Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
『RSC From Scratch. Part 1: Server Components』を読んだぜ
Search
kenya
July 31, 2023
Programming
2
210
『RSC From Scratch. Part 1: Server Components』を読んだぜ
めぐろLT会#5で発表した資料です。
kenya
July 31, 2023
Tweet
Share
More Decks by kenya
See All by kenya
OKRで目標立ててみた
kenyamasuko
0
190
Vimmerを支える技術
kenyamasuko
0
110
Webサイトが表示されるまでの流れ
kenyamasuko
1
560
Other Decks in Programming
See All in Programming
tparseでgo testの出力を見やすくする
utgwkk
2
290
Go コードベースの構成と AI コンテキスト定義
andpad
0
140
生成AI時代を勝ち抜くエンジニア組織マネジメント
coconala_engineer
0
25k
令和最新版Android Studioで化石デバイス向けアプリを作る
arkw
0
450
PC-6001でPSG曲を鳴らすまでを全部NetBSD上の Makefile に押し込んでみた / osc2025hiroshima
tsutsui
0
190
GoLab2025 Recap
kuro_kurorrr
0
780
実は歴史的なアップデートだと思う AWS Interconnect - multicloud
maroon1st
0
270
AIの誤りが許されない業務システムにおいて“信頼されるAI” を目指す / building-trusted-ai-systems
yuya4
6
4k
perlをWebAssembly上で動かすと何が嬉しいの??? / Where does Perl-on-Wasm actually make sense?
mackee
0
170
ローカルLLMを⽤いてコード補完を⾏う VSCode拡張機能を作ってみた
nearme_tech
PRO
0
170
ゲームの物理 剛体編
fadis
0
370
AIエージェントの設計で注意するべきポイント6選
har1101
5
2.4k
Featured
See All Featured
Mozcon NYC 2025: Stop Losing SEO Traffic
samtorres
0
94
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
State of Search Keynote: SEO is Dead Long Live SEO
ryanjones
0
71
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.7k
Ruling the World: When Life Gets Gamed
codingconduct
0
100
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
A Soul's Torment
seathinner
1
2k
職位にかかわらず全員がリーダーシップを発揮するチーム作り / Building a team where everyone can demonstrate leadership regardless of position
madoxten
51
46k
SERP Conf. Vienna - Web Accessibility: Optimizing for Inclusivity and SEO
sarafernandez
1
1.3k
Ecommerce SEO: The Keys for Success Now & Beyond - #SERPConf2024
aleyda
1
1.7k
The untapped power of vector embeddings
frankvandijk
1
1.5k
Data-driven link building: lessons from a $708K investment (BrightonSEO talk)
szymonslowik
1
860
Transcript
『RSC From Scratch. Part 1: Server Components』を読んだぜ けんや@めぐろLT会#5
Profile 名前 : けんや 職種 : フロントエンドエンジニア@EISHIN 経歴 : 群馬→都内文系大学→EISHIN(2年目)
好きなもの : サウナ/フレブル/ラグビー/TypeScript/Next.js 一言 : アニメ勢ですが「推しの子」にハマりました 𝕏 フレブルと黒柴
夏休みの自由研究発表 『RSC From Scratch. Part 1: Server Components』を読みました。
『RSC From Scratch. Part 1: Server Components』ってなに? ・React Server Components(RSC)を一から実装してみるDeep
Diveです。 ・執筆者はReduxの作者として有名なDan先生です。 ・全て英語で書かれているので読むのが大変です。 ・すごくながいです。
RSCなんてどうやって実装するの? Deep Diveは大きく6つのセクションで構成されています。 1. JSXを導入する 2. コンポーネントを導入する 3. ルーティングを導入する 4.
非同期コンポーネントを導入する 5. ナビゲーションの状態を維持する 6. コードの整理
1.JSXを導入する JSXをHTML文字列に変換する "renderJSXToHTML" を実装します。 このJSX→JSXツリー→HTML文字列のように 変換されていきます。これがいわゆる "サーバーサイドレンダリング(SSR)" と呼ばれるものです
2.コンポーネントを導入する コンポーネントとは<Post />のように独自の 関数で定義されたJSXのことです。 これらは先ほど実装した `renderJSXToHTML`の条件分岐では不足 があったため、jsx.typeがfunctionの時 の条件分岐を追加します。これでHTML文字 列に変換することができました。
3.ルーティングを導入する ここではリクエストが来たエンドポイント に対して、コンポーネントをそれぞれ出し 分けることでルーっティングを実現していま す。
4.非同期コンポーネントを導入する 先ほどでは一覧ページと詳細ページで投稿自 体のコンポーネントが重複していたので `<Post />`という単位でコンポーネントに します。 このコンポーネント内では直接データを読み 込む処理が記述されており、親のコンポ ーネントからは`slug`を渡すのみとなってい ます。
5.ナビゲーションの状態を維持する ナビゲーションの状態を維持するには3つのステップが必要です 1. ナビゲーションをインターセプトする 2. ネットワークを介してJSXを送る 3. クライアントでJSXを更新する これらを1つずつ簡単にみていきたいところですが、時間の都合上このスライドでは2のみ 一緒に見ていきたいと思います。
5.2 ネットワークを介してJSXを送る クライアントサイドで状態を監視するために はHTML文字列と一緒に初期状態のJSXも送 ってあげる必要があります。 そこでクライアント用にJSXを生成する関数 `renderJSXToClientJSX` を実装します。これは`renderJSXToHTML` とは違いHTML文字列までは変換しません。 この関数から生成したjSXのオブジェクトツ
リーをクライアントに提供することで、状態を 監視することができます。
6. コードの整理 最後にちょっとコードを綺麗にします。 クライアントの初期ロード時にHTMLを送るコ ードを見てみます。 よーくみてみると引数には計算前のJSXが渡 されています。そしてここで気づきます。 「renderJSXToClientJSXで計算済みの JSXつりーをrenderJSXToHTMLに渡せばいい のでは?」と。
すると... ビフォー アフター
6. コードの整理 `renderJSXToHTML`にはJSXを変換する処理は不 要になるので、HTML文字列に置き換えるだけの React組み込み関数、`renderToString`を使用 します 1. JSXツリーを生成する`renderJSXToClientJSX 2. JSXツリーからHTML文字列を生成する
`renderToString` 1をrsc.js、2をssr.jsというファイルに分けるともっ とわかりすいですね。無事にRSCを実装できました。
まとめ このようにサーバーコンポーネントは2つのフローを経てクライアントへHTMLとして送られ てきます。まだまだふんわりと内容を掴んだだけなのでここからさらに深ぼっていきたいで す。 また、かなり説明を省き、さらに文字も読みにくいと来たそんな発表を最後までご清聴 いただきありがとうございました。よりくわしい説明などは元記事をご参照いただく か、私が書いた記事をご覧いただけると幸いです。 拙記事:『『RSC From Scratch.
Part 1: Server Components』を読んだぜ』