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QGISハンズオン「QGISで地域防災!」

kou_kita
October 06, 2019

 QGISハンズオン「QGISで地域防災!」

FOSS4G KANSAI 2019のハンズオン「QGISで地域防災!」の資料です。

kou_kita

October 06, 2019
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Transcript

  1. QGISで地域防災

    オープンデータとプロセッシングツールで
    津波避難の準備をしよう
    1

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  2.  QGISバージョン3から、多くの機能が「プロセッ
    シングツール」に統合されました。
    様々な分析をプロセッシングツールで行うことができま
    す。
    今回は、プロセッシングツールを使って津波避難につい
    て、分析・可視化をしてみます。
     また、複数のプロセッシングツールを自動で実行する
    「グラフィカルモデラー」も利用してみます。
    2

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  3. <このハンズオンの想定>
    みなさんは、福祉施設の管理を行う業務をしています。
    もし南海トラフ地震が発生し、津波避難をしなければいけなくなったとき
    のために、避難訓練を行います。
    まずは、利用者が津波到達までに逃げられる範囲は1000mだということがわ
    かりました。
    各施設から1000mの範囲に、津波発生時の避難場所がどこにあるのか確認し
    ます。
    もし避難所がなかったときはどうしたらいいでしょう?
    行政に要請する?新たな避難場所を独自に考える?
    そういうことを検討するために、オープンデータとQGISを使って、
    まずは現状を地図で確認してみましょう。
    3

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  4. <注意事項>
    このハンズオンで利用しているデータは、処理の時間等も考慮し、兵庫県
    の東部の一部(西宮市、尼崎市、芦屋市)のデータになっています。
    元のデータが基本的にオープンデータです。
    自分で入手することも可能ですので、ご自分の住む街が必要な場合は、各
    自入手してください。
    また、避難の範囲(このハンズオンでは1000m)は、あくまでも例です。
    実際の津波到達時間、避難距離はわかりませんので、実務で行う場合は、
    実際の値をご自分で調査してください。
    4

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  5. 津波浸水域内の福祉施設から
    一定距離内の避難場所を探す
    5

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  6. 6

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  7. 準備
    7

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  8. 材料
    ● 福祉施設(国土数値情報)
    ● 避難場所(G空間情報センター)
    ● 津波浸水域(兵庫県オープンデータ)
    ● 道路ライン(OpenstreetMap)
    8

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  9. ハンズオンフォルダ「津波避難」の
    「津波避難_兵庫県一部.gpkg」
    にレイヤが保存されています。
    9

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  10. QGISを起動してください
    10

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  11. メニューに「プロセッシング」が無い方は、
    教えて下さい。
    11

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  12. <背景図をレイヤに追加します>
    フォルダ「津波避難」の「OSM_兵庫県.jpg」をQGISに
    ドラッグ&ドロップ
    12

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  13. <背景図をレイヤに追加します>
    座標参照系を選択します。
    「WGS84(EPSG:4326)」を選択します。
    13

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  14. <ベクタレイヤを追加します>
    フォルダ「津波避難」の「津波避難_兵庫県一部.gpkg」を
    QGISにドラッグ&ドロップ
    14

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  15. <ベクタレイヤを追加します>
    「全て選択」ボタンをクリックして、「OK」ボタンをクリッ
    クします。


    15

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  16. <ベクタレイヤを追加します>
    地図に必要なレイヤが表示されます。
    16

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  17. <ベクタレイヤを追加します>
    レイヤの順番を確認しましょう。
    17

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  18. <プロジェクトを保存します>
      ボタンをクリックしてプロジェクトを保存します。
    フォルダ「津波避難」に保存しましょう。
    ファイル名はわかりやすく「津波避難場所」としましょう。
    18

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  19. ここまでで失敗している方や、途中で強制終了してしまった
    人などは、フォルダ「津波避難」にある
    「バックアップ_津波避難場所.qgz」ですべてのレイヤを表
    示した状態の地図を表示することができます。
    19

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  20. 分析
    20

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  21. ・・・これからの作業の説明
    1. 津波浸水範囲に入っている福祉施設のみを抽出
    2. 津波浸水域外の避難場所を抽出
    3. 2で抽出したデータから「津波」が対象の避難場所を抽出
    4. 1で抽出した福祉施設から道路に沿った避難可能距離の範
    囲を計算
    5. 4の範囲内にある避難場所をカウント
    21

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  22. <津波範囲内の福祉施設を抽出>
    津波浸水想定範囲の中にある福祉施設を抽出します。
    22

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  23. <津波範囲内の福祉施設を抽出>
    メニュー「プロセッシング」→「ツールボックス」を選択し
    ます。
    23

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  24. <津波範囲内の福祉施設を抽出>
    ツールボックスの「ベクタ選択」→「場所による抽出」を
    選択します。
    24

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  25. <津波範囲内の福祉施設を抽出>
    抽出するレイヤに「福祉施設」、空間的関係は「交わる」、
    比較対象レイヤは「津波浸水範囲」を選択し「実行」。
    福祉施設ポイント
    津波浸水範囲
    25

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  26. <津波範囲内の福祉施設を抽出>
    津波浸水範囲のポリゴンに不正があるので、
    処理に失敗します。一度閉じます。
    26

