スクラムフェス三河2023の登壇資料です
https://confengine.com/conferences/scrum-fest-mikawa-2023/proposal/18666
2023/09/16スクラムフェス三河2023竹内 賢司(kenzzzzzy)上手くいかない日々を言語化するため「言語化」についてよく考えてみた
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1自己紹介竹内 賢司(kenzzzzzy)単一顧客向けのSIに従事(非アジャイル)チーム内の複数プロジェクトの要件定義とか進捗管理とかチームビルディング・開発プロセス改善@kenzy1828⽣息地︓静岡県磐⽥市
2テーマ話すこと自身の置かれた様々な状況で必要な『言語化』話さないこと・結果、成功事例・言語学、専門知識・トレーニング・『言語化』とは︖・何をどう言語化していくのが良かったか
3背景• 複数プロジェクト管理• 進捗状況の確認• 各種レビュープロジェクトタスク
4背景• 要件定義、ユーザーレビュー(システム/エンドユーザ)• システム運用保守• プロダクトの定例会議顧客タスク
5背景チーム• チームビルディング• 1on1、エンゲージメント• 開発プロセス改善タスク
6背景組織• ナレッジマネジメント• 組織カイゼンタスク
7きっかけ山積みの課題との闘い• アジャイル/スクラムとの出会い、期待→ イベント参加、書籍による学び→ プラクティス導入• 空回りが続く→ OSTやイベントで相談自身の課題感を伝えられていない︕
8きっかけ自分の考えを『言語化』していこうどうすれば上手く『言語化』できるようになるだろうそもそも『言語化』ってどういう事︖
9前提「言語化」とは︖
10前提「言語化」とは︖思いや考えを言葉で表現する事
11前提「言語化」とは︖思いや考えを言葉で表現する事分かりやすく、伝わる表現にするというニュアンスも含まれる
12言語化の定義『言語化』を細分化・思考の認識・思考の伝達・共通認識の形成・認識の創造
13言語化その1◆思考の認識具体化・アウトプットすることで客観化・広く知識や事例を集める・WhyやSo whatの繰り返しや要素分解による掘り下げ認識が深まる︕思考のネタ悩み興味
14言語化その1◆思考の認識抽象化・メタ認知・グルーピング、関連性の定義・自身の視点での絞り込み、切り取り具体化したネタ悩み興味思考が整理される︕
15ふりかえり自分の思考の認識・問題の洗い出しをしないままやみくもに解決策を探していた・たまたま当てはまりそうなものを⾒つけて、散発的に試していた・まず先に現状の把握と分析・「何が必要か」「なぜやるか」の視点を明確にする
16言語化その2◆思考の伝達認識した内容を相手にわかりやすく伝える具体化した思考抽象化した思考・データ、事例・ノウハウ、手順・ビジョン、目的・Why誰に何のために伝えるか、で何をどう伝えるかが変わる
17チームに伝える事・具体的なHowを伝えるだけでは不⼗分チームへの思考の伝達・意図やゴール、Whyを伝えてビジョンを共有する→ 自律的な動きへ
18顧客に伝える事• 「必要なこと」だけをそのままつたえても実感が持てない顧客への説明• 具体的なHow、明確な数字が必要• 伝えるWhyの背景にある因果関係も重要
19言語化その3◆共通認識の形成思考の認識と伝達は、一⽅向のもの・それぞれの思考と、その元となる具体事例がある→ 一⼈の認識範囲よりも広い視野・それぞれ異なった切り取り⽅や関連付けをする→ 一⼈の認識よりも多角的な視点それぞれの言語化のすり合わせ
20言語化その3合意形成のために・「透明性」を常に確保する→ 同じものを⾒ているという前提が⽣まれる→ そこから得る気付きを共有できる・大きなビジョンを共有する→ ゴールが同じ⽅向であれば、話がズレない→ 差分が相乗効果を⽣む
21言語化その3SECIモデル共同化 表出化連結化内面化暗黙知暗黙知形式知形式知
22言語化その3SECIモデル共同化 表出化連結化内面化暗黙知暗黙知形式知形式知個での言語化個での経験共体験共通化
23組織運営チーム間の共有・自チームの⽅法論をそのまま横展開してもすべて解決はしない・それぞれの背景と違いを共有し、相乗効果へ前提となる、大枠でのビジョンの共有が必要
24言語化その4◆認識の創造・掘り下げや構造化で解像度を上げるのではなく、そもそも元が存在しないようなケース→ アイデア、仮説推論→ デッサンのように、様々な言語化を経て浮かび上がらせる・ソシュール「言葉とはものの名前ではない」→ 他の言葉との差や関係性によって対象が認識される
25言語化した結果言語化してみて分かった事様々なケースで、各言語化のフェーズを意識していく事が必要
26なにが必要か
27なにが必要か広く事例収集、分析Whyの掘り下げ課題の洗い出し構造化関連性の抽出数字の根拠因果関係の提示システム面の目標何が必要か具体的な指示手順ビジョン中⻑期のゴールビジョンへのそれぞれの視点各⼈の具体事例それぞれの思考すり合わせた共通認識合意した手順・プロセスチームのビジョンチームの成功事例具体プロセス
28考察今後どうしていくか︖・自身の認識の共有化→ 自身、チーム、組織に向けての展開→ どうしていくべきかを一⼈で抱え込まない・継続的な言語化のトレーニング→ アウトプット
29まとめ言語化とは︖・自身の思考を認識する、してもらう・共通認識を作っていくそのために、具体・抽象の各⽅向で思考する
30まとめありがとうございました︕新しい認識の創造のため、ぜひフィードバックをお願いします︕