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「最後に責任を取るのはチーム」— 人間のPRレビューを最小化してアップデートしたメンタルモデル

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「最後に責任を取るのはチーム」— 人間のPRレビューを最小化してアップデートしたメンタルモデル

こちらは2026/7/15開催イベント「レビュー、どこまでAIに任せられる? — AIコードレビューツールの選択肢と実践」の登壇資料です。
https://findy-tools.connpass.com/event/399116/

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Jotaro Nishime

July 15, 2026

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Transcript

  1. © Dress Code Inc . 2 本日の流れ 1 プロダクト・組織紹介 どんな体制で開発しているか

    2 Greptile 導入に至るまで 導入前の状況・背景・選定理由 3 導入後の運用と効果 運用の工夫と、数値で見た変化 4 変わったメンタルモデル Approveと責任を、どう捉え直したか 5 まとめ・宣伝 持ち帰りと、採用のご案内
  2. CONFIDENTIAL | © Dress Code Inc . All rights reserved.

    14.1億円  資金調達を実施 Pre Seed&Seed Round 250+社 が利用中  Number of companies Number of countries 5カ国 で事業を展開  Dress Code 会社概要 Company Name / 会社名 Dress Code 株式会社 2024年9月 正式創業:2025年4月 47名 東京都中央区築地2-1-4 銀座PREX East 8F CEO / 代表取締役 Date of establishment / 設立年月 Location / 所在地 江尻 祐樹 Member / メンバー数 4
  3. CONFIDENTIAL | © Dress Code Inc . All rights reserved.

    経営陣:CEO PdM・デザイナー: 7名 エンジニア: 16名 セールス: 8名 CS:9名 マーケティング: 3名 コーポレート: 4名 創業チーム構成/Founding Members Members 47名 Product & Technology Customer & Business Corporate & Administration Board Member 4名 20名 23名 1名 ・エンタープライズソフトウェア事業のグロース ・複数事業・プロダクトのポートフォリオマネジメント ・ビジネス・エンジニアリング・コーポレートの横断 ・Day1から各ファンクションに必要となるリード人材が参画 Key capability チーム ※役員・従業員 2026年7月 5
  4. CONFIDENTIAL Copyright © DressCode Inc. All rights reserved. HR Force

    RCT Force GA Force PJ Force Platform Capabilities CG Force IT Force ※Recruiting ※General Affairs ※Project ※Corporate Governance 5 other Products IT オペレーションコア Marketplace People Graph + CoreDBs DRESS CODE Workforceシリーズ全体像 Product/Solution Compound Startup Theory ソフトウェア デバイス ID アクセス ライセンス ストレージ & ファイルズ ネットワーク メンバー 組織 組織改編 労務コア 業務契約者コア 勤怠 給与計算 公的ID ATS 入社前事前調査 面談管理 リファラル推進管理 役職&職務内容 オファーレター&サイン 選考ステップ最適化 タレントプール 拠点 備品&消耗品 車両 ファシリティ 安否確認 郵便 社内イベント GA オペレーションコア プロジェクト 予算 リソース スケジュール マンパワー&ワークロード プライバシー リスク & インシデント コンプライアンス 監査 ベンダー プロビジョニング&スケジューラ 通知&回答 ユーザーアカウント&認証 ライセンス&利用権 分析&レポート ワークフロー&自動化 ルール&ポリシー 権限&役割 ビジネス オペレーション エンジン UI/UX デザインシステム データコネクター エンタープライズ AI オペレーター 自動マッピング取込
  5. © Dress Code Inc . 8 Backend は DDD ×

    CQRS の土台が整っている モジュラモノリス × DDD/CQRS のレイヤー設計が土台。 構成 モジュラモノリス ドメインごとにモジュール分割。 境界が明確で、変更の影響範囲を閉じ込めやすい。 レイヤー DDD × CQRS Command / Query と責務を分離。 Entity / Handler 等の責務が明確で、テストも書きや すい。 ドメイン固有の課題は数あれど、責務と境界は明確でAIレビューの効果が出やすい状況だった
  6. © Dress Code Inc . 9 02 Greptile 導入に至るまで 結論は

