Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
開発生産性を上げながらビジネスも30倍成長させてきたチームの姿
Search
Kaito Minatoya
November 14, 2024
Technology
2
2.3k
開発生産性を上げながらビジネスも30倍成長させてきたチームの姿
開発生産性Kaigi 公募セッション資料
https://developer-productivity-engineering.connpass.com/event/332852/
Kaito Minatoya
November 14, 2024
Tweet
Share
More Decks by Kaito Minatoya
See All by Kaito Minatoya
組織と文化から設計するエンジニア採用ストラテジー
kamina_zzz
0
1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Webアプリケーションにオブザーバビリティを実装するRust入門ガイド
nwiizo
7
830
下手な強制、ダメ!絶対! 「ガードレール」を「檻」にさせない"ガバナンス"の取り方とは?
tsukaman
2
450
S3アクセス制御の設計ポイント
tommy0124
3
200
複数サービスを支えるマルチテナント型Batch MLプラットフォーム
lycorptech_jp
PRO
1
380
ブロックテーマ時代における、テーマの CSS について考える Toro_Unit / 2025.09.13 @ Shinshu WordPress Meetup
torounit
0
130
なぜスクラムはこうなったのか?歴史が教えてくれたこと/Shall we explore the roots of Scrum
sanogemaru
5
1.6k
フルカイテン株式会社 エンジニア向け採用資料
fullkaiten
0
8.7k
現場で効くClaude Code ─ 最新動向と企業導入
takaakikakei
1
250
新アイテムをどう使っていくか?みんなであーだこーだ言ってみよう / 20250911-rpi-jam-tokyo
akkiesoft
0
270
「全員プロダクトマネージャー」を実現する、Cursorによる仕様検討の自動運転
applism118
21
11k
Evolución del razonamiento matemático de GPT-4.1 a GPT-5 - Data Aventura Summit 2025 & VSCode DevDays
lauchacarro
0
200
Webブラウザ向け動画配信プレイヤーの 大規模リプレイスから得た知見と学び
yud0uhu
0
230
Featured
See All Featured
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.6k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
36
2.5k
Fireside Chat
paigeccino
39
3.6k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
26
1.9k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
Side Projects
sachag
455
43k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
83
9.2k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
77
6k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
13k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Transcript
開発生産性を上げながら ビジネスも30倍成長させてきたチームの姿 2024 / 11 / 15 Ubie株式会社 Software Engineer
/ Tech Lead 湊谷 海斗
2 @me 2 Minatoya Kaito 湊谷 海斗 @kamina_zzz Ubie, inc.
Software Engineer / Tech Lead Music 🎸, Camera 📷, Fishing 🎣, Poker ♠, Game 🎮, Drinking 🍻, Camping ⛺
3 3 Ubie について
4 4 Ubie について
5 チーム ・プロダクトオーナー1名, エンジニア3名, デザイナー1名, 医師1名というストリームアラインドチーム ・ありがたいことに過去1年弱で事業の成果指標(=アウトカム)を大きく伸ばすことができた ・ある事業の売上を5ヶ月で30倍にしたり ・売上を生むための営業に必要な重要メトリクスを1ヶ月半で3倍にしたり
6 ハイパフォーマンスなチームってどんなチームだろう? ・競技や大会形式、ルールによって違うはず ・Web サービスのスタートアップにおけるストリームアラインドチームではどんなルールか?
7 Webスタートアップのルール 基本的にはホームランダービーと似ている HR になる確率をいかに高くできるか ・アイディアの筋の良さ ・データ分析 ・ユーザーインタビュー ・ドッグフーディング 同じ制限時間内で何回バットを振れるか
・1週間に何回デプロイできるか ・技術的なスキル ・ドメイン理解 ・設計や実装に使えるタイムスロットの数
8 Webスタートアップのルール ホームランダービーとは異なる点もある ・1日で勝敗はつかない - 半年〜数年などの時間をかけて勝つことを目指す - 1日だけ勝つことの意味が薄い ・オフシーズンとかはあんまり無い -
(残念ながら)試合は平日毎日開催される
9 ハイパフォーマンスなチーム つまり Web スタートアップにおいて目指すべき方向性はこのあたり いかにアイディアの筋をよくできるか ✓ KPI などで計測 いかにデプロイ回数を高くできるか
✓ Four Keys などで計測 いかに長く良い状態を続けられるか ✓ チームの存続時間を計測
10 ハイパフォーマンスなチーム つまり Web スタートアップにおいて目指すべき方向性はこのあたり いかにアイディアの筋をよくできるか ✓ KPI などで計測 いかにデプロイ回数を高くできるか
✓ Four Keys などで計測 いかに長く良い状態を続けられるか ✓ チームの存続時間を計測 これらの計測はできているチームが多いはず
11 チームが今よりパフォーマンスが良くなるためには 「パフォーマンスが良くなる = チームが何かしらの Capability を獲得した」と考える ・何も変わらないのにパフォーマンスが変わることは無い ・むしろ放置すると悪くなる一方 →
パフォーマンスを高めるために どんな Capability を獲得するべきか?
12 チームの Capability を計測しよう ・Four Keys の変化よりも自分たちの Capability に着目する ・どんな
Capability を獲得/向上させていくべきか計画する ・DORA の Capability catalog を参考に、一部アレンジや抜粋している ・https://dora.dev/capabilities/ ・DORA が毎年出している report を読むとヒントがある ・例えば疎結合アーキテクチャやコードメンテナビリティが アウトカムと高い相関性がある、等
13 まとめ ・Four Keys も大切だが Capability に着目してチームを強化していこう ・そのためには「短期でチームを解散させないこと」と「DevOps をやっていく覚悟」が特に大切 ・短期で解散するチームでは
Capability を獲得して長期的な成長を目指すインセンティブを失う ・メンバーを安定させ、目的の下に人を集めるのではなくチームにどんな仕事をさせるかを設計する ・疎結合アーキテクチャやコードメンテナビリティーなどのテーマにも自分のチームで取り組む ・「作って終わり」の仕事は無いのでソフトウェアにオーナーシップを持つ ・もちろん自チームのみで完結することが難しいこともあるので適切にパスを要求する
14 Have a nice 開発生産性 Kaigi Day! アンケートの回答に ご協力お願いいたします📝 We
Are Hiring! 💪 https://recruit.ubie.life/