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時系列解析 輪読会資料 1章

時系列解析 輪読会資料 1章

参加しているコミュニティ、データラーニングギルドの輪読会で作成した資料。

参考書 時系列解析: 自己回帰型モデル・状態空間モデル・異常検知 https://amzn.to/33d8vQC

1章のテーマ 時系列データの記述・処理

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メガネ男

March 22, 2020
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Transcript

  1. • 本の中のプログラミングを実行できる自作jupyter notebook データ https://bit.ly/2T7iU9V • 季節指数を算定した自作スプレッドシート https://bit.ly/38PbRt6 • 本の章立て、サンプルコードのあるページ。

    ただし、このHP中のサンプルコードはそのまま実行してもうまく行かないことが あるのでおススメしない。 https://bit.ly/3bSZkqi (参考) 2
  2. • 時系列データを傾向変動・季節変動・不規則変動の3つの基本成分の合成と 考えるときの、合成の仕方 加法モデル 各成分の 足し算 と考える  O(t) = T(t) +

    S(t) + I(t)  特徴として、季節変動の大きさはO(t)の大きさに影響を受けない 乗法モデル 各成分の 掛け算と考える  O(t) = T(t) × S(t) × I(t)  特徴として、季節的変動の大きさがO(t)の大きさに影響を受ける •  時系列解析を行う際は、データの傾向をみて加法モデルと乗法モデルのどち らかを使うかを検討する必要がある 1.4 加法モデルと乗法モデル 9
  3. • 季節調整の例 ① センサス局法 移動平均を繰り返して調整  →恣意性がある、不安定性があるなどのデメリットあり ② X-13-ARIMA 時系列データを 傾向変動(T)、季節変動(S)、不規則変動(I)

    の3つの基本成分の合成と考える。  乗法モデル 基本的成分3つの積と考える O = T × S × I  加法モデル 基本的成分3つの和と考える O = T + S + I •  乗法モデルでは算術平均を使って求めるのは厳密には正しくないが、あまり 結果が変わらないので幾何平均を使うことまではしていない。 (参考)平均値の種類とその使い分けの方法 https://bit.ly/2TcYkVq 1.7 季節調整 15
  4. 季節指数算定の流れ • 原系列(T × S × I)を 中心化移動平均(T)で割った 月ごとの総計を出す(S ×

    I) • 月ごとの総計の平均を出す。 • 年間の合計が1,200(月の平均が100)になるように調整する (参考)スプレッドシート https://bit.ly/38PbRt6 1.7 季節調整 16
  5. •  予知能力なしで5連続で勝つチームを当てる確率は、50%の5乗、約3% •  この仮説があっているか、間違っているかの判断基準を有意水準といい、有 意水準が5%ならこの判断は間違っている、となる。 •  今回の場合の帰無仮説が正しいとしたときに、今回の占いの結果が得られる 確率約3%を p値(p value)という呼ぶ。

     p値が有意水準より小さければ帰無仮説を棄却し、対立仮説を受容する 26 判断 仮説①が正しい時 仮説②が正しい時 仮説①を棄却 第一種の過誤 正しい 仮説①を棄却しない 正しい 第二種の過誤 1.9 時系列データの基本統計量と前処理