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wids-BE EQUAL TECHNOLOGY TALK AIの信頼性公平性 - AI倫理に対するIBMのアプローチ

企業でAI導入が進むにつれて、AIというブラックボックスの中から導き出された結論によって引き起こされる倫理的な課題や、その判定結果がもたらす社会的な影響が懸念されています。IBMでは2017年に Corporate Responsibility Reportで「AIの信頼性と透明性」を公開し、AI倫理のためのガイドを発表しました。本セッションでは、AI倫理に対するIBMの取り組みや信頼できるAIを実現するための方法についてご紹介します。

https://widstokyoibm2021.splashthat.com/

Asuka Saito

June 07, 2021
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Transcript

  1. BE EQUAL TECHNOLOGY TALK AIの信頼性公平性 - AI倫理に対するIBMのアプローチ - ⻫藤明⽇⾹ ⽇本アイ・ビー・エム株式会社

    テクノロジー事業本部 データ・AI・オートメーション事業部 Data & AI 第⼀テクニカル・セールス IT スペシャリスト
  2. 本⽇のご紹介内容 1. IBM Think 2021 2. AIの信頼性、公平性とは 3. AI倫理に対するIBMの取り組み 4.

    テクノロジーの紹介 5. 最後に- Be Equal | IBM Diversity and Inclusion - 4 © 2021 IBM Corporation
  3. 7 7 © 2021 IBM Corporation 2296 How trustworthy is

    your AI? 2312 The currency of trust 1337 Building trust and confidence in AI: How to govern, monitor and keep AI in control with KPMG and IBM (2分の動画はこちら) など多数 信頼性、透明性、公平性に関するセッション
  4. 8 © 2021 IBM Corporation 8 © 2021 IBM Corporation

    IBM News Room https://jp.newsroom.ibm.com/2021-05-12-IBM-accelerates-digital-transformation-at-2021s-annual-event-Think https://filecache.mediaroom.com/mr5mr_ibmnews/190846/IBM%27s%20Global%20AI%20Adoption%20Index%202021_Executive-Summary.pdf プレス、調査レポート発表
  5. AI活⽤を妨げている主な要因 © 2021 IBM Corporation データ ⼈材 信頼性 データはAIの⽣命線 データの提供が困難だと

    AI推進を妨げることに 60% データの品質 を管理するの が難しい AIスキル保有者は少なく また需要が⾼い為 確保するのが難しい 62% スキル保有者 の採⽤が難し い ユーザーがAIシステム を信頼していないた め、懐疑論が広まって いる 65% AIの決定とアク ションを⼈間がレ ビューするための フレームワークと アプローチが必要 FORRESTER FORRESTER FORRESTER Based on 2019 Forrester “Challenges That Hold Firms Back From Achieving AI Aspirations” 11
  6. AI活⽤を妨げている主な要因 © 2021 IBM Corporation データ ⼈材 信頼性 データはAIの⽣命線 データの提供が困難だと

    AI推進を妨げることに 60% データの品質 を管理するの が難しい AIスキル保有者は少なく また需要が⾼い為 確保するのが難しい 62% スキル保有者 の採⽤が難し い ユーザーがAIシステム を信頼していないた め、懐疑論が広まって いる 65% AIの決定とアク ションを⼈間がレ ビューするための フレームワークと アプローチが必要 FORRESTER FORRESTER FORRESTER Based on 2019 Forrester “Challenges That Hold Firms Back From Achieving AI Aspirations” 12
  7. Explainable AI (説明可能なAI) アンサンブル ニューラルネット 深層学習 回帰(⼀次関数) 決定⽊ わかりやすい (whitebox)

    わかりにくい (blackbox) 精度が低い 精度が⾼い モデルの精度(正解率の⾼さ)と「わかりやすさ」はトレードオフの関係 -> ⾼い精度を保ちつつ説明性を担保する⽅法はないのか? © 2021 IBM Corporation 16
  8. 取り組みの歴史 • 2017年 Corporate Responsibility Report 最初の項⽬にTrust and transparencyがあり、AIに関する責任性に⾔及 •

    2018年9⽉21⽇「AI倫理のためのガイド」 1. Accountability(説明責任):AIの設計者と開発者は、AIの設計、開発、意思決定プ ロセス、結果に対して熟慮する責任を負います。 2. Value Alignment (価値観の⼀致):AIの設計は、対象とするユーザー・グループ が有する規範や価値観を考慮して⾏うべきです。 3. Explainability(説明可能性):AIの決定プロセスが⼈間にも容易に認知、感知、理 解ができるように、AIを設計すべきです。 4. User Data Rights(ユーザー・データの権利):ユーザー・データを保護し、アク セスや利⽤に関するユーザーの権利を保持できるように、AIを設計すべきです。 5. Fairness(公平性):偏⾒を最⼩限に抑え、誰もが参加できる社会を後押しするよ うに、AIを設計すべきです。 出典 https://www.ibm.com/blogs/think/jp-ja/everyday-ethics-for-artificial-intelligence/ © 2021 IBM Corporation 19
  9. IBMの取り組み • IBMでは以上の全社的な⽅針を受けて、次の2つの製品・サービスを提 供しています。 • AI Fairness 360 / AI

