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「どう聞くか」をデザインする —— ユーザーインタビューの聞き方プラクティス3選

「どう聞くか」をデザインする —— ユーザーインタビューの聞き方プラクティス3選

2026/1/30に開催されたRESEARCH Conference Pop-up in NAGOYA 2026 のLT資料です。
https://research-conf.connpass.com/event/375633/

スライド内で触れているask toittaについてはこちら↓

"ベータ版から大幅進化。精度と体験を刷新したask toitta正式版をリリースしました | 無料トライアル10倍キャンペーンも実施中"
https://ja.toitta.com/blog/20260129_ask-official/

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Hiroyasu Yoneyama PRO

January 30, 2026
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Transcript

  1. 「聞き⽅」プラクティス3選 2026.1.30 RESEARCH Conference Pop-up in NAGOYA 株式会社はてな ⽶⼭弘恭 /

    @yone-yama_0312 ユーザーインタビューという”キャッチボール”をデザインする
  2. AIを活用したインタビュー分析SaaS 
 事業責任者 & プロダクトマネジメント 
 人間中心設計(HCD)認定専門家 
 趣味はベースと育児
 米

    山 弘 恭
 @yone_yama0312 三度見る - 浮(buoy) LOVE SONG - 田中ヤコブ ただようだけ - 田中ヤコブ Hiroyasu Yoneyama ト イ ッ タ コンテンツ本部 副本部長 / 第一グループ プロデューサー Copyright © Hatena Co., Ltd.
  3. POINT 03 POINT 02 POINT 01 Copyright © Hatena Co.,

    Ltd. • 質問‧回答というボールを投げ合うルールは、インタビューの場でも例外ではない インタビューもまた「キャッチボール」である ...それにしては「ボールの投げ⽅(≒聞き⽅)」は話題に挙がりづらい すべての対話は相⼿とのキャッチボール 中でもインタビューは「ボール(≒回答)を返してもらう」重要性が特に⾼い • 理解させる‧納得させる‧欲しい答えを得る ...のような 「投げること」は⽬的 ではない • お相⼿に、ご⾃⾝の体験や考えを気兼ねなく述べてもらう = 「返してもらう」ことが⽬的 • 曖昧さ‧定型化の難度から「何を聞くか」に⽐べ「どう聞くか」の知⾒は少ないがち
  4. Copyright © Hatena Co., Ltd. POINT 01 POINT 02 POINT

    03 とにかく拾う 球種を宣⾔する 球速に配慮する よいボールを返してもらうための「投げ⽅」3選 = よりよい回答を得るためにインタビュアーが意識したい「聞き⽅」3選
  5. Copyright © Hatena Co., Ltd. Case1: ⾮合理な⾏動から理由を⾒出す 適度な球速の例:「ダイエット中に間⾷しちゃう」を掘り下げる (回答を歪めない範囲で)共感する +

    相⼿でなく「現象」に主語をスライドする 「ダイエット中に間⾷しちゃうのわかるなあ、ありますよね…。 いやあ、これって何でなんでしょうね?」
  6. Copyright © Hatena Co., Ltd. • 質問の対象(主語‧⽬的語‧時系列etc.)を暗黙的に伝わっている前提で質問しない • 回答の粒度(どんな回答をどんな条件で得たいのか)も同じく暗黙的には伝わらない •

    今からどんな意図で何について質問をして、どんなふうに回答されたいかを宣⾔すると吉 "球種を宣⾔する" - 質問‧回答のガイドを怠らない
  7. Copyright © Hatena Co., Ltd. Case2: 返してもらうときの球種の宣⾔ - 回答の粒度/制約 「直近1年でご⾃⾝が体験した、

    特に楽しかった出来事を3つ思い出していただいて、 その場所と、ご⼀緒された⽅を教えてくださいますか?」 「楽しかった思い出」のような抽象度の⾼いエピソードを集めるとき 「直近1年」「3つ」のような条件づけ + 「同⾏者」「旅⾏地」などの回答⽅式の宣⾔
  8. Copyright © Hatena Co., Ltd. • インタビューも⼈間同⼠の対話!反応が悪い⼈に⼼ゆくまで喋りたくなる⼈はいない • タイムキープや設問に意識が向きすぎ、リアクションなく次の質問に移ってしまうことも... •

    「この⼈になら話せる」「話してよかった」「聞いてもらえて嬉しかった」を⽬指したい "拾う" - = 相槌‧感想のようなリアクションを忘れずに
  9. POINT 03 POINT 02 POINT 01 Copyright © Hatena Co.,

    Ltd. 「拾い⽅」で⼤事にしたい⼼構え • "貴重な時間を割いてこの場に来てくださっている、次回⼆度と会えないかもしれない" • "ご⾃⾝の⼤事なもの、しまっておきたい気持ちを開⽰してくださろうとしている" 回数を重ねて引き出しを持つ 何をおいてもお相⼿への敬意 好奇⼼を持ち、ワクワクしながら臨む • "どんな⽅だろう、何をしているのだろう、何を⾒て、何を考えているのだろう" • "⾃分や他の⼈とどこが同じだろう、逆にどこがどう違うだろう" • ↑2つを胸に刻みつつ引き出しを増やす訓練。200回超えると世界が変わる • 相槌のバリエーション、ボディランゲージ、抑揚、⾔葉尻などtipsは無数
  10. Copyright © Hatena Co., Ltd. POINT 01 POINT 02 POINT

    03  = リアクションを忘れずに • お相⼿への敬意を持つ • 好奇⼼を持ちワクワクする • あとは場数を踏んで訓練 よいボールを返してもらうための「投げ⽅」3選  = お相⼿の⼼理的負荷を下げる • 共感や受容に⾔葉を尽くす • 断定や批判を避ける • 主語を現象にスライドする  = 質問‧回答のガイドを怠らない • 対象や背景の移動に注意 • 回答は粒度‧条件を⽰す = よりよい回答を得るためにインタビュアーが意識したい「聞き⽅」3選 とにかく拾う 球種を宣⾔する 球速に配慮する