本質論なんだけど、中上級者が意外と見落としがちな3つのテーマについて話しました。
- Metrics設定の極意 - 数値の伸ばし方の極意 - 強いチームのつくりかた
ˇTips For Product Growth Freaks中上級者向けのグロースガイド
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PAGE 2梶⾕ 健⼈MESON, inc. CEO株式会社MESONの代表.「いちばんやさしいグロースハックの教本」(Amazonのマーケティング・セールス⼀般カテゴリ1位)の著者.⼥性向けファッションサービスiQONのGrowthを担当した後,インド・アメリカにて現地スタートアップのサービスデザインとグロースハックに従事. 世界⼀周後帰国し、AR時代のユースケースとUX開発を⾏うMESONを創業.
PAGE 3/And much more...
PAGE 4ARPORTAL AR CITYARARAWE AWARD FINALIST AWE AWARD FINALISTUNITY DEVELOPMENT CASE 2019
PAGE 5TODAY'S TOPIC
PAGE 6普段よく話すテーマ
PAGE 7ӡӦͷํ
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PAGE 9༏लͳਓ͕͘Δͱࢥ͏ͷͰɺ্ڃऀ͚υʔϯʂͳײ͡Ͱ͓ئ͍͠·͢ʂʢ্ڃऀ͚υʔϯ…ʣྃղͰ͢ʂӡӦͷํ
PAGE 10なので、今⽇は上級者向けドーン!な感じでやります
PAGE 11普段よく話すテーマ
PAGE 12グロースの基本やロードマップ・プロセスの解説はすっ⾶ばす
PAGE 13本質論なんだけど、中上級者が意外と⾒落としがちな3つのテーマについて話す
PAGE 1402Metrics01 03
PAGE 1502Metrics01 03これらを全て5分ずつで話す
PAGE 1620分枠なのに気合いれすぎてスライドが100枚超えちゃいました笑早⼝めに話しますが資料は後ほどアップロードするのでゆったり聞いて下さい。公開時にTweetするのでよければフォローを。@kajikent
PAGE 17グロースの基本を知りたい⼈は「note グロースハック」で検索
PAGE 18MetricsMETRICS
PAGE 19METRICSMetrics = 指標METRICS RETENTION TEAMKGIKPIKPI KPIMetricsIMPROVE
PAGE 20METRICSMETRICS RETENTION TEAMMetrics選定は、グロースのセンスを問われる実は⾮常に奥が深いテーマIMPROVE
PAGE 21METRICSMETRICS RETENTION TEAMグロースに携わっていたら、⼀度は聞いたことがあるであろうつぎの⾔葉。IMPROVE
PAGE 22North Star MetricMETRICS RETENTION TEAMNorth Star Metricをさがせ。IMPROVE
PAGE 23North Star MetricMETRICS RETENTION TEAMNorth Star Metric= それさえ追っていけば、プロダクトが本質的に成⻑する1つの指標IMPROVE
PAGE 24North Star MetricMETRICS RETENTION TEAMIMPROVE
PAGE 25METRICSMETRICS RETENTION TEAM概念⾃体はよく知られているが、実務で活⽤できている企業はほとんどない。IMPROVE
PAGE 26METRICSMETRICS RETENTION TEAMなので、このパートでNorth Star Metricsの選び⽅と活⽤⽅法を話します。IMPROVE
PAGE 27METRICSMETRICS RETENTION TEAMNorth Star Metricはなぜ必要か?IMPROVE
PAGE 28METRICSMETRICS RETENTION TEAMKGIとKPIの橋渡しとして必要IMPROVE
PAGE 29METRICSMETRICS RETENTION TEAMKPIKPI KPI KPI =上位のMetricsと強い因果を持った先⾏指標(ex. 会員登録突破率、リアクション率)KGI = ビジネスの最終成果を測る結果指標(ex. DAU、売上)KGIIMPROVE
PAGE 30METRICSMETRICS RETENTION TEAMKPIKPI KPI KPI =上位のMetricsと強い因果を持った先⾏指標(ex. 会員登録突破率、リアクション率)KGI = ビジネスの最終成果を測る結果指標(ex. DAU、売上)KGIKGIデカい!! 遠い!!IMPROVE
PAGE 31METRICSMETRICS RETENTION TEAMKPIKPI KPI KPI =上位のMetricsと強い因果を持った先⾏指標(ex. 会員登録突破率、リアクション率)KGI = ビジネスの最終成果を測る結果指標(ex. DAU、売上)KGI広告やPRでKGIごまかせちゃうIMPROVE
