$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »

上手くいかない日々を言語化するため 「言語化」についてよく考えてみた

kenzzzzzy
September 17, 2023

上手くいかない日々を言語化するため 「言語化」についてよく考えてみた

スクラムフェス三河2023の登壇資料です

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-mikawa-2023/proposal/18666

kenzzzzzy

September 17, 2023
Tweet

Other Decks in Business

Transcript

  1. 2023/09/16
    スクラムフェス三河2023
    竹内 賢司(kenzzzzzy)
    上手くいかない日々を言語化するため
    「言語化」についてよく考えてみた

    View Slide

  2. 1
    自己紹介
    竹内 賢司
    (kenzzzzzy)
    単一顧客向けのSIに従事(非アジャイル)
    チーム内の複数プロジェクトの要件定義とか
    進捗管理とか
    チームビルディング・開発プロセス改善
    @kenzy1828
    ⽣息地︓静岡県磐⽥市

    View Slide

  3. 2
    テーマ
    話すこと
    自身の置かれた様々な状況で必要な『言語化』
    話さないこと
    ・結果、成功事例
    ・言語学、専門知識
    ・トレーニング
    ・『言語化』とは︖
    ・何をどう言語化していくのが良かったか

    View Slide

  4. 3
    背景
    • 複数プロジェクト管理
    • 進捗状況の確認
    • 各種レビュー
    プロジェクト
    タスク

    View Slide

  5. 4
    背景
    • 要件定義、ユーザーレビュー
    (システム/エンドユーザ)
    • システム運用保守
    • プロダクトの定例会議
    顧客
    タスク

    View Slide

  6. 5
    背景
    チーム
    • チームビルディング
    • 1on1、エンゲージメント
    • 開発プロセス改善
    タスク

    View Slide

  7. 6
    背景
    組織
    • ナレッジマネジメント
    • 組織カイゼン
    タスク

    View Slide

  8. 7
    きっかけ
    山積みの課題との闘い
    • アジャイル/スクラムとの出会い、期待
    → イベント参加、書籍による学び
    → プラクティス導入
    • 空回りが続く
    → OSTやイベントで相談
    自身の課題感を伝えられていない︕

    View Slide

  9. 8
    きっかけ
    自分の考えを『言語化』していこう
    どうすれば上手く『言語化』できるようになるだろう
    そもそも『言語化』ってどういう事︖

    View Slide

  10. 9
    前提
    「言語化」とは︖

    View Slide

  11. 10
    前提
    「言語化」とは︖
    思いや考えを言葉で表現する事

    View Slide

  12. 11
    前提
    「言語化」とは︖
    思いや考えを言葉で表現する事
    分かりやすく、伝わる表現にするというニュアンスも含まれる

    View Slide

  13. 12
    言語化の定義
    『言語化』を細分化
    ・思考の認識
    ・思考の伝達
    ・共通認識の形成
    ・認識の創造

    View Slide

  14. 13
    言語化その1
    ◆思考の認識
    具体化
    ・アウトプットすることで客観化
    ・広く知識や事例を集める
    ・WhyやSo whatの繰り返しや
    要素分解による掘り下げ
    認識が深まる︕
    思考のネタ
    悩み
    興味

    View Slide

  15. 14
    言語化その1
    ◆思考の認識
    抽象化
    ・メタ認知
    ・グルーピング、関連性の定義
    ・自身の視点での絞り込み、切り取り
    具体化したネタ
    悩み
    興味
    思考が整理される︕

    View Slide

  16. 15
    ふりかえり
    自分の思考の認識
    ・問題の洗い出しをしないまま
    やみくもに解決策を探していた
    ・たまたま当てはまりそうなものを
    ⾒つけて、散発的に試していた
    ・まず先に現状の把握と分析
    ・「何が必要か」「なぜやるか」の視点を明確にする

