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ECS on FargateへのSeekable OCI導入レポート

iwamot
March 07, 2024

ECS on FargateへのSeekable OCI導入レポート

2024-03-07
JAWS-UG コンテナ支部 #26 新春大LT祭り
https://jawsug-container.connpass.com/event/307354/

iwamot

March 07, 2024
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Transcript

  1. 2023-12:アプリAに導入 → 18%の起動高速化 環境 導入前 導入後 改善率 prod-app-a 71秒 58秒

    18% SOCI Index BuilderスタックをTerraformで作成/更新できるように整備 ここまでの話は https://tech.enechange.co.jp/entry/2023/12/06/170306 で紹介 書いていなかったこと CTO室で運用している社内システムのため進めやすかった 起動時間はバラつきがあるので、あくまで目安
  2. 2024-01:アプリB/Cに導入 → 40~42%の起動高速化 サービス 導入前 導入後 改善率 prod-app-b 92秒 53秒

    42% prod-app-c 136秒 82秒 40% 事業部に提案して導入 イメージ軽量化も実施(例:ベースイメージをrubyからruby:slimに変更) prod-app-b:57%の軽量化 prod-app-c:30%の軽量化
  3. 導入に際し、イメージタグを調整 環境 調整前 調整後 production 1.0.0 prod-1.0.0 staging stg-1.0.0 stg-1.0.0(そのまま)

    SOCI Index Builderで対象が絞りやすくなる(例: app-b:prod-*,app-b:stg-* ) 「環境ごとにイメージ必要?」という疑問はなくもない
  4. まとめ 2023-11:ECS on FargateでSOCIの利用が現実的に 2023-12:アプリAに導入 → 18%の起動高速化 2024-01:アプリB/Cに導入 → 40~42%の起動高速化(イメージ軽量化も実施)

    導入に際し、イメージタグを調整 ENECHANGEでは、無条件で導入することに 2024-02:新規構築のアプリDに導入 導入に際し、社内Terraformモジュールを調整 2024-03:新規構築のアプリEに導入 全アプリへの導入を進める予定