PAGE 32METRICS 3KGI = ビジネスの最終成果を測る結果指標(ex. DAU、売上)METRICS RETENTION TEAMNSMKPIKPI KPIKGINSM = ちょうど良いサイズでごまかせない指標(ex. ウィークリー投稿継続率)KPI =上位のMetricsと強い因果を持った先⾏指標(ex. 会員登録突破率、リアクション率)IMPROVE
PAGE 33METRICS 3KGI → ダッシュボードで結果として数値を追うMETRICS RETENTION TEAMNSMKPIKPI KPIKGINSM → グロースチームが直接追うべき⽬標KPI → グロースチームが施策を⾏う対象の数値IMPROVE
PAGE 34METRICSMETRICS RETENTION TEAMでは実際に、North Star Metricをどう選ぶかIMPROVE
PAGEMetricsはビジョンとデータの掛け算で選ぶ35METRICSMETRICS RETENTION TEAM×VISION DATAIMPROVE
PAGEビジョンをMetricsに翻訳し、DATAで裏付けする。36METRICSMETRICS RETENTION TEAMVISION DATAEngagement×IMPROVE
PAGEFacebookの例37METRICSMETRICS RETENTION TEAMVISION DATA×IMPROVE
PAGEFacebookの例38METRICSMETRICS RETENTION TEAM107North Star MetricIMPROVE
PAGE 39METRICSMETRICS RETENTION TEAMNorth Star Metric= プロダクトがビジョン達成できているかをデータの観点からヘルスチェックするものIMPROVE
PAGE 40METRICSMETRICS RETENTION TEAMスタートアップにおいては、North Star Metricを選んだら、リソースをそこに全投⼊して改善するIMPROVE
PAGE 41METRICSMETRICS RETENTION TEAMMetrics改善する際の注意点が1つIMPROVE
PAGE 42METRICSMETRICS RETENTION TEAMなにかのMetricsを改善したときは、必ずCounter MetricsもチェックするIMPROVE
PAGE 43METRICSMETRICS RETENTION TEAMCounter Metrics =Metricsの改善に難癖をつけられる可能性がある指標例)LPのクリック率が改善したら、そのあとのCV率が悪化していないかIMPROVE
PAGE 44METRICSこれを習慣的に確認しないと、改善を進めているつもりが気づいたら全体改悪されてたという事態になる例)投稿率を⾼めるためにポップアップ追加したら、投稿率は上がったけどそれ以外のエンゲージメント下がったMETRICS IMPROVE TEAM
PAGE 45METRICS IMPROVE TEAMNSMKPIKPI KPIKGICounterMCounterM×VISION DATAVISIONとDATAの掛け算でNSMを⾒つけ、Counter Mも確認しながら改善
PAGE 46IMPROVE
PAGE 473METRICS IMPROVE TEAM数値の伸ばし⽅は、突き詰めると次の3つのポイントに集約できる
PAGE 483METRICS IMPROVE TEAM1. 伸ばしたいMetricsの分岐点を⾒つける2. 分岐点の背景のWHYをユーザーテストであぶり出す3. ⾒つけたWHYを施策に翻訳して実⾏する
PAGE 493METRICS IMPROVE TEAM1. 伸ばしたいMetricsの分岐点を⾒つける2. 分岐点の背景のWHYをユーザーテストであぶり出す3. ⾒つけたWHYを施策に翻訳して実⾏する
PAGE 50METRICS IMPROVE TEAMMetricsには、ほぼ必ずと⾔って良いほど分岐点が存在する
PAGE 51METRICS IMPROVE TEAM分岐点は以下の2種類急に増える 急にいなくなる
PAGE 52METRICS IMPROVE TEAM分岐点は以下の2種類急に増える 急にいなくなる
PAGE 53METRICS IMPROVE TEAM特定のアクションをした回数毎のMetricsを⽐較したときに、⼤きくジャンプする箇所翌⽇再訪率(%)初⽇投稿数(N)0 1 2 3JUMP!
PAGE 54METRICS IMPROVE TEAMジャンプを⾒つけたらジャンプ前のユーザーを、より多くジャンプさせる施策を打てば勝⼿に全体のMetricsは改善する翌⽇再訪率(%)初⽇投稿数(N)0 1 2 3JUMP!
PAGE 55METRICS IMPROVE TEAMジャンプを⾒つけたらジャンプ前のユーザーを、より多くジャンプさせる施策を打てば勝⼿に全体のMetricsは改善する10 10 10100翌⽇再訪率(%)初⽇投稿数(N)0 1 2 3JUMP!
