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iPhoneLiDARでの広域スキャン

 iPhoneLiDARでの広域スキャン

iPhoneLiDARで広域(500m)のスキャンをした際の知見について紹介してます。

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ふつーのひと

November 06, 2021
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Transcript

  1. 自己紹介 Twitter:@HNohito 1 リンゴLiDARを愛する会#2 Twitter :@HNohito note :#ふつーのひとのiPhoneLiDAR活用術 ふつーのひと 3D(XRとか)エンジニア

    • MMS(Mobile Mapping System)の 研究してるから点群チョットワカルよ • XRが好きで点群をなんか使えないかいろい ろやってみてるよ • iPhoneliDARは発売されてすぐに買ったよ 地図屋さん ↑こんなことをつぶやいてるよ
  2. 使用アプリ Twitter:@HNohito 4 リンゴLiDARを愛する会#2  EveryPoint (EveryPoint LiDARモード)  広域スキャンに力を入れている(気がする)アプリ

     出力データは統合するときに都合がいいので点群として保存 5m以上離れた物体を スキャンする機能を積 極的に開発している
  3. 広域LiDARスキャンのやり方(1/2) Twitter:@HNohito 5 リンゴLiDARを愛する会#2  下図の赤線部を歩いてスキャン  Scan Sizeが90%ぐらいになるまでスキャン(50mくらい) 

    500mを19分割してスキャン  後で統合するために重なり部分(のりしろ)ができるようにスキャン ↓スキャンした場所 Scan Size
  4. 広域LiDARスキャンの結果 スキャンした点群はこんな感じ Twitter:@HNohito 7 リンゴLiDARを愛する会#2 項目 数量 スキャン本数 19本 スキャン時間

    45分 平均長 53.31m 平均点数 163,533点 平均データサイズ 2.39MB ※スキャン幅は3.5mくらい ※取り直しはしてません
  5. 失敗したとこ  スキャン幅が狭いのでどこを歩いているかわかるように 動画があると助かる。  重なり部分(のりしろ)はしっかりスキャンする。 ⇒ 対応点がないと位置合わせできない  高さ方向は合わない

    ⇒ 現状、手動で補正するしかない Twitter:@HNohito 11 リンゴLiDARを愛する会#2 53m 重なり部分(のりしろ) スキャン失敗例 平らな場所をスキャンし たのに53m下ったように なってしまっている。
  6. まとめ Twitter:@HNohito 12 リンゴLiDARを愛する会#2  重なり部分(のりしろ)ができるようにスキャンすることで 位置合わせできるようにした  位置合わせ・統合した点群はスケールと水平方向は 結構精度がよさそう

     高さ方向は手動補正が必要 結果 次やりたいこと リンゴLiDARで広域(500m)スキャンしてみた  建物を含めた3Dスキャンデータの作成  Scaniverseの位置情報付き点群データ出力  高さ方向の補正方法の検討