    Greptile × Claude Code の併用。まずはそこに至る背景から。
  7. © Dress Code Inc . 10 導入前のレビュー体制(2026/03) AIレビューは Gemini Code

    Assist を導入済みだったが、差分中心で全量は見切れない。 そこで レビュー観点を ADR で揃える など、運用側でカバーしていた。 01 AIが自動レビュー Gemini Code Assist PR作成時に自動でレビュー。まず指 摘を対応する。 02 人間レビューを依頼 チーム内レビュー Gemini対応後にチーム内へ。領域横 断時は他チームも任意で追加。 03 観点を揃えて確認 ADR でレビュー観点 擦り合わせた観点に沿って人間がレ ビューする。 リリース 2週間ごと BE/FE migration 30件/ 1リリース 差分は毎回数十万行。
  8. © Dress Code Inc . 11 レビュー負荷が、上位に集中していた PR 月330件 ピーク時は

    約400件/月 上位3名に集中 レビューの 40〜56%を担当 テックリード 1日あたり約2時間 レビュー 防御的投資 偏りと負担を減らす 対策を検討 設計・実装の効率が上がり人もコードも増える中で、レビューの偏りが顕在化した。
  9. © Dress Code Inc . 12 なぜ、自前運用から専用ツールへ Gemini + ADR

    で観点は揃えていた。それでも自前運用には限界があった。 自前運用の限界 属人化と不公平 観点のメンテが属人化。 ドメイン横断の整合性も見切れない。 個人のAIレビューは各自の Cursor 枠($400/月) を食い合い、公平性を欠いた。 + 専用ツールで 同じ土俵に 全員が同じ基準で AI セルフレビュー。 コードベース全体の文脈で整合性も確認。 “第一関門” を全員が必ず通すことで レビュアーの偏りも解消したい。 “各自バラバラ” から “全員が同じAIレビューを通す” 文化へ。レビュー負担も均一に。
  10. © Dress Code Inc . 13 選定:普段使い Greptile × 重めは

    Claude Code 計4ツールを比較し、2つの併用に決めた。 普段使い Greptile コードベースをグラフ化して理解 ($30/seat・50review込み) 決め手 = 致命バグ・整合性の検出率と外部Doc連携 + 重めのタスク Claude Code 複数エージェントが並列で深く検証 ($25/seat+$15〜25/review) 使いどころ = 新機能など重要度の高いPR CodeRabbit・Qodo も比較。自社の開発サイクルに合わせてこの2つを選定。
  11. © Dress Code Inc . 14 AIレビューツールおすすめに判断軸はこの3つ PR 量 多いほど効く

    (弊社は月300件~) コードベース の複雑さ モノレポ+多Repoで 整合性が重い 内製力 観点を人手で維持 し続けられるか 前提条件 メンバーの信頼と テスト/設計の土台 3つが重なるほど専用ツールが効く。 前提が弱くても “それを作るチーム” を組めば取り入れられる。 小規模・単純なら汎用AI/自前Skillsで足りることも。
  12. © Dress Code Inc . 16 運用:PR作成の“第一関門”になる PR作成時に、対象PRを自動レビュー。まず Greptile の指摘を対応してから、人間レビューへ。

    仕組み 自動レビュー&設定 PR起票者を設定して自動実行。 .greptile/config.json 等で最小限のルール。 指示は「日本語で」のみ。 体験 サマリー+5段階評価 マージ可否を5段階で推奨。 4/5・5/5 になるまで再レビュー。 結果、セルフレビューも入念に。 AIフレンドリーな構造ほど精度が上がる。まず第一関門を通すのが日常の体験に。
  13. © Dress Code Inc . 17 コスト:使用量を監視 課金の落とし穴 従量課金 50

    review/seat/月まで定額、超過は $1/review。上限もアラートも無い。 対策 間接計測 GitHub のイベント経由で Bot のレビュー数 を計測し、Datadog で監視・通知。 超過課金を防ぐ仕組みの詳細は Zenn「Greptileの使用量をDatadogから監視」を参照。
  14. © Dress Code Inc . 18 導入後の効果①:リリースの Output 量 レビューが詰まらなくなり、2週間ごとのリリース差分が大きく増えた。

