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3万円で始めるソフトウェアテスト
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Akira Ikeda(池田 暁)
July 04, 2011
Technology
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3万円で始めるソフトウェアテスト
某勉強会のライトニングトークスにて、これからソフトウェアテストを勉強したいという新人さん向けに、取り組みスケジュールを例示したもの。
Akira Ikeda(池田 暁)
July 04, 2011
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Transcript
池田 暁 2011年7月4日 於 ゆるく技術勉強しよう会 LT 2011/7/4 1 ©Akira Ikeda
新人さんからよくいただく質問 これからソフトウェアテストの勉強を始めたいのですが, おすすめの本は? 勉強会とかありますか? 良いセミナーなどありますか?
これまで皆さんは学校や新人研修では,テストに特化しか つじっくり時間が取られた講義は受けていないはずです すなわち皆さんはまだほとんどテストについて知りません ですから,まずはじっくり基礎固めすることが必要です 本LTでは, 「新人期間である来年3月までどのようにテストの勉強に取り組んでいくか」 についてアドバイスします 2011/7/4 2 ©Akira Ikeda
自己紹介 名前 池田 暁(いけだ あきら) 所属
某製造業会社 通信系 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 非常勤講師 業務内容 設計/テストツールの導入や,プロセス改善に関する業務に従事 組込みシステム論にてソフトウェアテストの教育 社外活動等 NPO法人ASTER(ソフトウェアテスト技術振興協会) 理事 JaSST(ソフトウェアテストシンポジウム)東京 実行委員 日科技連・品質管理学会共同部会 SQuBOK策定部会 策定メンバ 学会・コミュニティ 日本品質管理学会・ACM 正会員 TEF(ソフトウェアテスト技術者交流会) 執筆活動 共訳:ISTQBシラバス準拠 ソフトウェアテストの基礎,センゲージラーニング,2008 共著:ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>,技術評論社,2008 共著:ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK Guide,オーム社,2007 共著:マインドマップから始めるソフトウェアテスト,技術評論社,2007 その他,ソフトウェア・テストPRESS等テスト関連の雑誌やWeb媒体の連載等 © Akira Ikeda 3
本LTでの私の立ち位置 私のところに新人さんが配属されてきたら,どのようにアドバ イスするだろうか,どのような教育計画を考えるだろうか,と いう視点でスライドは作成しています 7月(今月)~3月までの8ヶ月間の取り組みスケジュールを 例示します 新人さんは何もかもが初めてで大変だと思うので,無理ない
ゆっくりペースにしています(他にも勉強するテーマあるし) このLTを聞いて,もっとやれそうだという方は,カスタマイズ してください 2011/7/4 4 ©Akira Ikeda
プロとしての勉強は“投資”です プロとしての勉強はすなわち自分への“投資”です 教科書を買うにも,交流会に参加するにも,イベントに参加 するにも,試験にチャレンジするにもお金が必要 まずはこの約半年の自分への投資として3万円を用意してく ださい and
覚悟を決めてください 年間計画で3万円と考えるとそう大きな金額ではない ¥30,000 ÷ 8ヶ月 = ¥3,750 毎月飲み会一回分を自分に投資すると考える 大きな金額ではないですが,それでもドブに捨てないように意 識高く取り組みましょう 2011/7/4 5 ©Akira Ikeda
7月~8月:まずは書籍を読もう まずはソフトウェアテストという作業や技術のイメージや全体 像をつかむことが大切です 何を始めるにも最低限の知識が必要です まずは4冊読みましょう (わからないところあっても読みきることが大切) 書籍名
著者 価格 ソフトウェアテストという作業のイメージを掴むために マインドマップから始めるソフトウェアテスト 池田暁,鈴木三紀夫 ¥2,499 テスト技術について広くトピックに触れるために 知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 高橋寿一 ¥2,520 ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい <<要点・重点>> ソフトウェア・テストPRESS編集部 ¥2,079 テスト技法を学ぶために ソフトウェアテスト技法ドリル 秋山浩一 ¥2,940 2011/7/4 6 ©Akira Ikeda
