Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
量子ビットを見てみよう
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
ito-koichi
September 20, 2025
Programming
0
9
量子ビットを見てみよう
2025/9/20 三浦半島.rb #4 LT
ito-koichi
September 20, 2025
Tweet
Share
More Decks by ito-koichi
See All by ito-koichi
量子コンピュータはどのように計算するのか
itokoichi01
0
12
RubyKaigiに参加したら何かやりたくなった
itokoichi01
0
33
はじめてみよう量子プログラミング
itokoichi01
0
660
Other Decks in Programming
See All in Programming
AI巻き込み型コードレビューのススメ
nealle
2
1.3k
dchart: charts from deck markup
ajstarks
3
1k
humanlayerのブログから学ぶ、良いCLAUDE.mdの書き方
tsukamoto1783
0
200
Rust 製のコードエディタ “Zed” を使ってみた
nearme_tech
PRO
0
210
AI Schema Enrichment for your Oracle AI Database
thatjeffsmith
0
330
AIエージェント、”どう作るか”で差は出るか? / AI Agents: Does the "How" Make a Difference?
rkaga
4
2k
例外処理とどう使い分ける?Result型を使ったエラー設計 #burikaigi
kajitack
16
6.1k
KIKI_MBSD Cybersecurity Challenges 2025
ikema
0
1.3k
要求定義・仕様記述・設計・検証の手引き - 理論から学ぶ明確で統一された成果物定義
orgachem
PRO
1
220
AIで開発はどれくらい加速したのか?AIエージェントによるコード生成を、現場の評価と研究開発の評価の両面からdeep diveしてみる
daisuketakeda
1
2.5k
ぼくの開発環境2026
yuzneri
0
240
React Native × React Router v7 API通信の共通化で考えるべきこと
suguruooki
0
100
Featured
See All Featured
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
330
40k
Odyssey Design
rkendrick25
PRO
1
500
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4.2k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
27k
Kristin Tynski - Automating Marketing Tasks With AI
techseoconnect
PRO
0
150
Music & Morning Musume
bryan
47
7.1k
16th Malabo Montpellier Forum Presentation
akademiya2063
PRO
0
52
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
130k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
Designing for Timeless Needs
cassininazir
0
130
技術選定の審美眼(2025年版) / Understanding the Spiral of Technologies 2025 edition
twada
PRO
117
110k
Transcript
量子ビットを見てみよう 2025/9/20 三浦半島.rb #4 ito-koichi
量子ビットのうわさ... 量子ビットは 「0でもあり1でもある」 らしい 2つの量子ビットがもつ れになると「一方を測定 すると、離れているもう 一方の状態も決まる」ら しい 量子テレポーテー
ションでテレポート できるらしい 0と1を同時に持て るらしい
なんとなく 怪しい...
いや、絶対 数式を見た方が わかりやすいだろ!
というわけで 量子ビットを 見てみよう 数式で
最初に古典ビット。古典ビットは値 古典ビット(※)は「値」。値を直接知ることができる ※「古典」は古いという意味はなく、「量子」と区別するために出てきた言葉。スマートフォンができたので、その 前の携帯電話はフィーチャーフォンと呼ばれるようになった感じ。 古典の世界 0 値を知ること ができる “0だね”
量子ビットは状態 量子ビットは「状態」。ただし状態を直接知ることはできない 量子の世界 どんな状態なのか直接知ることはで きない (「理論では今はこういう状態のは ず」という計算はできる。でも状態を 直接知るすべが無いので、本当にそ うなのかはわからない) ?
量子ビットを測定すると古典ビットが得られる 量子ビットは「状態」。測定結果の古典ビットは値を知ることができる 量子の世界 ? 古典の世界 0 測定すると古典ビッ トが得られる 1 値を知ること
ができる “0だね”
量子ビットの数式 量子ビットの「状態」を表す数式 量子の世界 |ѱ> |ѱ> = α|0> + β|1> 読み方:プサイ
ケット イコール アルファ ゼロ ケット プラス ベータ イチ ケット |ѱ>を測定すると古典ビット 0, 1のいずれかが得られ る。得られる確率は - |α|^2 の確率で 0 - |β|^2 の確率で 1 上記より、|α|^2 + |β|^2 = 1というルールがある 逆に、多数測定した 結果の0, 1分布から α, βを推定できる
具体例 |ѱ> = α|0> + β|1> - α = 1,
β = 0 |ѱ> = 1|0> + 0|1> = |0> → 測定すると必ず0が得られる - α = 0, β = 1 |ѱ> = 0|0> + 1|1> = |1> → 測定すると必ず1が得られる
さらに具体例 |ѱ> = α|0> + β|1> |α|^2 + |β|^2 =
1というルールを守ればいいので、 α, βの組み合わせは色々ある - α = 1/√2, β = 1/√2 |ѱ> = 1/√2|0> + 1/√2|1> - |1/√2|^2 = 1/2なので、測定すると - 確率1/2で0が、また確率1/2で1が得られる このように、α, βの両方が0でない状態を「重ね合わせ状態」という
うわさにつっこみ - 量子ビットは「0でもあり1でもある」らしい - 0と1を同時に持てるらしい - 正確には「重ね合わせ状態を測定すると、0または1が得られる」 - 0, 1は測定した結果であり、量子ビットそのものではない
- 量子ビットはα, βによって決定した「一意の重ね合わせ状態」 量子の世界 |ѱ> 古典の世界 0 測定 1 |ѱ> = α|0> + β|1> 数式の方が正確に 表現できるので、数 式を見よう! (オタクなので、正 確な表現をしろ!と 言いたい) 得る確率は |α|^2 得る確率は |β|^2
自己紹介 名前: ito-koichi (伊藤公一) X:@itokoichi01X: 言語:Kotlin (サーバーサイド) Typescript (フロントエンド) Ruby (趣味)
参加コミュニティ:Asakusa.rb、千住.dev、PicoPicoRuby 趣味で量子コンピュータを勉強してます