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Claude Skillsで"仕事の型"を配布する
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西岡 賢一郎 (Kenichiro Nishioka)
November 29, 2025
Technology
0
27
Claude Skillsで"仕事の型"を配布する
機械学習の社会実装勉強会第53回 (
https://machine-learning-workshop.connpass.com/event/376965/
) の発表資料です。
西岡 賢一郎 (Kenichiro Nishioka)
November 29, 2025
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Transcript
Claude Skillsで"仕事の型"を配布する PM・開発者のための実践ガイド Skills未経験OK 機械学習の社会実装勉強会第53回 (2025/11/29) | 西岡 賢一郎
今日のゴール(3つの持ち帰り) これだけ押さえれば、すぐに実務で試せます 1 Skillの正体を理解する フォルダ+Markdownというシンプル構造で 「仕事の型」を表現 2 役割分担を整理する Skill /
MCP / Agents / Prompts の違いを把 握し使い分ける 3 10分で動かす方法を知る 最小構成のSkillを作成し、その場で試す手順 を学ぶ
Before — 今の課題 現場で起きがちな「ムダ」と「ばらつき」を可視化 × 毎回、長いプロンプトをコピペ 再利用性が低く、手戻りが発生 × 指示の仕方が人によりバラバラ 出力品質にブレが出る
× Jira/カレンダー登録の最後の一手が手作業 自動化されず、漏れや遅延が発生 × ナレッジが属人化して共有されない 標準化されず、再現性が低い これを 『型』 で解決できないか?
After — Skillsで解決 「仕事の型」を配布し、誰でも同じ手順・品質で実行できるようにする パッケージ化 手順書+テンプレ+スクリプトを1つに 同じ品質 誰が使っても再現性ある成果物 自動選択 descriptionから最適Skillを適用
外部連携 MCP経由でJira/Calendar等と接続 人ではなく 『型』 で品質を担保する
Skillの正体(フォルダ + SKILL.md) 最小構成で「仕事の型」を表現するシンプルな入れ物 フォルダ構成(最小例) my-skill/ ├── SKILL.md # 必須:
手順書本体 ├── resources/ # 任意: テンプレート置き場 └── scripts/ # 任意: Python/JSスクリプト Skill = フォルダ + SKILL.md 要素の意味 SKILL.md(必須) 手順書本体。StepsやSuccess Criteriaを記述 resources/(任意) テンプレートや表紙画像などの素材置き場 scripts/(任意) Python/JSの軽量スクリプトで補助処理を実装 特別なツール不要。テキストエディタだけで作れる 誰でも編集・レビューしやすい「プレーンテキスト」の運用が可能
SKILL.mdの構造(サンプル) YAMLフロントマター + Markdown本文(Steps / Success Criteria) SKILL.md — 完全サンプル
YAML + Markdown --- name: meeting-to-actions description: | 会議メモから決定事項・課題・担当・期限を抽出し、 アクションアイテム表を生成するSkill version: 1.0.0 --- # 会議メモ → アクション表 変換 ## Steps 1. 会議メモを読み込む フロントマター制約 name: 小文字・数字・ハイフンのみ、最大64文字 description: 最大1024文字(ClaudeのSkill選択に直結)
自動発火の仕組み(model-invoked) ユーザーの依頼に応じて、Claudeがdescriptionを読み、最適なSkillを自動適用 ユーザー入力 例: 「会議メモからアクションを抽 出して」 descriptionを読む Skillの説明文でタスク適合性を判 断 Skill自動選択
最適なSkillをClaudeが自動で選択 実行 定義手順どおりに出力を生成 例 会議メモ → アクション抽出(meeting-to-actions) ポイント: 適切なdescriptionが重要 どんな入力に対し、何をして、どんな出力を返すかを具体的に記述すると自動選択の精度が高まります。
どこで使えるか(環境別) 4つの環境での特徴とSkill配置場所を比較 環境 特徴 Skill配置場所 Claude.ai ブラウザ/デスクトップ Settings → Capabilities
→ ZIPアップロード(最大20個/ユ ーザー) Claude Code(ローカル) VS Code連携 ~/.claude/skills/ または .claude/skillsClaude Code WebブラウザIDEプロジェクト内 .claude/skills/ Claude API プログラム連携 /v1/skills エンドポイント(ベータヘッダ必須) 注意 環境間で自動同期はありません。各環境ごとにSkillの登録が必要です。
実行環境の違い(ネットワーク/パッケージ) 4つの環境のネットワークアクセスとパッケージ導入を比較 環境 ネットワーク パッケージ導入 Claude.ai 管理者設定(フル/部分/なし) 許可内なら pip install
可 Claude Code(ローカル) フルアクセス venv + requirements.txt 推奨 Claude API 完全オフ ランタイム install 不可。プリインストールのみ(pandas, pdfplumber 等) ポイント API環境は制約が強い分、挙動が予測しやすい
Skill vs MCP vs Agents vs Prompts(役割分担) 4つの要素の「役割」と「例え」で理解する 要素 役割
例え Skill 何を・いつ・どうやるかを定義するSOP(手順) 社内マニュアル MCP 外部システムへ安全に接続するための配線規格 コンセント・プラグ Agents 目標に向かって自律的にステップを回す枠組み 現場監督 Prompts 単発の指示や補足ナレッジを与える メモ書き 合言葉 Skillが決め、MCPが動かす 手順はSkill、外部連携はMCP。Agentはこれらを組み合わせて自律実行し、Promptは単発の指示。