9月:Webの記事を読みましょう Webにもたくさんの記事があります しかし,テーマ個別の記事が多く,全体像や外観をつかめ るものは少ない そういったわけで,書籍で全体像をつかんだあとに読み,知 識を強化したり,違った見方を得ます
おすすめ記事(まずはここから) タイトル URL 新人注目! テストを極める最初の一歩 http://gihyo.jp/dev/serial/01/test_newface ソフトウェアテスト 基本テクニック http://gihyo.jp/dev/serial/01/test_newface テストリーダーへの足がかり、最初の一歩 http://gihyo.jp/dev/serial/01/vital_point 2011/7/4 7 ©Akira Ikeda
10~11月:現場実践と復習 知識がたまったら,実際の業務で実践しなければなりません 実践することで,より理解が深まり,また活用するためのコツや悩み を得ることができます 決して本や記事を読んだだけの耳年増にならないこと 業務が楽にならなければ,3万円も使って勉強する意味はない
実践で得たコツや悩みを意識しながら再度本と記事を読もう 自分の理解の誤りやそれまで気がつかなかった重要なことを知識と することができます 以前に比べてスラスラと読めるようになっていたら,確実にレベル アップしています 2011/7/4 8 ©Akira Ikeda
12月:コミュニティに参加しよう 本を読み,実践することで知識は増え理解は深まってゆき ますが,同時にわからないことや悩みも増えてきます そこで,同じくソフトウェアテストを生業としているor興味が ある人達と会話することで,解決するヒントや新しいアイデ アを得ます TEF(ソフトウェアテスト技術者交流会)
国内最大級のソフトウェアテスト技術のコミュニテイ http://www.swtest.jp/ 参加費無料,MLベースの活動,ときどき勉強会 入会するにはお世話係のにしさんに必要事項をメール 勉強会は終了後の懇親会まで参加しよう(4~5千円程度) 2011/7/4 9 ©Akira Ikeda
1月:シンポジウムに参加しよう シンポジウムでは他社の様々な取り組みが発表され,テスト に関連するたくさんのツールに触れる機会が得られます 幅広いテーマの先端的な知見や実践事例が得られることで, それまでに得た知識の応用のヒントが得られ,また自分の仕 事をさらに改善することができます JaSST’12
Tokyo 約¥14,000(情報交換会含む) 1月最終週開催予定 二日間にわたって開催,様々な論文発表や企画セッション 直接講師に質問することも可能なため,情報交換会は積極的 に参加するとよいでしょう,もちろん参加者同士の交流も 2011/7/4 10 ©Akira Ikeda
2月:これまでの知識を整理しよう これまでに得られた知識をレポートとして整理しましょう 頭の中だけだとどんどん記憶=知識は失われていきます 自分のために資料化することで,知識を整理することができ, また失われない情報となります さらに資料化する過程で,さらなる疑問や発想が得られます
例えば以下のようなものを作成する 読んだ本や記事のまとめ(感想文) 実践して得られたノウハウや悩みリスト コミュニティで参考になったメールのやり取りを整理したもの 勉強会やシンポジウムの参加レポート 2011/7/4 11 ©Akira Ikeda
3月:部内勉強会で発表しよう 知識やノウハウは自分のものだけにせず,同じ現場のメンバ に広めましょう わかっていると思っていても,いざ他者にやさしく噛み砕い て説明することは難しい 他者のために資料を作る過程で,知識と理解がさらに深掘 りされますし,振り返りにもなります
その発表資料は個人としても組織としてもノウハウが凝縮さ れたとても貴重な資料となります 組織改善に貢献するアウトプットを作成する行為とも言えます 是非それは自分の成果であると上長にアピールしましょう 2011/7/4 12 ©Akira Ikeda
おわりに 新人さん向けに7~3月までにどのように勉強に取り組むか のスケジュールを例示しました 書籍代+勉強会懇親会(1回)+JaSST参加で概ね3万円です 3万円でも意外と密度濃く取り組めます 今後もっと勉強したい方は
さらに中級者,上級者向けの書籍を読む テストのワークショップイベントであるWACATEに参加する http://wacate.jp ソフトウェアテストの資格試験「JSTQB」にチャレンジ http://jstqb.jp 2011/7/4 13 ©Akira Ikeda
ソフトウェアテスト技術は知れば知るほど奥深く, またとても楽しくクリエイティブな技術であることがわかります 是非設計もテストも楽しく取り組んでくださいね! 2011/7/4 14 ©Akira Ikeda