LLMは次の単語を選ぶとき、確率分布からサイコロを振っています。このサイコロは通常、計算で作られた疑似乱数 — シードが分かれば全て再現できる「書かれた偶然」です。本スライドでは、このサイコロを本物の物理ゆらぎに差し替えるプロジェクト「乱数の管」の構想を紹介します。
ANU量子乱数源(真空のゆらぎ)とガイガー管+ESP32(放射性崩壊)を源泉に、Cloudflare Worker上のプールへ蓄積し、仮想デバイス /dev/tube を通してllama.cppのサンプラーに一滴ずつ注ぐ — 全部品が趣味の予算(機材費約7,000円)で揃います。消費一回性・引き直し禁止・出自の台帳という規律の設計、「拮抗した時だけ物理を使う」案を捨てて全単語選択を管に通すことにした理由、そして物理乱数がAIの複製と本物を分ける生存証明や、枯渇したら眠る「ランダムパワー代謝」につながる展望まで。
リポジトリ: https://github.com/428lab/kuda