Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
MUIをベースにしたデザインシステムの構築
Search
KazukiHayase
January 27, 2023
Technology
0
610
MUIをベースにしたデザインシステムの構築
KazukiHayase
January 27, 2023
Tweet
Share
More Decks by KazukiHayase
See All by KazukiHayase
CIでのgolangci-lintの実行を約90%削減した話
kazukihayase
0
470
もし今からGraphQLを採用するなら
kazukihayase
13
5.4k
Goでテストをしやすくするためにやったこと
kazukihayase
1
830
GraphQLクライアントの技術選定 2023冬
kazukihayase
9
7.2k
Introduction and Insights of the Hasura-based Architecture
kazukihayase
0
1k
自分だけが頑張るのをやめて、フルスタックなチームを作る
kazukihayase
2
3.3k
Goでテンプレートからファイルを自動生成するCLIを作る
kazukihayase
0
1.4k
生産性が上がり続けるチームを作るための第一歩
kazukihayase
4
3.8k
GraphQLにおけるクライアントキャッシュ戦略
kazukihayase
0
3.3k
Other Decks in Technology
See All in Technology
BPaaSにおける人と協働する前提のAIエージェント-AWS登壇資料
kentarofujii
0
120
AI時代に非連続な成長を実現するエンジニアリング戦略
sansantech
PRO
3
1.1k
データアナリストからアナリティクスエンジニアになった話
hiyokko_data
2
420
AI駆動開発に向けた新しいエンジニアマインドセット
kazue
0
210
個人CLAUDE.md紹介と設定から学んだこと/introduce-my-claude-md
shibayu36
0
200
allow_retry と Arel.sql / allow_retry and Arel.sql
euglena1215
1
150
大「個人開発サービス」時代に僕たちはどう生きるか
sotarok
19
9k
AWSを利用する上で知っておきたい名前解決のはなし(10分版)
nagisa53
0
110
スプリントレトロスペクティブはチーム観察の宝庫? 〜チームの衝突レベルに合わせたアプローチ仮説!〜
electricsatie
1
160
Kubernetes における cgroup v2 でのOut-Of-Memory 問題の解決
pfn
PRO
0
460
Kiroと学ぶコンテキストエンジニアリング
oikon48
6
8.8k
機械学習を扱うプラットフォーム開発と運用事例
lycorptech_jp
PRO
0
160
Featured
See All Featured
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.6k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
Embracing the Ebb and Flow
colly
87
4.8k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
160
23k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.4k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
352
21k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
279
23k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
53
8.9k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
57
5.8k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
207
24k
Transcript
MUIをベースにした デザインシステムの構築 CTOA若手エンジニアコミュニティ 勉強会#1
自己紹介 早瀬和輝 ◦ 2021年4月 BuySell Technologies入社 ◦ フロントエンドエンジニア ◦ React
/ TypeScript / Go / GraphQL / Hasura ◦ Zenn: kazu777 ◦ 趣味:マンガ、アニメ、開発、旅行 2
アジェンダ ◦ 背景 ◦ MUIとは ◦ デザインシステムを導入する目的 ◦ 具体的な取り組み ◦
おわりに 3
背景 1 4
背景 リユースプラットフォームを開発中 5
背景 ◦ 各サービスごとに開発チームが存在 ◦ サービス間でUI・UXを統一する必要がある ◦ プラットフォーム全体のデザインシステムはない 作りたい気持ちはあるが開発コストが大きい 全体のデザインシステムの構築はもう少し未来の話 6
背景 チーム間で共通のコンポーネントライブラリを 使用することで、UI・UXの統一を図る その他のルールや開発は基本的に各チームに委ねる 7 ※今回紹介するのは自分が所属するチーム内のデザインシステムについてであり、 プラットフォーム全体のデザインシステムについてではないです
MUIとは 2 8
MUIとは ◦ React用のコンポーネントライブラリ ◦ Github stars 84.1k(2023/01/21時点) ◦ かなり多い種類のコンポーネントを提供 9
MUIとは 10 https://mui.com
MUIを選択した理由 ◦ コンポーネントが豊富 ◦ デザインがカスタマイズしやすい ◦ Figmaが提供されている 11
デザインシステムを導入する目的 3 12
デザインと実装の同期 ◦ 変更の反映をしやすくする ◦ 運用コストは極力抑える 属人性の排除 ◦ 特定の実装者に依存しない ◦ 実装者による差異を減らす
◦ レビューコストの削減 デザインシステムを導入する目的 13
具体的な取り組み 4 14
具体的な取り組み ◦ カラーコードの集約 ◦ デフォルトスタイルのオーバーライド ◦ Typographyの定義 ◦ Atomic Designの不採用
15
具体的な取り組み ◦ カラーコードの集約 ◦ デフォルトスタイルのオーバーライド ◦ Typographyの定義 ◦ Atomic Designの不採用
16
カラーコードの集約 カラーコードをピックアップして名前を付け、 定数として定義 17 Figma src/styles/theme.ts
カラーコードの集約 コンポーネント側で指定する際は定数を使用 カラーコードが氾濫せず、型安全に実装できる 18
具体的な取り組み ◦ カラーコードの集約 ◦ デフォルトスタイルのオーバーライド ◦ Typographyの定義 ◦ Atomic Designの不採用
19
デフォルトスタイルのオーバーライド オーバーライドしたい場合はトップレベルで指定 20
具体的な取り組み ◦ カラーコードの集約 ◦ デフォルトスタイルのオーバーライド ◦ Typographyの定義 ◦ Atomic Designの不採用
21
Typographyの定義 fontSizeやfontWeightは使用するものを厳選 22
Typographyの定義 sizeとweightをconst assertionで定義して、 それらをPropsで受け取るコンポーネントを作成 23
Typographyの定義 MUIのTypographyのimportをeslintで禁止して、 独自定義のTypographyのみ使用する 予期しないsize, weightが使用されることがなくなる 24
具体的な取り組み ◦ カラーコードの集約 ◦ デフォルトスタイルのオーバーライド ◦ Typographyの定義 ◦ Atomic Designの不採用
25
Atomic Designに感じていた課題から不採用 ◦ Organismsの肥大化 ◦ コンポーネント設計の難しさ Atomic Designの不採用 26
ざっくりとしたディレクトリ構成 コンポーネントの分類はシンプルにする Atomic Designの不採用 27
コンポーネントの設計に悩む場面が少なくなる Atomic Designの不採用 28 アプリケーション共通で使用する src/components src/features/*/components Yes No
おわりに 5 29
おわりに ◦ MUIをベースにすることで、 低コストでデザインシステムを構築できた ◦ デザインシステムの導入目的も達成できている デザインとの同期には、ほぼコストがかかってない チーム全員でフロントエンドの開発に取り組めている 30