Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Cake.jpのCRM 今と未来
Search
Keisuke Yamauchi
September 11, 2024
Technology
0
53
Cake.jpのCRM 今と未来
2024/09/11 Cake.jp 小話会
Keisuke Yamauchi
September 11, 2024
Tweet
Share
More Decks by Keisuke Yamauchi
See All by Keisuke Yamauchi
動的型付け言語に抗うPHPStanという戦士
kechiiin
0
22
半年かけてPHP5.6からPHP7.4までバージョンアップした苦労と工夫 PHPカンファレンス福岡2024
kechiiin
1
690
(弊社の)OpenSearchに潜んでいた罠
kechiiin
0
120
before/afterで見る Cake.jpのアジャイル開発
kechiiin
0
20
ランダム処理を修正し、DBの負荷を下げた話
kechiiin
0
31
レガシーからモダンへ? PHP5.6からの脱却
kechiiin
0
330
Other Decks in Technology
See All in Technology
All About Sansan – for New Global Engineers
sansan33
PRO
1
1.2k
LLMプロダクトの信頼性を上げるには?LLM Observabilityによる、対話型音声AIアプリケーションの安定運用
ivry_presentationmaterials
0
750
旅で応援する✈️ NEWTが目指すコミュニティ支援とあたらしい旅行 / New Travel: Supporting by NEWT on Your Journey
mii3king
0
130
NLPコロキウム20251022_超効率化への挑戦: LLM 1bit量子化のロードマップ
yumaichikawa
1
170
AIとともに歩んでいくデザイナーの役割の変化
lycorptech_jp
PRO
0
780
ソースを読むプロセスの例
sat
PRO
15
9.7k
「魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra」のIPのキャラクターを描くための3Dルック開発
gree_tech
PRO
0
140
AIエージェント入門 〜基礎からMCP・A2Aまで〜
shukob
1
150
AI時代、“平均値”ではいられない
uhyo
7
1.7k
現場データから見える、開発生産性の変化コード生成AI導入・運用のリアル〜 / Changes in Development Productivity and Operational Challenges Following the Introduction of Code Generation AI
nttcom
1
430
AI時代の開発を加速する組織づくり - ブログでは書けなかったリアル
hiro8ma
1
230
CNCFの視点で捉えるPlatform Engineering - 最新動向と展望 / Platform Engineering from the CNCF Perspective
hhiroshell
0
120
Featured
See All Featured
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
990
Navigating Team Friction
lara
190
15k
Fireside Chat
paigeccino
40
3.7k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Docker and Python
trallard
46
3.6k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
59
9.6k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
920
Scaling GitHub
holman
463
140k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
220k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
34
2.3k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
44
7.8k
Transcript
© Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 2024/09/11 Cake.jpのCRM 今と未来 山内
啓輔
2 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 自己紹介 山内 啓輔
やまうち けいすけ 担当業務 CRM、MySQL/PHPバージョンアップなど 🍰おすすめスイーツ *こぼれる*国産いちごの鬼盛りタルト いちご好きにオススメです! 崩れ落ちるいちごが良い 映えます📷
3 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今日話す内容 1. 前提知識とこれまでの話
2. 現在の状況 3. 未来の展望とそのために 4. まとめ ※CRMの基礎知識の話はしません
4 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今日話す内容 1. 前提知識とこれまでの話
2. 現在の状況 3. 未来の展望とそのために 4. まとめ
5 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 前提知識 ・会員数:200万人 ※オプトインユーザーの数ではありません
・配信ツール 以下を使用 ・CUENOTE → セグメント配信 ・SendGrid → シナリオ配信 今日はセグメント配信の話です
6 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential これまでの話 ・専属で携わるエンジニアがいない 依頼があった際に、バッチの実装や指定された条件でユーザーを抽出していた
・機能追加/改修頻度は多くない プロジェクトの合間に対応する程度で、そこまで注力していた領域ではなかった
7 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今日話す内容 1. 前提知識とこれまでの話
2. 現在の状況 3. 未来の展望とそのために 4. まとめ
8 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 現在の体制 ・エンジニア2名がCRMプロジェクト要員 CRMを注力ポイントとして据えて、エンジニアをアサイン
※ちなみに弊社のエンジニアは5名 ・毎週、運用メンバーとミーティング 運用の週次報告の場で、開発状況の共有や、優先度をあげたいタスクの話などをするようにした
9 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 勝ちパターンの模索 ・商品を起点として勝ちパターンを模索している 例えば以下のようなことを行なっている
・新商品が販売開始した際にメールを送る →同一カテゴリの購入者 →同一店舗の購入者 ・商品が割引になった際にメールを送る →過去に類似商品を閲覧していた会員 ・社内の管理画面を作成 上記のパターンを検証しやすいように、社内管理画面を作成し、検証しやすい状況を整えている
10 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential ZOZOとの比較 引用:ZOZOグループのビジネスを支える最先端CRMマーケティングの舞台裏 /
ZOZOTOWN CRM
11 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential ZOZOとの比較 引用:ZOZOグループのビジネスを支える最先端CRMマーケティングの舞台裏 /
ZOZOTOWN CRM ← 今はココ
12 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential システム構成
13 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今日話す内容 1. 前提知識とこれまでの話
2. 現在の状況 3. 未来の展望とそのために 4. まとめ
14 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential ZOZOとの比較 引用:ZOZOグループのビジネスを支える最先端CRMマーケティングの舞台裏 /
ZOZOTOWN CRM
15 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential ZOZOとの比較 引用:ZOZOグループのビジネスを支える最先端CRMマーケティングの舞台裏 /
ZOZOTOWN CRM ← ココを目指す
16 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 未来の展望 ・勝ちパターンを自動対応 勝ちパターンの模索で一定の成果が出たのちに、
管理画面で行なっている設定をシステムで自動的に行うようにしていく ・横展開してシナリオを増やしていく 「新商品販売開始」「商品の割引」などの起点で模索した勝ちパターンを横展開していく 例) ・ブックマーク商品の在庫がわずか → 在庫が一定数を下回った時点で対象会員にメール送信 ・2日続けて同じ商品を同じ時間に見ている → その時間に該当商品のクーポンメールを送信
17 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今後の対応について
18 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今後の対応について 夜間バッチで、1日1回の連携
19 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今後の対応について
20 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential APIの一例 ・ブックマーク商品の在庫がわずか 注文で在庫が減った際に、一定の在庫数を下回ったことを検知して、
該当商品をブックマークしている会員に対してメール送信を行う ・2日続けて同じ時間に商品を見ている 閲覧履歴にデータを保存する際に、前日に同じ商品を見ていた場合に 該当商品のクーポンを発行してメール送信を行う
21 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential 今日話す内容 1. 前提知識とこれまでの話
2. 現在の状況 3. 未来の展望とそのために 4. まとめ
22 © Cake.jp Co.Ltd. All Right Reserved.|Confidential まとめ ◯ CRMは弊社の注力プロジェクトの一つ
◯ 最初のフェーズでは、実装範囲を絞ってリリース頻度をあげ、 検証回数を増やせるように進めていく ◯ 将来的には、Cake.jpとして技術的に初めて行う部分も出てくるので、 チャレンジ精神と、工数感を意識して売上アップに貢献する