Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

プラットフォーム開発の実例と撤退から学ぶ / Learning from examples of platform development and withdrawal

プラットフォーム開発の実例と撤退から学ぶ / Learning from examples of platform development and withdrawal

2024/07/04:

Platform Engineering Meetup #9
https://platformengineering.connpass.com/event/322020/

プラットフォーム開発の実例と撤退から学ぶ

清水 那音也
ソフトウェアエンジニア

株式会社カミナシ

July 04, 2024
Tweet

More Decks by 株式会社カミナシ

Other Decks in Technology

Transcript

  1. Staging環境になってからデグレードが見つかる → もっと手前で見つけたい → Pull Requestが出たらCIでE2Eを実行したい 機能の増加に対してE2Eテストがあまり増えていない → 開発者がE2Eテストを書くことがかなり少ない →

    開発者にとってもっとE2Eテストを身近で実行しやすくしたい 課題の解決方法 → Pull Requestをベースに、独立した環境を立ち上げて、 そこに向けてE2Eテストを実行させよう!!
  2. チーム構成 • 2チーム ◦ SET(Software Engineer in Test) ← 私がいたチーム

    ◦ SRE(DX)チーム • 特定の人が兼業するのではなくメンバーの中から関連チケットを取った人 が対応する ◦ 知識の偏りを防ぐため & 業務委託の人が多かったので離脱時のリス ク軽減 メンバーと進め方
  3. Burning Needsとは(2) ユーザーにヒアリングをしても... • ユーザーが自分が本当に欲しいものを分かっていないケース • ユーザーと質問者での間で前提が違うケース 質問者: 〇〇なサービス欲し い?

    ユーザー: (運用が安定していて、実行 時間が短くて、うまく動かな い時のデバッグも簡単で、認 知不可が低くて、導入コスト がさほど掛からないのなら) 欲しい!
  4. MVPとは MVP: 仮説を検証できる必要最小限の製品”ぽい”もの • プロダクト開発における最初の仮説は99%間違っている。 • プラットフォームを作る時の仮説も間違っている可能性が高い • 仮説を検証できれば”プロダクト”でなくても良い ◦

    手作業型MVP ▪ dinii社の例 “最もコアとなる注文までの導線のみアプリ実 装して、お金の支払いはメンバーが店舗にデポ ジット(要は身銭を切って建て替え)、注文受注 は、Slack に通知を飛ばしてメンバーが店舗に 人力電話をして予約することで、ランチの事前 予約システムを実現させていました。” dinii社のnoteより引用 MVP の作り方 🔨 とにかく雑に作る「手作業型 MVP」のススメ. Takaaki Umada / 馬田隆明. (参照 2024年7月2日) 1年間開発したプロダクトを捨てて、 5日でダイニーをリリースした話 . dinii(ダイニー)公式. (参照2024年7月2日)
  5. できること / できないことを明確に(2) あの時やれたこと メンバー • 専任は無理でもできるだけアサインを偏らせる プロダクト • ユーザーヒアリングして課題を捉える

    • 作らないという選択肢もありえた • 慣れた技術で素早くMVPを作る • “プラットフォームを作る”以外の解決策も考える