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アナリティクスエンジニアのキャリアとデータモデリング 〜資料「30分でわかるデータモデ...

アナリティクスエンジニアのキャリアとデータモデリング 〜資料「30分でわかるデータモデリング」を読む前に知ってほしいこと〜 / 20240116

株式会社リクルート様の社内勉強会で用いた資料となります。
関係者の許諾を得て公開しています。

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風音屋 (Kazaneya)

February 05, 2024
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  1. 会社概要 4 上場企業からスタートアップまで、幅広い企業の DX を支援する東京下町のITコンサルティング企業 会社名 株式会社風音屋(英名:Kazaneya, Inc.) 本店所在地 東京都中央区東日本橋

    代表取締役 横山翔、竹信瑞基 メンバー 45名:従業員8名、業務委託・アドバイザー37名(2023年12月末時点) 取引実績 (一部抜粋) ・プライム:製造、物流、金融、エンタメ ・グロース :人材、EC、販促ツール ・未上場:不動産、自動車販売、音響制作
  2. 当社の沿革 6 専門書の著者たちによる副業ギルドから始まり、取引拡大に伴って正社員体制へと移行 2019年 ・12月に合同会社風音屋を設立。 2020年 ・「専門家たちによる副業ギルド」として、副業(個人事業主)から契約を切り替える形で、各社にサービス提供を開始。 ・書籍『データマネジメントが30分でわかる本』を出版。 2021年 ・業務委託・アドバイザー20名体制に拡大。

    ・技術コミュニティ「datatech-jp」を立ち上げ。風音屋Slackのコミュニティとしての側面を分離。 ・書籍『実践的データ基盤への処方箋』を出版。 2022年 ・2月に株式会社へと変更。共同代表2名が着任。 ・組織体制の整備を進め、正社員採用を開始。 ・問い合わせ多数のため新規案件の受付を一時停止。 2023年 ・従業員8名体制に拡大し、新規案件の受付を再開。本格的な会社組織として再スタート。
  3. 株式会社風音屋 代表取締役 7 横山 翔(@yuzutas0) • リクルートやメルカリにてデータ活用を推進、AWSを経て、風音屋を創業 • 広告配信の最適化、店舗営業のインセンティブ改善など、データ分析によって数億円規模のインパクトを創出 •

    Googleが認定する技術エキスパート Google Cloud Champion Innovator (Data Analytics) • 東京大学 経済学研究科 金融教育研究センター 特任研究員を兼任 主な登壇・発表 • Pythonのカンファレンス PyCon JP 2017 にてベストトークアワード優秀賞 • 翔泳社主催 Developers Summit 2018 Summer にてベストスピーカー賞 • Google主催 Google Cloud Day ‘21, ‘23, Google Cloud Next Tokyo ‘23 • 日本統計学会 第16回春季集会 主な執筆・出版 • 内閣府『経済分析 第208号 - 景気動向分析の新たな潮流』 • 技術評論社『実践的データ基盤への処方箋』 • 技術評論社『Software Design 2020年7月号 - ログ分析特集』 • 風音屋『データマネジメントが30分でわかる本』
  4. データ用途の多様化 11 @yuzutas0がこれまで実施してきた取り組み(一部抜粋) KPIモニタリング ユーザー行動の可視化 傾向分析 例:問い合わせや人気ジャンル 施策の効果測定 広告配信の自動最適化 業者・スパムの自動判定

    顧客セグメントの可視化 キャパシティ計測 例:CSの処理件数 マスタデータ管理 例:顧客情報の引き継ぎ レコメンデーション コンテンツ制作促進 例:データ駆動で番組企画 プライシング最適化 &従業課金の実現 https://speakerdeck.com/yuzutas0
  5. テクノロジーの変遷と「アナリティクスエンジニア」というメッセージ 14 より多くの人が、より簡単に使える(easy to use)方向にテクノロジーが進化 高価な専用製品 一部の人だけが利用可能 OSS(Hadoop等) 意欲があれば誰でも学べる クラウドDWH

    1クリック&0円で利用開始 インフラ管理が最小限 ①データ インフラ ②データ 処理・管理 典型的なETL製品 データを抽出して マシン上で処理するツール OSS(Airflow等) DWHの計算力を使うツール ELTは各社でdbt相当にカスタマイズ OSS(dbt等) ELT用途に機能を絞る より easy to use に進化 ? クラウドDWHの台頭によって「①いかにビッグデータをインフラ上に統合・処理するか?」から 「②いかにデータを分析に使いやすく整備するか?」に関心領域がシフトしている。 一部のベンダーやコミュニティは②の重要性をメッセージするために、 ①の担当者を「データエンジニア」、②の担当者を「アナリティクスエンジニア」と呼ぶ。 ※当然ながら各社で職種名や呼び方は異なるので、①を担うアナリティクスエンジニアもいれば、②を担うデータエンジニアもいる点に注意。
  6. アナリティクスエンジニアが担うべき役割のコア 16 60分の定例ミーティングが40分で終わった。 ↓ クライアント「時間が残ったので新施策の相談をしたい。◯◯という課題感で◯◯をしようとしている。」 ↓ 風音屋メンバー「この場でデータを見てみますか!」 ↓ 画面投影しながら10分でデータを集計&可視化 ↓

    クライアント「おおー!!(感動)」 ↓ 風音屋メンバー「思ったより◯◯ですね。この施策で◯◯を◯◯に増やせる余地がありそうです。」 ↓ クライアント「すごい。10分で仮説を検証できちゃった。そうやってデータを見ればいいのか。」 ・素早く&安全にデータを使えるように、データの仕様を把握して整備する ・データ利用者に使い方を案内して、快適なデータ分析体験を社内展開する (dbtはあくまでツールの1つ) 風音屋で先週あったこと
  7. 横断データを扱うことが専門性の1つとなる 17 ・用途に応じた各システムのデータを統合することで、横断的なモニタリング/分析/活用が可能となる。 ・データウェアハウスでのデータの扱いに長けた人材は独自の役割を果たすことができる。 業務データベースA 例:営業管理システム 業務データベースB 例:予約サイト 目的A 例:営業活動

    目的B 例:店舗予約 目的C 例:広告配信 業務データベースC 例:広告ツール 複数システム横断の モニタリング 複数システム横断の データ分析 複数システム横断の データ活用 複数システム横断の データウェアハウス 各業務システムを担当する アプリケーションエンジニア 複数システムのデータを扱う アナリティクスエンジニア