Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
第127回 雲勉【オンライン】今年こそCI/CDをはじめよう! 〜CodeBuildとマブダチ...
Search
iret.kumoben
February 08, 2024
Technology
0
130
第127回 雲勉【オンライン】今年こそCI/CDをはじめよう! 〜CodeBuildとマブダチになる〜
下記、勉強会での資料です。
https://youtu.be/qiF4AcjNt1A
iret.kumoben
February 08, 2024
Tweet
Share
More Decks by iret.kumoben
See All by iret.kumoben
第154回 雲勉 AWS Codeシリーズ盛り上げ隊 ~ Codeシリーズは砕けない ~
iret
0
31
第153回 雲勉 トラシューが秒で終わる新機能 Amazon Q Developer operational investigations
iret
0
47
第150回 雲勉 AWS AppSyncではじめるGraphQL体験
iret
0
41
第151回 雲勉 プロジェクトのドキュメントにおける課題をAmazon Bedrockで解決してみる
iret
0
58
第152回 雲勉 シームレスなマルチリージョンへの移行と検討 ~Amazon EKSとAWS Global Acceleratorを使用した環境〜
iret
0
51
第149回 雲勉 AWS ベストプラクティスの最新と実際 AWS Well-Architected
iret
0
83
第148回 雲勉 Web アプリケーションセキュリティ
iret
0
47
第147回 雲勉 Amazon CloudWatchをウォッチ!
iret
0
62
第146回 雲勉 BLEAを眺めてCDKの書き方について学ぶ
iret
1
70
Other Decks in Technology
See All in Technology
プロセス改善による品質向上事例
tomasagi
2
2.5k
現場で役立つAPIデザイン
nagix
32
12k
目の前の仕事と向き合うことで成長できる - 仕事とスキルを広げる / Every little bit counts
soudai
24
7k
運用しているアプリケーションのDBのリプレイスをやってみた
miura55
1
680
CZII - CryoET Object Identification 参加振り返り・解法共有
tattaka
0
340
一度 Expo の採用を断念したけど、 再度 Expo の導入を検討している話
ichiki1023
1
160
データ資産をシームレスに伝達するためのイベント駆動型アーキテクチャ
kakehashi
PRO
2
510
「海外登壇」という 選択肢を与えるために 〜Gophers EX
logica0419
0
700
7日間でハッキングをはじめる本をはじめてみませんか?_ITエンジニア本大賞2025
nomizone
2
1.8k
転生CISOサバイバル・ガイド / CISO Career Transition Survival Guide
kanny
3
960
バックエンドエンジニアのためのフロントエンド入門 #devsumiC
panda_program
18
7.4k
マルチモーダル理解と生成の統合 DeepSeek Janus, etc... / Multimodal Understanding and Generation Integration
hiroga
0
380
Featured
See All Featured
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.7k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
75
5.5k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.8k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
461
33k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
114
50k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
244
12k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
68
10k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
4
380
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
49k
Transcript
第127回 雲勉【オンライン】 今年こそCI/CDをはじめよう︕ ~CodeBuildとマブダチになる〜
0. 自己紹介 松田 啓佑 • 所属 ◦ クラウドインテグレーション事業部 構築第2セクション •
業務 ◦ Webアプリケーション開発における非機能領域全般を担当 ◦ バックエンド、インフラ、オブザーバビリティ • 好きなAWSサービス ◦ Amazon ECS ◦ AWS Step Functions • 認定 ◦ 2023 Japan AWS Top Engineers ◦ iretテクニカルアンバサダー advanced • 趣味 ◦ テニス ◦ 飲酒 2
本日のゴール 3 CodeBuildの基礎を理解することにより、AWS Codeシリーズを利用する敷居を下げる
本日のアジェンダ 4 1. CI/CDとは 2. CodeBuildとは 3. 実際にCodeBuildを使ってみる
5 1. CI/CDとは
6 CI/CDとは • Continuous Integration/Continuous Delivery = 継続的インテグレーション/継続的デリバリー • アプリケーション開発の各ステージを自動化することにより、アプリケーション開発を高速/効率化する手法
