保 属人性脱却、人材流動化 ②ができないと、評価の運用レベルは低下する
  22. 成長の源泉:あえて「修羅場(越境体験)」へ送り出す 04 思考のポイント【成長】: 「今の仕事に慣れすぎた」社員に対し、 市場価値を高めるための健全な負荷(越境)を与えられているか? Confort 快適領域 コントロール下 自信満々 Fear

    恐怖領域 自信を喪失 他者の影響 Learning 学習領域 新しい課題対応 スキルの獲得 Growth 成長領域 目的達成 新しい目的発見 ①越境 ③タイムリーなフィードバック ②挑戦
  23. 大事なことは目標が立っているということ 03 目標設定(今期) 進捗管理 評価面談/決定 フィードバック 目標設定(次期) 59 ⚫ 目標設定は、組織から個人への唯一の

    考えさせるための「問い」であると意識 ⚫ 忙しいから目標設定が甘くなるということ は、仕事をしていないという意識 ⚫ 「問い」が立っていない場所には、ギャップ も生まれず、成長も起きない ⚫ 今期と次期の目標は連動して、成長ス テップになっていないといけない
  24. テクノロジーの力を借りて、合意形成と実装を 03 前工程 • 目的 • 意義 中工程 • 制度設計

    • 根回し(従来) 後工程 • 実装 • 修正 人事目線 押し付け 設計/根回し 従来 対話で合意形成 対話で実装 テクノロジー 設計 (AI活用) 現在
  25. EOF

  26. 人事制度は単なるルールの集合体として扱わない方がいい 00 ⚫ 組織と個人の関係性を定義、調整するための根源的な仕組み ⚫ 雇用契約書だけでは捉えきれない、期待や約束事が存在 →「心理的契約(Psychological Contract)」 と呼ぶ 満たされると、組織と個人の関係は良好に保たれ、エンゲー

    ジメントやコミットメントが向上。 ⚫ 心理的契約のズレ(Z世代vsシニア世代)が、多くの問題を起こ している=人事制度が機能していないとも言える (ご参考)心理的契約とは 成文化されていない相互の期待や義務に関すること (例)従業員:「貢献に対して公正な評価と成長機会を得る (例)組織:「従業員が自律的に役割を果たし、目標に貢献する」
  27. 「2つの三角」をい重ね、組織の熱量を最大化する 03 現在 過去 未来 目標の市場価値 ミッション パーパス(存在理由) 創業時の価値 現在の市場価値

    歴史 <企業の三角> この企業は未来に向かっ て、誰が何をどうやって 成し遂げるのか? ストーリー
  28. 「2つの三角」をい重ね、組織の熱量を最大化する 03 現在 過去 未来 自身の市場価値 得たいスキルと経験 叶えたい夢 創業時の価値 現在の市場価値

    経験 <個人の三角> 自身の未来の姿をイメージ できる舞台はどこか? 本当に実現できるか? ストーリー