Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
量子の可能性
Search
Jin
May 06, 2022
Technology
150
0
Share
量子の可能性
量子コンピュータとはどういう仕組みなのか...
現状を変える新しい計算法、そのシステムを簡単に解説
世界の最新をいく、そんなコンピュータの究極版である
Jin
May 06, 2022
More Decks by Jin
See All by Jin
電子工作 カタログ集 '26
jinjin33333
2
49
電子工作レシピ集 〜'25前半の部〜
jinjin33333
0
37
ロケットから脳細胞に至るまで
jinjin33333
0
85
クラフトオーディオ、はじめてみた
jinjin33333
0
260
好きなことに狂うということ
jinjin33333
1
80
IoTでくらしを便利に!
jinjin33333
0
210
大開発時代
jinjin33333
0
100
Turtle🐢Pico Development
jinjin33333
0
650
TechRingにかける想い
jinjin33333
1
280
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI駆動開発で生産性を追いかけたら、行き着いたのは品質とシフトレフトだった
littlehands
0
470
色を視る
yuzneri
0
330
Building a Study Buddy AI Agent from Scratch: From Passive Chatbots to Autonomous Systems
itchimonji
0
150
毎日の作業を Claude Code 経由にしたら、 ノウハウがコードになった
kossykinto
1
1.2k
The 7 pitfalls of AI
ufried
0
200
[Scram Fest Niigata2026]Quality as Code〜AIにQAの思考を再現させる試み〜
masamiyajiri
1
300
AIと乗り切った1,500ページ超のヘルプサイト基盤刷新とさらにその先の話
mugi_uno
2
330
Purview Endpoint DLP 動かしてみた
kozakigh
0
220
AI時代に越境し、 組織を変えるQAスキルの正体 / QA Skills for Transforming an Organization
mii3king
5
4.2k
なぜ、私がCommunity Builderに?〜活動期間1か月半でも選出されたワケ〜
yama3133
0
120
もっとコンテンツをよく構造化して理解したいので、LLM 時代こそ Taxonomy の設計品質に目を向けたい〜!
morinota
0
230
生成AIはソフトウェア開発の革命か、ソフトウェア工学の宿題再提出なのか -ソフトウェア品質特性の追加提案-
kyonmm
PRO
2
870
Featured
See All Featured
Designing for Performance
lara
611
70k
世界の人気アプリ100個を分析して見えたペイウォール設計の心得
akihiro_kokubo
PRO
70
39k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
46
8.1k
Visual Storytelling: How to be a Superhuman Communicator
reverentgeek
2
530
Un-Boring Meetings
codingconduct
0
280
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
96
14k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.8k
How to optimise 3,500 product descriptions for ecommerce in one day using ChatGPT
katarinadahlin
PRO
1
3.6k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.4k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
360
30k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
122
21k
From π to Pie charts
rasagy
0
180
Transcript
量子の可能性 ~量子コンピュータはどう発展するのか~
自己紹介 • 奈良高専3年電気工学科のJin • 電子工作サイト“Jin Production”の運営者 • 部活は所属無し • ハードウェアとソフトウェア両方のつよつよになりたいマン
量子って、ナンだ? ~分かりそうで分からない量子の性質~
重ね合わせ • 不確定性原理の例 “シュレディンガーの猫” 猫を入れた箱の中に放射性物質が自然崩壊すると毒ガスを放出する装置を入れる (50%の確率で猫が死ぬ) 観測するまで猫の生死は分からない 死んでる状態と生きている状態が共存している…
重ね合わせ • 量子では? 量子(例えば電子)は回転している どっち向きに? 観測するまで分からない =重ね合わせで表現している
量子もつれ • 量子は紐のようにもつれている 量子的にもつれている2つの粒子 地球とはるか離れた月にそれぞれおくと… 地球側のスピンを観測すると、月側のスピンが瞬時に決定する! この性質=量子もつれ
なぜ量子コンピュータなのか ~古典コンピュータの限界~
ムーアの限界 • ムーアの法則・・・インテル創始者ムーアが提唱した経験則 集積率はどんどん増えてきたが、 そろそろ限界が・・・
ノイマンの限界 • ノイマンコンピュータ コンピュータの五大装置から構成されたコンピュータ 現在のほぼすべてのコンピュータ 五大装置で補えない量の処理が増えてくると・・・
非ノイマンの誕生 • 非ノイマンコンピュータ 特定の処理に特化した新しい構造のコンピュータ GPUやTPU、そしてQPU(量子コンピュータ)も!?
データベースの限界 • リレーショナルデータベース 膨大なデータ処理にはかなりの時間がかかる 新たなデータベースやアルゴリズムが必要!!
量子コンピュータ ~最適な計算方法~
確率で計算 量子コンピュータは確立によって計算している どうやって? 重ね合わせ状態の量子を用意し、もつれを利用して高速に計算 量子ゲート方式と呼ぶ
乱数発生器 の例
いろいろなアルゴリズム • グローバーのアルゴリズム ⇒データの検索等 • ショーアのアルゴリズム ⇒素因数分解等 • 誤り訂正 ⇒NISQのノイズ低減
量子の可能性は? ~今後の発展~
量子テレポーテーション • 量子テレポーテーションって? 量子もつれを用いた高速の情報伝達手段 送信側と受信側、そして媒介する3量子ビットを用意 送信側か観測し、受信側へ媒介量子ビットを通じて情報を送信
人工知能との組み合わせ • 今年のハッカソンでは・・・ 木更津高専生が組み合わせ最適化問題を量子アニーリングで応用 深層学習を速く正確に行うことが もはやAIに量子コンピュータは必要不可欠!?
他にも・・・ • 量子暗号鍵 覗かれるたびに変わる暗号鍵 = 解読不能 • データベースの応用 ショーアのアルゴリズムを利用 アルゴリズム次第で多岐に応用できる
さいごに • 量子には不思議な性質がある • 量子コンピュータは単純な計算ではなく、確率で計算 • アルゴリズム次第で様々な応用ができる • 古典コンピュータを補う形で発展していく
参考文献 シュレディンガーの猫: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%8 3%BC%E3%81%AE%E7%8C%AB スピン:https://www.netone.co.jp/knowledge-center/blog-column/knowledge_takumi_229/ もつれ:https://www.riken.jp/press/2020/20200908_2/index.html ムーアの法則:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 ノイマン: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%8 3%8E%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%B3
RTX3090:https://www.ask-corp.jp/products/zotac/nvidia-graphicsboard/geforce-rtx3090/zotac-gaming-geforce-rtx-3090-trinity.html コッド:https://geeks-world.imtqy.com/articles/J158755/index.html グローバーの図:https://qiskit.org/textbook/ja/ch-algorithms/grover.html テレポーテーション:https://qiskit.org/textbook/ja/ch-algorithms/teleportation.html 量子暗号鍵の図:https://www.tdk.com/ja/tech-mag/knowledge/071
ご清聴ありがとうございました。