    Explainability 360 / Adversarial Robustness 360 • Watson OpenScale © 2021 IBM Corporation 23 https://aif360.mybluemix.net/ https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/watson-openscale https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/watson-openscale-ai-with-nttdata/
  10. AI説明性、公平性を担保する主要機能 • Payload Logging機能がベースの機能となっています。 • Payload Loggingを使って説明性(Explainability) と公平性(Fairness) を実現しています。 •

    それぞれの拡張機能としてContrastive ExplanationとBias mitigationがあります。 • それ以外にモニタリング機能や、ドリフト・モニタリング機能がなどがあります。 25 © 2021 IBM Corporation Payload Logging 説明性 (Explainability) 公平性 (Fairness) Contrastive Explanation Bias mitigation ・Monitoring ・Performance ・Drift monitoring Watson OpenScale 主要機能
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  13. AI 倫理 IBM は、AI が倫理的かつ責任を持って採⽤されるようにするためのグローバルな取り組みをリードしています。 • IBM は、AI が倫理的かつ責任を持って採⽤されるようにするための会社のグローバルな取り組みを主導する AI

    Ethics Board を作成しました。 • 私たちは、AI の倫理的進歩のための政策提⾔を策定した、EU の AI に関するハイレベル専⾨家グループに参加 している唯⼀のグローバル企業の 1 つです。 • 当社のオープンソース ツールである AI Fairness 360 と Explainability 360 は、組織が AI システムの有害で容 認できないバイアスに対処するのに役⽴ちます。 • 私たちは、バチカンローマの AI 倫理の呼びかけの形成を⽀援し、最初の署名者の 1 つでした。 • 私たちはノートルダム⼤学と提携して、ノートルダム⼤学 IBM Tech Ethics Lab を設⽴しました。これは、テ クノロジー倫理における世界的なベスト プラクティスを促進するこの種のものとしては初めての機関です。 34 © 2021 IBM Corporation https://www.ibm.com/impact/be-equal/diversity-inclusion-report/
  14. ワークショップ、セッション、および資料は、IBMまたはセッション発表者によって準備され、それぞれ独⾃の⾒解を反映したものです。それらは情報 提供の⽬的のみで提供されており、いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助⾔を意図したものではなく、またそのような結果を⽣むも のでもありません。本講演資料に含まれている情報については、完全性と正確性を期するよう努⼒しましたが、「現状のまま」提供され、明⽰または暗 ⽰にかかわらずいかなる保証も伴わないものとします。本講演資料またはその他の資料の使⽤によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害 が⽣じた場合も、IBMは責任を負わないものとします。 本講演資料に含まれている内容は、IBMまたはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかな る保証または表明を引きだすことを意図したものでも、IBMソフトウェアの使⽤を規定する適⽤ライセンス契約の条項を変更することを意図したもので もなく、またそのような結果を⽣むものでもありません。 本講演資料でIBM製品、プログラム、またはサービスに⾔及していても、IBMが営業活動を⾏っているすべての国でそれらが使⽤可能であることを暗⽰ するものではありません。本講演資料で⾔及している製品リリース⽇付や製品機能は、市場機会またはその他の要因に基づいてIBM独⾃の決定権をもっ

    ていつでも変更できるものとし、いかなる⽅法においても将来の製品または機能が使⽤可能になると確約することを意図したものではありません。本講 演資料に含まれている内容は、参加者が開始する活動によって特定の販売、売上⾼の向上、またはその他の結果が⽣じると述べる、または暗⽰すること を意図したものでも、またそのような結果を⽣むものでもありません。 パフォーマンスは、管理された環境において標準的なIBMベンチマークを使⽤し た測定と予測に基づいています。ユーザーが経験する実際のスループットやパフォーマンスは、ユーザーのジョブ・ストリームにおけるマルチプログラ ミングの量、⼊出⼒構成、ストレージ構成、および処理されるワークロードなどの考慮事項を含む、数多くの要因に応じて変化します。したがって、 個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありません。 記述されているすべてのお客様事例は、それらのお客様がどのようにIBM製品を使⽤したか、またそれらのお客様が達成した結果の実例として⽰された ものです。実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は、お客様ごとに異なる場合があります。 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Cloud、IBM Cloud Pak は、 世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他 の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、 www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。 Red Hatは、Red Hat, Inc.またはその⼦会社の⽶国およびその他の国における商標または登録商標です。
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