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SharePoint リスト Deep Dive / Deep-dive on SharePoint list

SharePoint リスト Deep Dive / Deep-dive on SharePoint list

(2017/11/30) ロック エスカレーションに関する記載について修正しました。

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Takashi Shinohara

November 19, 2016
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Transcript

  1. SharePoint リスト Deep Dive 篠原敬志 (@karamem0)

  2. 自己紹介 • 篠原敬志 (Takashi Shinohara) • Twitter: @karamem0 • Blog:

    からめもぶろぐ。(http://blog.karamem0.jp) 2
  3. はじめに • SharePoint は自由にカスタマイズ可能であることが大きなメリットです。 SharePoint を基盤としたシステム開発が数多く行われています。 • しかし SharePoint には製品独自のクセがあるため、通常の

    ASP.NET 開発と同 じ手法だと、動かないシステムを構築してしまうことになります。 • 中でも特に重要なリストとの上手な付き合い方を紹介します。 3
  4. スコープ 4 論理層 ファーム Web アプリケーション サイト コレクション サイト リスト/ライブラリ

    物理層 サーバー IIS コンテンツ データベース テーブル オブジェクト SPFarm SPWebApplication SPSite SPWeb SPList
  5. リスト≠データベース 5

  6. リストを使うメリット • データ型 • フォーム / ビュー • アクセス許可 •

    ワークフロー / イベントレシーバー 6
  7. リストの実体 • リスト定義は [dbo].[AllLists] テーブル • Schema.xml の内容も圧縮バイナリ データとして格納されている •

    リスト データは [dbo].[AllUserData] テーブル • 汎用的に入る設計 • bit1~bit1000、datetime1~datetime550、float1~float550、 int1~int750、ntext1~ntext262、nvarchar1~nvarchar262 • スパース列なので tp_ColumnSet を参照すればデータが入っている列だけを XML 形式で取得可能 7
  8. リスト データの取得プロセス (ざっくり) 8 AllLists テーブルからリスト スキーマを取得 AllUserData テーブルからリスト データを取得

    アクセス許可にしたがってフィルター リスト スキーマとリスト データをマッピング
  9. リスト データの取得は時間がかかる 9

  10. リスト データの取得のベスト プラクティス • リストにインデックスを付ける • 実際のプロジェクトでは 2 割程度の改善実績 •

    CAML を使用する • SPList.Items は全部のデータを見に行ってしまうので CAML を使って取得する 内容を最低限にする • SPListItemCollectionPosition を使ってページングする • CAML よりは LINQ to SharePoint のほうがいいかも • リストへの直接アクセスをやめる • バッチやイベント レシーバーでリスト データをデータベースにコピー • データベース?そこに SQL Server があるじゃろ( ^ω^) 10
  11. 5000 件問題 • 5000 件を超えるリストに対してさまざまな制約がかかる • 根本的には SQL Server のロックのエスカレーションが原因

    • [dbo].[AllUserData] には 1 以上のサイト コレクションのリスト データが含まれる ので表ロックされるととんでもないことに • 実際はロック エスカレーションが発生する前に WebApplication のしきい値でブ ロックされる 11
  12. ただし SharePoint 2010 まで SharePoint 2013 ではロック エスカレーションは無効化されている 12

  13. 5000 件問題のベスト プラクティス • リストを細かい単位で分割する • 年度ごと、組織ごと、etc... • サイトごとテンプレート化しておけば展開も簡単 •

    コンテンツ データベースの容量も気にする場合はサイト コレクションを分割する • コンテンツ クエリ検索を使用する • リストが分割されていてもクエリは 1 つ • リアルタイムを要求される検索には不向き • 事前に管理プロパティを登録しておく必要がある • どうしてもリストを分割できない場合はしきい値を変える • ただし SharePoint Online ではできない 13
  14. リストのリレーション • SharePoint の参照列は他のリストにリレーションを持つことが可能 • ただし データベースのリレーションと同じと思っていると死にます (※死にました) 14

  15. リストのリレーションの制約 • 参照は片方向のみ、逆方向は参照できない • 参照先のリストで使える列は 1 つのみ • 1 つのリストに設定できる参照列は

    12 まで (変更可) • カスケード (参照整合性) はできる 15
  16. リストのリレーションのベスト プラクティス • リストは正規化しない • リストを分割すると検索にも影響あり • ただしあまり列を作りすぎると SQL Server

    で複数行が作成されパフォーマンス が悪くなるので注意 • リレーションの代わりに選択肢列や用語セットを使用する 16
  17. まとめ • リスト≠データベース • リストはテーブルと非常によく似ているが、SharePoint 特有の制限があるため、慎 重に設計しないと面倒なことに • メリットもあるのでご利用は計画的に 17

  18. 参考リンク • 大きなリストを設計し、リストのパフォーマンスを最大限に高める (SharePoint Server 2010) https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc262813.aspx • ソフトウェアの境界と制限 (SharePoint

    2013) https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc262787.aspx • ロックのエスカレーション (データベース エンジン) https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms184286.aspx 18
  19. 参考リンク • SharePoint と SQL ブロッキングの話 https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2012/07/02/ sharepoint-sql-part1/ https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2012/07/04/ sharepoint-sql-part2/

    https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2012/07/11/ sharepoint-sql-part3/ • リスト ビューのしきい値に関する FAQ https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2015/04/14/ faq/ 19