PAGE 56METRICS IMPROVE TEAMジャンプを⾒つけたらジャンプ前のユーザーを、より多くジャンプさせる施策を打てば勝⼿に全体のMetricsは改善する100 10 1010翌⽇再訪率(%)初⽇投稿数(N)0 1 2 3JUMP!
PAGE 57METRICS IMPROVE TEAMでは、どうやってJUMP箇所を⾒つけるか?
PAGE 58METRICS IMPROVE TEAMピボットテーブルを作りまくる
PAGE 59METRICS IMPROVE TEAMID
PAGE 60METRICS IMPROVE TEAM分岐点は以下の2種類急に増える 急にいなくなる
PAGE 61METRICS IMPROVE TEAMシンプルにすぼみを⾒つけて直す
PAGE 62METRICS IMPROVE TEAMこれら2つの観点から分岐点を⾒つける急に増える 急にいなくなる
PAGE 63KGI → ダッシュボードで数値を追うMETRICS RETENTION TEAMNSMKPIKPI KPIKGINSM → グロースチームが直接追うべき⽬標KPI → グロースチームが施策を⾏う対象の数値IMPROVE⾒つけた分岐点はKPIとして設定する
PAGE 64KGI → ダッシュボードで数値を追うMETRICS RETENTION TEAMNSMKPIKPI KPIKGINSM → グロースチームが直接追うべき⽬標KPI → グロースチームが施策を⾏う対象の数値IMPROVE⾒つけた分岐点はKPIとして設定するそれによってNSMを改善する
PAGE 653METRICS IMPROVE TEAM1. 伸ばしたいMetricsの分岐点を⾒つける2. 分岐点の背景のWHYをユーザーテストであぶり出す3. ⾒つけたWHYを施策に翻訳して実⾏する
PAGE 66METRICS IMPROVE TEAM分岐点 = 要改善箇所直すべきWHEREであって、なぜそこに問題があるかのWHYは分からないそしてWHYが分からないと有効な施策は打てない
PAGE 67METRICS IMPROVE TEAMWHYをあぶり出すために"必ず"ユーザーテスト
PAGE 68METRICS IMPROVE TEAMKPIに関係するタスクをユーザーに⽬の前でやってもらい、使えないところ、理解できないところ、⾮効率なところ、気持ち悪いところ(= 問題のWHY)を特定するWHYWHYWHYWHY WHY
PAGE 693METRICS IMPROVE TEAM1. 伸ばしたいMetricsの分岐点を⾒つける2. 分岐点の背景のWHYをユーザーテストであぶり出す3. ⾒つけたWHYを施策に翻訳して実⾏する
PAGE 70METRICS IMPROVE TEAM⾒つかった問題(分岐点のWHY)に優先順位をつけていき、優先順位が⾼い問題群を施策に翻訳するWHYWHYWHYWHYWHYࢪࡦ
PAGE 71METRICS IMPROVE TEAMユーザーテストを通じて、「なぜ」そのKPIが低いかを特定できているので、かなりの確度で数値は改善するはず。
PAGE 72METRICS IMPROVE TEAM「グロースハックは10回に1回施策が当たれば良い」と⾔われることもあるが、ユーザーテストを実施するようにしてからは体感的に8割以上の確率で数値改善する。
PAGE 73TEAM
PAGE 743METRICS IMPROVE TEAM1. ⽊を⾒て森も⾒るしくみをつくる2. チームの空気もデザインする3. グロース⼈材は中から育成する
PAGE 75METRICS IMPROVE TEAM1. ⽊を⾒て森も⾒るしくみをつくる2. チームの空気もデザインする3. グロース⼈材は中から育成する3
PAGE 76METRICS IMPROVE TEAMグロースに慣れてきた頃あるある3
PAGE 77METRICS IMPROVE TEAMデータに深く潜りすぎて、サービス全体の体験改善を⾒失ったり、いま⾃分たちがどこにアプローチしているか分からなくなる。3
PAGE 78METRICS IMPROVE TEAM⽊を近くで⾒すぎて、森が⾒えなくなる問題3
PAGE 793METRICS IMPROVE TEAM1つのマインドセットと3種の神器で全体像を⾒失わないようにする
PAGE 803METRICS IMPROVE TEAMシンプルなグロースのモデルを頭の中に持っておく
PAGE 813METRICS IMPROVE TEAMAcquisition
PAGE 823METRICS IMPROVE TEAMKGI KPI全体像を⾒失わないための3種の神器
PAGE 833METRICS IMPROVE TEAMKGI KPI全体像を⾒失わないための3種の神器
