Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
第127回 雲勉【オンライン】今年こそCI/CDをはじめよう! 〜CodeBuildとマブダチ...
Search
iret.kumoben
February 08, 2024
Technology
0
160
第127回 雲勉【オンライン】今年こそCI/CDをはじめよう! 〜CodeBuildとマブダチになる〜
下記、勉強会での資料です。
https://youtu.be/qiF4AcjNt1A
iret.kumoben
February 08, 2024
Tweet
Share
More Decks by iret.kumoben
See All by iret.kumoben
第170回 雲勉 Lyria が切り拓く音楽制作の未来
iret
1
20
第169回 雲勉 AWS WAF 構築 RTA
iret
0
31
第168回 雲勉 JITNAの使い方とハマったポイントについて語る回
iret
0
35
第167回 雲勉 エージェント開発を加速する Agent Development Kit 入門
iret
1
42
第166回 雲勉 コードを読んで理解する AWS Amplify Gen2 Backend
iret
0
43
第165回 雲勉 Google Agentspace について
iret
0
37
第164回 雲勉 Agent Development Kit と MCP Toolbox for Databases で MCP 連携してみた
iret
1
85
第163回 雲勉 CircleCIで複数リポジトリ間のパイプラインを連携する
iret
1
38
第162回 雲勉 比較して学ぶ AWS Amplify Gen 2
iret
0
50
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI コードレビューが面倒すぎるのでテスト駆動開発で解決しようとして読んだら、根本的に俺の勘違いだった
mutsumix
0
160
恐怖!テストコードなき夜
tsukuboshi
2
110
LTに影響を受けてテンプレリポジトリを作った話
hol1kgmg
0
260
【CEDEC2025】大規模言語モデルを活用したゲーム内会話パートのスクリプト作成支援への取り組み
cygames
PRO
2
770
【2025 Japan AWS Jr. Champions Ignition】点から線、線から面へ〜僕たちが起こすコラボレーション・ムーブメント〜
amixedcolor
1
120
風が吹けばWHOISが使えなくなる~なぜWHOIS・RDAPはサーバー証明書のメール認証に使えなくなったのか~
orangemorishita
15
5.4k
ホリスティックテスティングの右側も大切にする 〜2つの[はか]る〜 / Holistic Testing: Right Side Matters
nihonbuson
PRO
0
570
SRE新規立ち上げ! Hubbleインフラのこれまでと展望
katsuya0515
0
150
Perlアプリケーションで トレースを実装するまでの 工夫と苦労話
masayoshi
1
410
S3 Glacier のデータを Athena からクエリしようとしたらどうなるのか/try-to-query-s3-glacier-from-athena
emiki
0
180
Findy Freelance 利用シーン別AI活用例
ness
0
290
「育てる」サーバーレス 〜チーム開発研修で学んだ、小さく始めて大きく拡張するAWS設計〜
yu_kod
1
250
Featured
See All Featured
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
53
2.9k
A better future with KSS
kneath
238
17k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
60k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
272
27k
Building an army of robots
kneath
306
45k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
37
2.8k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
47
9.6k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
Transcript
第127回 雲勉【オンライン】 今年こそCI/CDをはじめよう︕ ~CodeBuildとマブダチになる〜
0. 自己紹介 松田 啓佑 • 所属 ◦ クラウドインテグレーション事業部 構築第2セクション •
業務 ◦ Webアプリケーション開発における非機能領域全般を担当 ◦ バックエンド、インフラ、オブザーバビリティ • 好きなAWSサービス ◦ Amazon ECS ◦ AWS Step Functions • 認定 ◦ 2023 Japan AWS Top Engineers ◦ iretテクニカルアンバサダー advanced • 趣味 ◦ テニス ◦ 飲酒 2
本日のゴール 3 CodeBuildの基礎を理解することにより、AWS Codeシリーズを利用する敷居を下げる
本日のアジェンダ 4 1. CI/CDとは 2. CodeBuildとは 3. 実際にCodeBuildを使ってみる
5 1. CI/CDとは
6 CI/CDとは • Continuous Integration/Continuous Delivery = 継続的インテグレーション/継続的デリバリー • アプリケーション開発の各ステージを自動化することにより、アプリケーション開発を高速/効率化する手法
CI/CDがない世界 7 時間がかかる ヒューマンエラーが発生する ソースコードの変更 ビルド実施 テスト実施 デプロイ実施 リリース 人がやる範
