Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
早くやるとは何か?
Search
Kensuke Yasuma
December 01, 2024
Technology
0
27
早くやるとは何か?
ウォンテッドリーにおいて、早くやるとは何かを弊社のバリューを交えてご説明いたします。
ウォンテッドリー株式会社 執行役員CTO 安間健介
Kensuke Yasuma
December 01, 2024
Tweet
Share
More Decks by Kensuke Yasuma
See All by Kensuke Yasuma
Wantedly_ウォンテッドリー_技術選考について.pdf
k8yasuma
0
200
ウォンテッドリーにおける技術広報戦略について
k8yasuma
0
240
Wantedly流 エンジニアの心得 - これであなたもつよつよエンジニア⁉ -
k8yasuma
0
390
Other Decks in Technology
See All in Technology
AWSが好きすぎて、41歳でエンジニアになり、AAIを経由してAWSパートナー企業に入った話
yama3133
2
220
オブザーバビリティが育むシステム理解と好奇心
maruloop
3
1.9k
GTC 2025 : 가속되고 있는 미래
inureyes
PRO
0
140
ラスベガスの歩き方 2025年版(re:Invent 事前勉強会)
junjikoide
0
720
re:Invent 2025の見どころと便利アイテムをご紹介 / Highlights and Useful Items for re:Invent 2025
yuj1osm
0
530
DSPy入門
tomehirata
6
830
Oracle Database@Google Cloud:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
0
410
JAWS UG AI/ML #32 Amazon BedrockモデルのライフサイクルとEOL対応/How Amazon Bedrock Model Lifecycle Works
quiver
1
530
ストレージエンジニアの仕事と、近年の計算機について / 第58回 情報科学若手の会
pfn
PRO
4
930
様々なファイルシステム
sat
PRO
0
280
実践マルチモーダル検索!
shibuiwilliam
2
500
OPENLOGI Company Profile for engineer
hr01
1
46k
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.7k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1.2k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
76
5.1k
BBQ
matthewcrist
89
9.9k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
80
6k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
9
940
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
10
900
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
7k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
303
21k
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
The Invisible Side of Design
smashingmag
302
51k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
186
22k
Transcript
© 2024 Wantedly, Inc. 早くやるとは何か Dec. 1 2024 - Kensuke
Yasuma Wantedly Advent Calendar 2024
© 2024 Wantedly, Inc. Why:なぜ早くやるのか? • 成功の鍵として、時間があります。一定時間を超えてしまうと社会情勢・競合他社の状況から失敗が確 定します。 • 時間の重要性はデータでも裏付けられています。調査によると、製品の市場投入が
6カ月遅れると、そ の製品の収益は平均 33%減少するとされています (*)。一方、競合より早くリリースすれば市場シェアを 増加させる可能性があるとの報告もあります。 • そのため、迅速な対応と意思決定が成功を大きく左右します。 成功できる時間内 成功できない時間内 早くやらない 失敗 失敗 早くやる 成功 失敗 (*) https://hbr.org/1991/01/the-return-map-tracking-product-teams
© 2024 Wantedly, Inc. What:正しい「早くやる」の要素 • 素早く着手: ◦ 仕事を先延ばしにせず、迅速に取り組む。 •
スコープを明確化 ◦ 過剰な範囲を避け、最小限の必要性を定義する。 • 誤解を低減 ◦ 「早くやる」≠「工程を飛ばす」 • 高速なフィードバックサイクル ◦ 結果を早期に確認し、改善を繰り返す。 • コミット ◦ 各タスクに責任を持ち、真剣に取り組む。
© 2024 Wantedly, Inc. What:開発における早くやるとは? • Wantedly Valueから早くやるを考えていきます。 すべてはユーザーのために とにかく速く動く
議論より先に、まずやってみる 完璧よりは完成 複雑にせず、リーンにやる 個人のパフォーマンスより、チームのパフォーマンス
© 2024 Wantedly, Inc. User Obsession 「仕事の正しいゴールを決めること」 • 目指すべきゴールはあっているか? •
ユーザのためになっているか? 登るべき山か?
© 2024 Wantedly, Inc. Move Fast 「仕事を素早く着手すること」 • 向かう方向がわかったら、とにかく早く動きます。 •
方向があっていれば、ゴールに近づくことができます。
© 2024 Wantedly, Inc. Move Fast 「仕事を正しい手順ですること」 • ゴールまでの道筋が見えていますか? 要件定義
要求定義 設計 実装 テスト
© 2024 Wantedly, Inc. Move Fast 要件定義 要求定義 基本設計 詳細設計
開発 / 実装 総合テスト ユーザテスト 結合テスト 単体テスト 「仕事を正しい手順ですること」 • 「早くやる」≠「工程を飛ばす」
© 2024 Wantedly, Inc. Move Fast • 設計、テスト、レビューなどの全工程を効率的に進めることが重要です。 要件定義 要求定義
基本設計 詳細設計 開発 / 実装 総合テスト ユーザテスト 結合テスト 単体テスト 仕様通りに動 作するか?