    Before BE 約1,800 ファイル おおよそ 8〜10万行 の追加/リリース。 (FE も約600ファイル) After BE 約3,500 ファイル おおよそ 20〜38万行 の追加/リリースへ。 (FE も約1,600へ) 案件・成長の差はあるが、 Output 量は明確に増加した。
  15. © Dress Code Inc . 19 導入後の効果②:レビュアーの偏り解消 上位レビュアーへの集中が、数値で見て緩和された。 Before 上位3名に集中

    BE 約40%・FE 約38% を上位3名が担当。 After 集中が緩和 BE 約23%・FE 約27% に低下。 最多レビュアーは greptile-bot に。 Bot が最多に BE 約36%・FE 約29%。 個人トップの負担も BE 18%→9%・FE 15%→10%へ減少。
  16. © Dress Code Inc . 21 レビューの分担が、変わった これまで 人が =

    全部見る テスト観点もロジックも、人間が確認して いた。 Greptile 導入後 AI + 人で分担 テスト観点・ロジック・アルゴリズムはAI に委ね、人はDB定義・ドメイン設計・レイ ヤー設計 に集中できるようになった。
  17. © Dress Code Inc . 22 チームで話し合い、責任の置き方を決めた 出た論点 Approve に、どこまで責任を持たせるか

    「承認したら一緒に責任を負う」 「まず書いた人が説明責任を果たすべき」 コードの大部分を精査せず Approve する 不安を議論した。 出した結論 1 問題が起きたら、承認者でなくても チー ムで見る のが基本スタンス 2 Approve を押すこと自体に 重みを増や す必要はない(相互の技術力・責任感へ の信頼が前提)
  18. © Dress Code Inc . 24 今後の展望:人間レビュー不要の領域を増やす 目標 人間レビュー不要を増やす アルゴリズムや特定ファイルに閉じたロジックは、今もほぼ人

    が見ていない。 そこは仕組みで 人間レビューを外していきたい。 やっていきたいこと 1 Unit / Integration Test を充実させ、テ ストカバレッジ n% を達成 する 2 変更影響がそのファイル内に閉じる場合 は、人間レビュー不要 にする仕組みを 作る
  19. © Dress Code Inc . 25 Tips:公式の“Linus モード”が良い学びだった どんなモード? Linus

    Mode Greptile が4月限定で公開したエイプリル フール企画。Linus 風のきつい口調でレ ビューされる。 何が良かった 温度感 どんなに良いPRでも 容赦なく文句を言われ る。“早く直さなきゃ”という気持ちにさせて くれる。 AIレビューは平坦なのでつい見落とし・見送りがち。 AIレビューを見る人間の認知コストを下げる工夫も大事かも
  20. © Dress Code Inc . 27 まとめ 今日のポイント 普段使い Greptile

    × 重めは Claude Code AIを第一関門に。人はDB・ドメイン・設計へ集中し、負荷の 偏りも数値で解消。 最後に責任を取るのはチーム = Approve を重くせず、問題は チームで見る。 持ち帰り 1 レビュー観点を ADR で揃える 2 AIに委ねる範囲と 人が死守する範囲 を チームで決める
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    技術広報 カンファレンス・コミュニティ・テックブログに力を入れています! 29
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    30 Dress Code Advent Calendar 2026/07 開催中!! Dress Codeのユニークな PdMやエンジニア達が ブログを執筆中です!! 夏バテ予防に刺激を感じて ください!! Coming soon… Coming soon… Coming soon… Coming soon… 2026年7月
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    カンファレンス&イベントにも登壇中!! 7/22~23開催 AI DevEx Conference 2026 22日10時50分〜 RoomC プロダクトエンジニアの河村が登壇! 7/24~25開催 大吉祥寺.pm 25日14時10分〜 プロダクトエンジニアの櫻井が登壇! 8/1開催 【非公式】きのこカンファレンス 2026 in 関西 14時50分〜 プロダクトエンジニアの山口が登壇! 8/25開催 ProductZine Day 2026 14時40分〜 プロダクトマネージャー/プロダクトデザイナーの馬場が登壇!