福祉的食料支援ネットワーク
「ソーシャルフードドライブ(仮称)」のしくみ開発に向けて
フードバンク、フードドライブ、フードパントリーなど行政や企業、地域団体から食料提供いただく様々なしくみがあります。食ロス解決や困窮者支援、シングルマザー支援などそれぞれの分野、それぞれの目的で活動が行われていますが、この福祉的な食料支援のしくみを一元化することで、需要と供給のマッチングをスムーズに行えるしくみを構築します。
また、食料提供者(企業、団体、個人)と受け手側(要支援者、施設)の両者をつなぐためには、集めると配るといった運ぶ作業が問題となる要因(ボトルネック)となっていることから、その問題を解決すべきしくみとして福祉がもつ車両を活用し、ヒトの移動と同時にモノの移動も支え、地域貢献につながる配送手段を確保し、活動を広げるための持続可能なしくみを構築することを目的に、ワークショップを開催します。
第1回目は、各施設、個人における福祉系食料支援にまつわる現状と課題を洗い出し、その課題を解決すべき手段として、どのようなしくみを作ることでその解決につながるか、しくみの考え方、できることの確認、役割分担について、行政担当職員、福祉団体職員、ボランティア関係者等幅広い分野の方々とオープンスペーステクノロジー(OST)と言われる新しいワークショップの形で展開します。以降、今年度は2回のプレ実証と3回のワークショップを実施し、最終ゴールとして、黒部市を中心とした県東部での「ソーシャルフードドライブ」のしくみを構築し、福祉車両の遊休時間を活用し、移動資源を共有化する「ふくしモビリティネット」のしくみと組み合わせたシステム開発を目指し、様々な社会課題解決につなげていきます。
共催 社会福祉法人黒部市社会福祉協議会
一般社団法人SMARTふくしラボ
※この事業は(一財)トヨタ・モビリティ基金からの助成金を受け(一社)SMARTふくしラボが行っています