© 2024 Wantedly, Inc. Move Fast • 設計、テスト、レビューなどの全工程を効率的に進めることが重要です。 要件定義 要求定義
基本設計 詳細設計 開発 / 実装 総合テスト ユーザテスト 結合テスト 単体テスト 効果・価値が あるか?
© 2024 Wantedly, Inc. Less is More 「仕事のスコープを決めること」 • 本当に必要な機能だけに限定して、素早くゴールを目指します。
要件定義 要求定義 基本設計 詳細設計 開発 / 実装 総合テスト ユーザテスト 結合テスト 単体テスト A B C D
© 2024 Wantedly, Inc. Code Wins Arguments 「叩き台を作って進めること」 • 議論を延々とするよりも、動くもの・叩き台を作ってみることが大切です。
• ファーストペンギンになった人を賞賛しましょう。 要件定義 要求定義 基本設計 詳細設計 開発 / 実装 総合テスト ユーザテスト 結合テスト 単体テスト
© 2024 Wantedly, Inc. Get Things Done 「フィードバックサイクルを高速に回すこと」 • 完璧ではなく完成を目指します。
• フィードバックループを回し、ステークホルダとの期待値・方向性を調整します。 要件定義 要求定義 基本設計 詳細設計 開発 / 実装 総合テスト ユーザテスト 結合テスト 単体テスト
© 2024 Wantedly, Inc. Get Things Done • ステークホルダからフィードバックをもらって、方向性を合わせて完成から完璧まで持っていきます。 要件定義
要求定義 基本設計 詳細設計 開発 / 実装 総合テスト ユーザテスト 結合テスト 単体テスト
© 2024 Wantedly, Inc. One Team 「コミットすること」 • コミットメント: チームで目標を共有し、結果に責任を持つ。
◦ 二人三脚みたいなもので全員が息を合わせて進まなければなりません。 ◦ 周りの人と一緒に、自分も頑張る。 • 全力で達成: 自分で取り組むだけでなく、助けを求めることも重要。 ◦ 一人でやり切るだけが仕事ではありません。 負けたくない カッコつけたい ヘルプ!
© 2024 Wantedly, Inc. One Team 「コミットすること」 • 「いつまでに」「誰が」「何をするか」を決めます。 •
1つ1つのタスクにコミットして、自らいつまでにやると宣言します。 私がタスクAを2時 間でやります。
© 2024 Wantedly, Inc. Overtake : 過去の⾃分やチームを超える101%ルール 「過去の自分・チームを超えること」 • 過去の自分やチームを超えることを目指し、常に成長を意識します。「101%の出力」を毎日追求し、小さな進歩を積み重ねる
ことで確実な成果を得ます。たとえ「3歩進んで2歩下がる」過程であっても、進み続けることが大切です。この積み重ねによ り、1年後には出力が150%に達する成長を実現します。 • 継続的な改善と挑戦を通じて、着実な成果を手に入れましょう。
© 2024 Wantedly, Inc. Overtake : 競合も努⼒している 「過去の自分・チームを超えること」 • 競合も常に努力を続けています。その中で差をつけるには、「さらに頑張る」「効率的に頑張る」「継続して頑張る」のいずれか、
またはそれらを組み合わせた戦略が必要です。一方で、努力を止めてしまえば、競合に追い抜かれるのは時間の問題です。止 まらず、進化し続ける姿勢が、競争の中でリードするための唯一の方法です。 ⽌まっている⼈たち 競合
© 2024 Wantedly, Inc. まとめ • Wantedly Valueに関連付けて、「開発における早くやる」をお話しさせていただきました。 • 「開発における早くやる」をまとめると以下のことになります。
◦ 「仕事の正しいゴールを決めること」 ◦ 「仕事を素早く着⼿すること」 ◦ 「仕事を正しい⼿順ですること」 ◦ 「仕事のスコープを決めること」 ◦ 「叩き台を作って進めること」 ◦ 「フィードバックサイクルを⾼速に回すこと」 ◦ 「コミットすること」 ◦ 「過去の⾃分‧チームを超えること」 • 私たちウォンテッドリーの開発チームは、このような思いを持ちながら、皆さんにサービスを届 けていきたいと考えています。