CI/CDがない世界 7 時間がかかる ヒューマンエラーが発生する ソースコードの変更 ビルド実施 テスト実施 デプロイ実施 リリース 人がやる範
囲
CI/CDがある世界 8 ソースコードの変更 ビルド実施 テスト実施 デプロイ実施 リリース 人がやる範 囲 時間はかからない
ヒューマンエラーはゼロ
9 CI/CDの重要性 アジリティ(俊敏性)が求められる昨今のアプリ開発において CI/CDは必要不可欠な要素
10 アプリケーションの一般的なリリースサイクル • ソース:ソースコードの更新 • ビルド:コンパイル、単体テスト、コンテナイメージの作成 • テスト:結合テスト、UIテスト、ロードテスト • デプロイ:本番環境への適用
CI/CDではこれら各フェーズを自動化する => 自動化した一連のプロセスをCI/CDパイプラインと呼 ぶ ソース ビルド テスト デプロイ
11 2. CodeBuildとは
12 AWS Codeシリーズとは AWSにおいて、アプリケーションのリリースプロセスを担うサービス 本日の主役
13 AWS Codeシリーズとは 脇役たちの紹介 プライベートなGitリポジトリ AWSリソースへのアプリケーション をデプロイする 他のCodeシリーズを連携させて、 CI/CDパイプラインを構成する
14 CodeBuildとは CodeBuildを一言で表すと、、、 サーバレスな何でも屋さん
15 CodeBuildで何ができるの? • パイプラインにおいてコマンド、プログラムを実行することができる。 • 実行による成果物を後続処理(主にデプロイ)に利用できるようにする。
16 CodeシリーズによるCI/CDパイプラインの構成イメージ 1. CodeCommitレポジトリの発火対象ブランチに変更が加わる 2. CodeBuildにてソースコードのビルドを行う(場合によってはテストを実行する) 3. ビルドされた成果物をCodeDeployにて対象(EC2やECS)にデプロイする ビルド、テスト =
コマンド、プログラムの実行
17 CodeBuildの要素 CodeBuild ビルドプロジェクト ビルド ビルド ビルド • ビルドプロジェクト =
ビルド内の処理を定義した金型 • ビルド = ビルドプロジェクトを元に実行されるビルド処理そのもの
18 サーバレスなビルド環境 • ビルドの実行ごとにコンテナが起動しビルド環境を構築する • コンテナのオペレーティングシステムやプログラミング言語ランタイムは指定可能 • 自前のDockerイメージも利用可能 ビルド環境となるコンピューティングリソースを管理する必要な し
19 アーティファクト • パイプライン内の処理にて利用されるファイル群 • アーティファクトはアーティファクトストア(S3バケット)にて保存される
20 アーティファクトストア アーティファクトストア パイプラインの各処理にてファイルを受け渡すためにアーティファクトストアが利用される
21 ビルドスペックファイル • ビルドの内容を記述したyaml形式のファイル • 各ビルドフェーズにて実行するコマンド、プログラムを定義する • 必須ではないが、特別な理由がない限りは利用するべき
22 buildspec.yml version: 0.2 env: variables: ENV: "prd" phases: install:
runtime-versions: java: corretto11 pre_build: commands: - echo Nothing to do in the pre_build phase… build: commands: - echo Build started on `date` - mvn install post_build: commands: - echo Build completed on `date` artifacts: files: - target/messageUtil-1.0.jar [version] buildspecのバージョン。 0.2以外を選択するケースはない。 [env] ビルド環境で利用する環境変数。 パラメータストアやシークレット マネージャーとの連携も可能。 [phase] ビルド内の各フェーズごとの処理 内容などを定義。 runtime-versionsを定義することで 、ビルド環境の言語ランタイム 指定することが可能。 commandsにコマンドを定義する。 [artifacts] アーティファクトストアに出力す るファイル。後続処理にて利用す るものを指定する。
23 その他機能 VPC内ビルド環境 ビルド環境コンテナをVPC内にて起動することにより、ビルド環境からVPC内のリ ソースへのアクセスが可能。テストなどにてRDSなどを利用することができる。 ビルド環境へのログイン Session Managerによりビルド環境コンテナにログインすることができる。トラブル シュート時に重宝。 バッチビルド
複数のビルドの処理を並列で同時に実行させたりすることができる。 テストレポート ビルドにて実行したテスト結果をレポート形式としてグラフなどの形式で出力するこ とができる。対応しているフォーマットにしたがっていれば利用可能。 ビルドバッジ ビルドステータスを表す埋め込み可能なイメージ。ビルドバッジURLとしてreadme などに埋め込むことで利用できる。 ビルド結果の通知 SNSやChatbotにビルド結果を通知する。これによりビルドが完了したタイミングで Slackやメールを受信することができる。
24 3. 実際にCodeBuildを使ってみる
25 実際に使ってみる ステップ① : ビルド内でコマンドを実行する ステップ② : CodeCommit/CodePipelineと連携させる ステップ③ :
アーティファクトを受け渡す ステップ④ : ビルド環境にログインする ステップ⑤ : Pythonプログラムを実行して、テストレポートを出力する ステップ⑥ : ビルドバッジを利用する
26 ステップ① ビルド内でコマンドを実行する
27 ステップ② CodePipeline/CodeCommitと連携させる
28 ステップ③ アーティファクトを受け渡す
29 ステップ④ ビルド環境にログインする
30 ステップ⑤ Pythonプログラムを実行して、テストレポートを出力する
31 ステップ⑥ ビルドバッジを利用する