Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Codeシリーズで作るTerraformのCICDパイプラインの概要
Search
hiyanger
January 16, 2024
Technology
2
390
Codeシリーズで作るTerraformのCICDパイプラインの概要
2024/1/18 jaws朝会
https://jawsug-asa.connpass.com/event/301825/
hiyanger
January 16, 2024
Tweet
Share
More Decks by hiyanger
See All by hiyanger
Amazon ECS とマイクロサービスから考えるシステム構成
hiyanger
2
550
全身全霊で取り組んだ 2024 Qiita アドベントカレンダー
hiyanger
0
23
Terraform で作る Amazon ECS の CI/CD パイプライン
hiyanger
0
150
【AWS】EC2 基本アーキテクチャ(ハンズオン付き)
hiyanger
0
48
もういっそ AWS できなくても AWS できるようになるシステム作った
hiyanger
2
250
Terraform CI/CD パイプラインにおける AWS CodeCommit の代替手段
hiyanger
2
530
AWS 構成図を S3 にアップするだけで Terraform のコードを git push / pull request から terraform plan まで自動で動作するシステム
hiyanger
10
3k
テックブログのレベルを上げるために 抑えておくべき3つのポイント
hiyanger
0
100
もくもく会はなぜ良いのか?
hiyanger
0
91
Other Decks in Technology
See All in Technology
目の前の仕事と向き合うことで成長できる - 仕事とスキルを広げる / Every little bit counts
soudai
24
7k
利用終了したドメイン名の最強終活〜観測環境を育てて、分析・供養している件〜 / The Ultimate End-of-Life Preparation for Discontinued Domain Names
nttcom
2
180
MC906491 を見据えた Microsoft Entra Connect アップグレード対応
tamaiyutaro
1
540
インフラをつくるとはどういうことなのか、 あるいはPlatform Engineeringについて
nwiizo
5
2.6k
滅・サービスクラス🔥 / Destruction Service Class
sinsoku
6
1.6k
Tech Blogを書きやすい環境づくり
lycorptech_jp
PRO
1
240
あれは良かった、あれは苦労したB2B2C型SaaSの新規開発におけるCloud Spanner
hirohito1108
2
550
『衛星データ利用の方々にとって近いようで触れる機会のなさそうな小話 ~ 衛星搭載ソフトウェアと衛星運用ソフトウェア (実物) を動かしながらわいわいする編 ~』 @日本衛星データコミニティ勉強会
meltingrabbit
0
140
PHPカンファレンス名古屋-テックリードの経験から学んだ設計の教訓
hayatokudou
0
220
Data-centric AI入門第6章:Data-centric AIの実践例
x_ttyszk
1
400
7日間でハッキングをはじめる本をはじめてみませんか?_ITエンジニア本大賞2025
nomizone
2
1.8k
ビジネスモデリング道場 目的と背景
masuda220
PRO
9
510
Featured
See All Featured
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.6k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Done Done
chrislema
182
16k
Facilitating Awesome Meetings
lara
52
6.2k
Navigating Team Friction
lara
183
15k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
306
110k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
427
64k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
The Language of Interfaces
destraynor
156
24k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
6
550
Transcript
Codeシリーズで作る TerraformのCICDパイプライン概要
プロフィール 名前:檜山 準(ひやま じゅん) 所属:I◯◯◯ お仕事:クラウドエンジニア(設計、構築、運用保守) https://twitter.com/hiyanger https://qiita.com/hiyanger https://zenn.dev/hiyanger 最近よく使う技術:AWS、IaC、CI/CD
出身:栃木県 よかったら フォローしてね!
もくじ 全体構成 この構成にした理由 各環境のデプロイ方法 クロスアカウント 承認フェーズ 実際に運用して困ったこと
全体構成
全体構成 黒線:パイプラインのメイン動作 緑線:アーティファクト系の動作 オレンジ線:Terraformのバックエンド動作
なんでこの構成なの?
なんでこの構成? ・パイプライン:メンバーや環境間でコードとAWSリソースの整合性を常にとれる状態にできる。 ・CodeCommitを使う理由:コードをリソースと同じくAWS内で完結することができる(セキュア) ・クロスアカウント:検証と商用でリポジトリをわける必要がなくGit管理がしやすい
各環境へのデプロイ
検証環境へのデプロイ developブランチにマージすると検証環境のパイプラインが動作し、検証環境にリソースがデプロイされる
商用環境へのデプロイ(クロスアカウント) mainブランチにマージすると商用環境のパイプラインが動作し、商用環境にリソースがデプロイされる
クロスアカウント
クロスアカウント ・検証CodeCommit用ロールに商用CodePipelineロールからのAssumeRoleを許可 ・商用アーティファクトS3にKMSを設定し、検証CodeCommitからのPutを許可 (アーティファクトはterraformのarchive_fileのようなterraform planでファイルに変更が入る場合に使われる) ※コンソール上から不可の設定が多々あり。AWS CLIから設定して、それをTerraformに組み込む
承認フェーズ
承認フェーズ(IAMポリシー) ・developからmainへのマージはIAMポリシーの設定で管理グループしかマージできない ・商用のplan→apply間のCodePipeline/Approvalは管理グループしか承認できない
承認フェーズ CodePipeline 実際のパイプラインはこんな感じ。 Approvalフェーズまできたら 承認してあげればOK!
実際に運用して困ったこと
実際に運用して困ったこと × 改善が難しい デプロイは基本的にコードを経由する必要があるため、構築の瞬発力が落ちる IaCの特性上やむを得ない。どうしても急ぎなら手動とかで。 plan/applyでエラーが起こると構築が止まってしまう planはローカルで。applyまで検証したいなら別環境とかでやる。 手動変更やローカルから直applyされると、都度確認が必要になる テスト中はやむを得ない手動変更とかが起きる。 その間はパイプラインを止めておくなど、うまくスケジュールする。
共通リソースがあるので、商用だけ一部先行着手とかが難しい developとmainは共通化されるので共通リソースも中途半端に デプロイされてしまう。先行してやるなら手動やローカルから流す。 ※チーム構成 全体4名(ガッツリ書く人2名、そこそこ書く人2名、Lambda等は別部隊で記述) ◯ 改善が可能 terraformを使えるメンバーが少なかったので、applyの依頼が集中 少なくともインフラチームはみんな使えた方がいい。 記述方法が個人間で差がでる 事前に軽い規約は作ったが、まだまだ弱かった。 開発同様、より強い規約の制定が必要。
Thanks!! 実際に使ってみて、いろいろ問題点はありましたが、大規模構 築やるならパイプラインの存在はほぼ必須かなと思いました。 最初はわちゃわちゃしますが、慣れればそれなりに運用も安定 しました。後続環境のデプロイが一瞬なのもの爽快です。 ぜひ本パイプラインの構築を検討してみてください! 本資料 https://speakerdeck.com/hiyanger/codesirizudezuo-ruterraf ormnocicdpaipurain https://twitter.com/hiyanger
https://qiita.com/hiyanger https://speakerdeck.com/hiyanger https://zenn.dev/hiyanger