PAGE 84
PAGE 853METRICS IMPROVE TEAM最⾼と最悪を定義することで、あるべき姿と直すべき課題を俯瞰で整理する
PAGE 863METRICS IMPROVE TEAM定量的な情報を加えて、どこに⼿を加えたときに最もUX改善のインパクトが⼤きいかを俯瞰で把握
PAGE 873METRICS IMPROVE TEAMKGI KPI全体像を⾒失わないための3種の神器
PAGE 883METRICS IMPROVE TEAMKGI = ビジネスの最終成果を測る結果指標(ex. DAU・ARPU)NSMKPIKPI KPIKGINSM = プロダクトがあるべき姿になっているか⽰すもの(ex. ウィークリー投稿継続率)KPI =上位のMetricsと強い因果を持った先⾏指標(ex. 会員登録突破率、リアクション率)
PAGE 893METRICS IMPROVE TEAMKGI KPI全体像を⾒失わないための3種の神器
PAGE 903METRICS IMPROVE TEAM
PAGE 913METRICS IMPROVE TEAMユーザーの体験フローを分岐も含めて整理施策によって、全体のフローが煩雑にならないようにウォッチ
PAGE 923METRICS IMPROVE TEAM1. ⽊を⾒て森も⾒るしくみをつくる2. チームの空気もデザインする3. グロース⼈材は中から育成する
PAGE 933METRICS IMPROVE TEAM良いグロースチームは、リズムが良いチーム
PAGE 943METRICS IMPROVE TEAM絶えず打ち⼿を繰り出せているチーム
PAGE 953METRICS IMPROVE TEAMリリースの周期を先に決めて、それに施策やチームの動きを合わせる周期をまたぐ施策は分割して、毎回の周期で必ず何かしら打ち⼿を出せるように2W 2W 2W 2W施策A 施策B 施策D 施策E施策C 施策F G
PAGE 963METRICS IMPROVE TEAMそして⼩さな勝利を祝う
PAGE 973METRICS IMPROVE TEAMグロースは先が⾒えない、終わりのない戦い
PAGE 983METRICS IMPROVE TEAM⼩さな勝利を積み上げ、その勝利によってチームを⿎舞し続けるのが重要
PAGE 993METRICS IMPROVE TEAM2W 2W 2W 2W施策A 施策B 施策D 施策E施策C 施策F G週次でExperimentation Reviewsを⾏い、少しでも改善が⾒られたらチームで祝う!ER ER ER
PAGE 1003METRICS IMPROVE TEAM1. ⽊を⾒て森も⾒るしくみをつくる2. チームの空気もデザインする3. グロース⼈材は中から育成する
PAGE 1013METRICS IMPROVE TEAM企業からよく受ける相談「グロースの経験がある良い⼈いませんか?」
PAGE 1023METRICS IMPROVE TEAMなかなかいない(グロース強い⼈は会社で楽しそうにやってるか起業してる)
PAGE 1034METRICS IMPROVE TEAM中の⼈材を育てる or ⾃分がなる
PAGE 1044METRICS IMPROVE TEAMnote.mu/kajiken0630/n/nad654142d9ef
PAGE 105WRAP UP
PAGE 10602Metrics01 03
PAGE 107MetricsMETRICS IMPROVE TEAMNSMKPIKPI KPIKGICounterMCounterM×VISION DATAVISIONとDATAの掛け算でNorth Star Metricsを⾒つけ、Counter Metricsも確認しながら改善
PAGE 108METRICS IMPROVE TEAMWHYWHYWHYWHYWHYࢪࡦ1. 伸ばしたいMetricsの 分岐点を⾒つける2. 分岐点の背景のWHYをユーザーテストであぶり出す3. ⾒つけたWHYを施策に翻訳して実⾏する
PAGE 1093METRICS IMPROVE TEAM1. ⽊を⾒て森も⾒るしくみをつくる2. チームの空気もデザインする3. グロース⼈材は中から育成する
PAGE 110CLOSING
PAGE 111ストイックにグロースを語りながら、MESONはARサービスをつくる会社
PAGE 112サービスデザイン・グロースの本質論を抑えながら、スマホの次であるARを⼤きく狙いにいってる会社は世界でもほぼない
PAGE 113AR時代を⾒据えてサービスを⼀緒につくるPMを募集しています!興味がある⼈は気軽に懇親会かTwitterで連絡ください!@kajikent
PAGE 114THANK YOU!