囲
CI/CDがある世界 8 ソースコードの変更 ビルド実施 テスト実施 デプロイ実施 リリース 人がやる範 囲 時間はかからない
ヒューマンエラーはゼロ
9 CI/CDの重要性 アジリティ(俊敏性)が求められる昨今のアプリ開発において CI/CDは必要不可欠な要素
10 アプリケーションの一般的なリリースサイクル • ソース:ソースコードの更新 • ビルド:コンパイル、単体テスト、コンテナイメージの作成 • テスト:結合テスト、UIテスト、ロードテスト • デプロイ:本番環境への適用
CI/CDではこれら各フェーズを自動化する => 自動化した一連のプロセスをCI/CDパイプラインと呼 ぶ ソース ビルド テスト デプロイ
11 2. CodeBuildとは
12 AWS Codeシリーズとは AWSにおいて、アプリケーションのリリースプロセスを担うサービス 本日の主役
13 AWS Codeシリーズとは 脇役たちの紹介 プライベートなGitリポジトリ AWSリソースへのアプリケーション をデプロイする 他のCodeシリーズを連携させて、 CI/CDパイプラインを構成する
14 CodeBuildとは CodeBuildを一言で表すと、、、 サーバレスな何でも屋さん
15 CodeBuildで何ができるの? • パイプラインにおいてコマンド、プログラムを実行することができる。 • 実行による成果物を後続処理(主にデプロイ)に利用できるようにする。
16 CodeシリーズによるCI/CDパイプラインの構成イメージ 1. CodeCommitレポジトリの発火対象ブランチに変更が加わる 2. CodeBuildにてソースコードのビルドを行う(場合によってはテストを実行する) 3. ビルドされた成果物をCodeDeployにて対象(EC2やECS)にデプロイする ビルド、テスト =
コマンド、プログラムの実行
17 CodeBuildの要素 CodeBuild ビルドプロジェクト ビルド ビルド ビルド • ビルドプロジェクト =
ビルド内の処理を定義した金型 • ビルド = ビルドプロジェクトを元に実行されるビルド処理そのもの
18 サーバレスなビルド環境 • ビルドの実行ごとにコンテナが起動しビルド環境を構築する • コンテナのオペレーティングシステムやプログラミング言語ランタイムは指定可能 • 自前のDockerイメージも利用可能 ビルド環境となるコンピューティングリソースを管理する必要な し
19 アーティファクト • パイプライン内の処理にて利用されるファイル群 • アーティファクトはアーティファクトストア(S3バケット)にて保存される
20 アーティファクトストア アーティファクトストア パイプラインの各処理にてファイルを受け渡すためにアーティファクトストアが利用される
21 ビルドスペックファイル • ビルドの内容を記述したyaml形式のファイル • 各ビルドフェーズにて実行するコマンド、プログラムを定義する • 必須ではないが、特別な理由がない限りは利用するべき
22 buildspec.yml version: 0.2 env: variables: ENV: "prd" phases: install:
runtime-versions: java: corretto11 pre_build: commands: - echo Nothing to do in the pre_build phase… build: commands: - echo Build started on `date` - mvn install post_build: commands: - echo Build completed on `date` artifacts: files: - target/messageUtil-1.0.jar [version] buildspecのバージョン。 0.2以外を選択するケースはない。 [env] ビルド環境で利用する環境変数。 パラメータストアやシークレット マネージャーとの連携も可能。 [phase] ビルド内の各フェーズごとの処理 内容などを定義。 runtime-versionsを定義することで 、ビルド環境の言語ランタイム 指定することが可能。 commandsにコマンドを定義する。 [artifacts] アーティファクトストアに出力す るファイル。後続処理にて利用す るものを指定する。
23 その他機能 VPC内ビルド環境 ビルド環境コンテナをVPC内にて起動することにより、ビルド環境からVPC内のリ ソースへのアクセスが可能。テストなどにてRDSなどを利用することができる。 ビルド環境へのログイン Session Managerによりビルド環境コンテナにログインすることができる。トラブル シュート時に重宝。 バッチビルド
複数のビルドの処理を並列で同時に実行させたりすることができる。 テストレポート ビルドにて実行したテスト結果をレポート形式としてグラフなどの形式で出力するこ とができる。対応しているフォーマットにしたがっていれば利用可能。 ビルドバッジ ビルドステータスを表す埋め込み可能なイメージ。ビルドバッジURLとしてreadme などに埋め込むことで利用できる。 ビルド結果の通知 SNSやChatbotにビルド結果を通知する。これによりビルドが完了したタイミングで Slackやメールを受信することができる。
24 3. 実際にCodeBuildを使ってみる
25 実際に使ってみる ステップ① : ビルド内でコマンドを実行する ステップ② : CodeCommit/CodePipelineと連携させる ステップ③ :
アーティファクトを受け渡す ステップ④ : ビルド環境にログインする ステップ⑤ : Pythonプログラムを実行して、テストレポートを出力する ステップ⑥ : ビルドバッジを利用する
26 ステップ① ビルド内でコマンドを実行する
27 ステップ② CodePipeline/CodeCommitと連携させる
28 ステップ③ アーティファクトを受け渡す
29 ステップ④ ビルド環境にログインする
30 ステップ⑤ Pythonプログラムを実行して、テストレポートを出力する
31 ステップ⑥ ビルドバッジを利用する