    View Slide

  17. 16
    言語化その2
    ◆思考の伝達
    認識した内容を相手にわかりやすく伝える
    具体化した思考
    抽象化した思考
    ・データ、事例
    ・ノウハウ、手順
    ・ビジョン、目的
    ・Why
    誰に何のために伝えるか、で何をどう伝えるかが変わる

    View Slide

  18. 17
    チームに伝える事
    ・具体的なHowを伝えるだけでは
    不⼗分
    チームへの思考の伝達
    ・意図やゴール、Whyを伝えて
    ビジョンを共有する
    → 自律的な動きへ

    View Slide

  19. 18
    顧客に伝える事
    • 「必要なこと」だけをそのまま
    つたえても実感が持てない
    顧客への説明
    • 具体的なHow、明確な数字が必要
    • 伝えるWhyの背景にある因果関係も重要

    View Slide

  20. 19
    言語化その3
    ◆共通認識の形成
    思考の認識と伝達は、一⽅向のもの
    ・それぞれの思考と、その元となる具体事例がある
    → 一⼈の認識範囲よりも広い視野
    ・それぞれ異なった切り取り⽅や関連付けをする
    → 一⼈の認識よりも多角的な視点
    それぞれの言語化のすり合わせ

    View Slide

  21. 20
    言語化その3
    合意形成のために
    ・「透明性」を常に確保する
    → 同じものを⾒ているという前提が⽣まれる
    → そこから得る気付きを共有できる
    ・大きなビジョンを共有する
    → ゴールが同じ⽅向であれば、話がズレない
    → 差分が相乗効果を⽣む

    View Slide

  22. 21
    言語化その3
    SECIモデル
    共同化 表出化
    連結化
    内面化
    暗黙知
    暗黙知
    形式知
    形式知

    View Slide

  23. 22
    言語化その3
    SECIモデル
    共同化 表出化
    連結化
    内面化
    暗黙知
    暗黙知
    形式知
    形式知
    個での言語化
    個での経験
    共体験
    共通化

    View Slide

  24. 23
    組織運営
    チーム間の共有
    ・自チームの⽅法論を
    そのまま横展開しても
    すべて解決はしない
    ・それぞれの背景と違いを
    共有し、相乗効果へ
    前提となる、大枠での
    ビジョンの共有が必要

    View Slide

  25. 24
    言語化その4
    ◆認識の創造
    ・掘り下げや構造化で解像度を上げるのではなく、
    そもそも元が存在しないようなケース
    → アイデア、仮説推論
    → デッサンのように、様々な言語化を経て浮かび上がらせる
    ・ソシュール「言葉とはものの名前ではない」
    → 他の言葉との差や関係性によって対象が認識される

    View Slide

  26. 25
    言語化した結果
    言語化してみて分かった事
    様々なケースで、各言語化のフェーズを意識していく事が必要

    View Slide

  27. 26
    なにが必要か

    View Slide

  28. 27
    なにが必要か
    広く事例収集、分析
    Whyの掘り下げ
    課題の洗い出し
    構造化
    関連性の抽出
    数字の根拠
    因果関係の提示
    システム面の目標
    何が必要か
    具体的な指示
    手順
    ビジョン
    中⻑期のゴール
    ビジョンへの
    それぞれの視点
    各⼈の具体事例
    それぞれの思考
    すり合わせた
    共通認識
    合意した手順・
    プロセス
    チームのビジョン
    チームの成功事例
    具体プロセス

    View Slide

  29. 28
    考察
    今後どうしていくか︖
    ・自身の認識の共有化
    → 自身、チーム、組織に向けての展開
    → どうしていくべきかを一⼈で抱え込まない
    ・継続的な言語化のトレーニング
    → アウトプット

    View Slide

  30. 29
    まとめ
    言語化とは︖
    ・自身の思考を認識する、してもらう
    ・共通認識を作っていく
    そのために、具体・抽象の各⽅向で思考する

    View Slide

  31. 30
    まとめ
    ありがとうございました︕
    新しい認識の創造のため、
    ぜひフィードバックをお願いします︕

    View Slide