トークン効率の違いと使い分け Skillはオンデマンド、MCPは初期化コストを考慮 項目 Skill MCP ロード方式 オンデマンドで必要な分だけ読み込み 事前初期化が必要な場合あり トークン消費 軽量(手順のみ都度参照)
初期化で数万トークン消費の可能性 主な用途 内部ワークフローの標準化(SOP) 外部システム連携(API/DB/Slack 等) 例 会議→アクション抽出、テンプレ適用 Jira/Calendar/Notion 連携 使い分け 1 内部ワークフロー → Skill 使い分け 2 外部システム連携 → MCP 使い分け 3 両方必要 → Skill から MCP を呼び出す 注: 実際の消費トークンはタスク内容・実装に依存します。
アーキテクチャの型(4層モデル) [入力] → [Skill選択] → [MCP連携] → [成果物] の流れを押さえる 入力
会議メモ・仕様書・チケット Skill選択 手順を特定し実行準備 MCP連携 必要に応じて外部サービスへ接続 成果物 表・PPTX・PRD・レポート 入力例 • 会議メモ • 仕様書 • チケット Skill例 • 手順実行 • テンプレ適用 • スクリプト実行 MCP例 • Jira / Calendar • Notion / DB • Slack 出力例 • アクション表 • PPTX / PRD • レポート 設計原則 1 Procedure(手順) = Skill 2 Integration(連携) = MCP 3 Execution(実行) = 環境に応じて選択 4 Output(成果物) = 標準フォーマット
セキュリティ & 運用(4つの原則) 現場でそのまま使えるチェックリスト 1. 権限最小化 • SKILL.md の allowed-tools
で利用ツールを最小化 • Claude Code は /allowed-tools で権限を確認 • 不要な Read/Writeを外す 2. 依存の再現性 • dependencies: python>=3.10, pandas>=2.0.0 • バージョン固定(例: pandas==2.2.3) • ローカルは venv、API はプリインストール前提 3. 秘密情報の分離 • APIキーを SKILL.md に記載しない • MCP の環境変数 / Secrets で管理 • 最小権限のサービスアカウントを使用 4. レビュー体制 • Skill も「コード」 。PR レビューを必須化 • 変更時は version を更新し変更履歴を残す • Code Owners/承認フローを設定 実装ヒント 最小権限 → 再現性 → 秘密管理 → レビュー の順で整備すると、短時間で安全な運用に移行できます。
デモ — 最小構成で動かす ゴール SKILL.md が「ただのテキスト」で、すぐ動くと体感する 1 SKILL.md を1ファイル作 成
雛形をコピーし、 name/description を自分の言葉に 2 会議メモを投入 Claudeにメモ(テキスト)を貼り 付けて実行 3 アクション表が自動生成 決定・課題・担当・期限を抽出し て表形式で出力 4 Jira連携の拡張イメージ共 有 必要なら Skill から MCP を呼び出 して登録
ユースケース — PM向け Skill化のポイントと連携先を比較(実務で即活用) ユースケース Skill化のポイント 連携先(例) 会議→アクション化 決定/課題/担当/期限を抽出 →
アクション表に整形 Jira・Calendar・Slack バックログ優先度付け RICE/WSJFを計算 → DoRチェックで並び替え Jira・Notion・Spreadsheet/DB PRD/仕様書生成 テンプレ差分更新 → レビュー観点チェックリスト Notion・Confluence・Git(PR) ステータスレポート 複数ソースを集約 → 週次サマリとリスク/対策 Jira・Slack・Calendar・DB ヒント 手順はSkillで定義し、外部システム連携はMCPで配線。 「Skillが決め、MCPが動かす」を徹底。
ユースケース — 個人向け Skill化のポイントと連携先(Gmail/Cal/Slack/Git/Anki) ユースケース Skill化のポイント 連携先 OKRコーチ 週次1枚レポート(Confidence/Next Action)をテンプレ
で自動生成 Cal(予定の参照で進捗判断) インボックストリアージ Gmail/Cal/Slackを取り込み、Today / ThisWeek / Laterに 分類 Gmail・Cal・Slack 学習ノート整理 ハイライト抽出→カード化→Anki形式でエクスポート Anki 日報/週報生成 Git commit + Calから活動を集約し、要点サマリを自動生 成 Git・Cal ポイント 小さなSkillから始め、テンプレと連携先を固定して再現性の高い個人ワークフローに。
明日からの一歩(3ステップ) すぐ実行できるチェックリスト 1 環境確認(5分) • Claude.ai: Settings → Capabilities で
Skills を有効化 • Claude Code: ~/.claude/skills/ を作成 • API: /v1/skills とベータヘッダの可否を確認 2 最初のSkill作成(10分) • skillを作るskillを有効化 • ほしいskillを自然言語で入力 • 配置: .claude/skills/ か ZIP アップロード 3 小さく試して共有 • 手元の会議メモで動作 → アクション表を確 認 • チームに配布(README/サンプル付) • フィードバックで改善し version 更新 今日のアクション 「今夜1つ作る → 明日共有する」 。小さく早く回し、学習ループを作る。
まとめ 今日のキーポイント 1 Skill = フォルダ + SKILL.md 特別なツールは不要。手順書・テンプレート・ 軽量スクリプトをひとまとめにし、テキストだ
けで配布・共有できる。 2 「Skillが決め、MCPが動か す」 やり方(SOP)はSkill、外部システム連携は MCP。必要に応じてAgentが組み合わせ、自律 的に実行する。 3 型で品質を担保する 人依存を減らし、誰が使っても同じ品質の成果 物を再現。チームでの共有と改善が継続的に回 せる。