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  27. <津波範囲内の福祉施設を抽出>
    この赤い点の部分が不正なジオメトリです。
    (プロセッシングツール「有効性チェック」で確認できます。)
    27

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  28. <津波浸水範囲の修正をします>
    ジオメトリに不正のあった津波浸水範囲を修正して、分析に使え
    るようにします。
    28

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  29. <津波浸水範囲の修正をします>
    検索に「修正」と入力し、「ジオメトリの修正」を
    選択します。
    29

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  30. <津波浸水範囲の修正をします>
    入力レイヤは「津波浸水範囲」を選択し「実行」ボタンをク
    リック。
    津波浸水範囲
    30

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  31. <津波浸水範囲の修正をします>
    新しい一時レイヤが作成されます。
    31

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  32. <津波浸水範囲の修正をします>
    「F2」キーを押して、名前をわかりやすく修正します。
    「修正津波範囲」と入力しましょう。
    32

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  33. <津波浸水範囲の修正をします>
    一応ファイルに保存しておきます。
    レイヤ横の「  」をクリックして、ファイルに保存します。
    フォルダ「津波避難」の
    「津波避難_兵庫県一部.gpkg」を指定
    「修正津波範囲」と入力
    33

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  34. <津波浸水範囲の修正をします>
    紛らわしいので、もともとの津波浸水範囲は削除します。


    レイヤを選択してから、クリック
    34

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  35. <再度、津波範囲内の福祉施設を抽出>
    修正した津波浸水範囲を利用して、再度津波浸水範囲内の福祉施
    設を抽出します。
    35

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  36. ツールボックスの「ベクタ選択」→「場所による抽出」を
    選択します。
    <再度、津波範囲内の福祉施設を抽出>
    36

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  37. <再度、津波範囲内の福祉施設を抽出>
    抽出するレイヤに「福祉施設」、空間的関係は「交わる」、
    比較対象レイヤは「修正津波範囲」を選択し「実行」。
    福祉施設ポイント
    修正津波範囲
    37

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  38. <再度、津波範囲内の福祉施設を抽出>
    新しくレイヤが作成されるので、「F2」キーでレイヤ名を変
    更します。「抽出福祉施設」としましょう。
    38

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  39. <津波浸水範囲の修正をします>
    一応ファイルに保存しておきます。
    レイヤ横の「  」をクリックして、ファイルに保存します。
    フォルダ「津波避難」の
    「津波避難_兵庫県一部.gpkg」を指定
    「抽出福祉施設」と入力
    39

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  40. <津波浸水範囲の修正をします>
    紛らわしいので、もともとの福祉施設は削除します。


    レイヤを選択してから、クリック
    40

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  41. <津波範囲外の避難場所を抽出>
    津波浸水範囲の外の避難場所を抽出します。
    41

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  42. ツールボックスの「ベクタ選択」→「場所による抽出」を
    選択します。
    <津波範囲外の避難場所を抽出>
    42

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  43. <津波範囲外の避難場所を抽出>
    抽出するレイヤに「避難場所」、空間的関係は「離れた」、
    比較対象レイヤは「修正津波範囲」を選択し「実行」。
    避難場所ポイント
    修正津波範囲
    43

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  44. <津波範囲外の避難場所を抽出>
    新しいレイヤが作成されます。今回は次の処理にも使用する
    ため、レイヤはそのままにします。
    44

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  45. <対象が「津波」の避難場所を抽出>
    避難場所の対象が「津波」に対応している避難場所のみを抽出し
    ます。
    45

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  46. ツールボックスの「ベクタ選択」→「属性による抽出」を
    選択します。
    <対象が「津波」の避難場所を抽出>
    46

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  47. 属性データの「津波」フィールドに「◎」が入力されている
    データを抽出します。
    <対象が「津波」の避難場所を抽出>
    47

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  48. 入力レイヤに「出力レイヤ」、属性選択に「津波」、
    演算子は「=」、値に「◎」を入力し、「実行」します。
    <対象が「津波」の避難場所を抽出>
    出力レイヤ
    津波


    48

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  49. 新しくレイヤが作成されるので、「F2」キーでレイヤ名を変
    更します。「抽出避難場所」としましょう。
    <対象が「津波」の避難場所を抽出>
    49

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  50. 一応ファイルに保存しておきます。
    レイヤ横の「  」をクリックして、ファイルに保存します。
    フォルダ「津波避難」の
    「津波避難_兵庫県一部.gpkg」を指定
    「抽出避難施設」と入力
    <対象が「津波」の避難場所を抽出>
    50

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  51. 紛らわしいので、もともとの避難場所と一時レイヤは
    削除します。


    レイヤを選択してから、クリック
    <対象が「津波」の避難場所を抽出>
    51

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  52. <福祉施設から一定の距離を算出>
    福祉施設から、避難できる一定距離を道路に沿って
    算出します。今回は福祉施設から1kmの範囲を算出します。
    52

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  53. ツールボックスの「ネットワーク解析」→「サービスエリア
    (始点レイヤ)」を選択します。
    <福祉施設から一定の距離を算出>
    53

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  54. ネットワークを表すレイヤに「OSM道路」、始点を含むレイヤ
    に「抽出福祉施設」、計算するパスの種類は「最短」、求め
    たい旅行コストに「1000」を入力し、「実行」します。
    <福祉施設から一定の距離を算出>
    OSM道路
    抽出福祉施設
    最短
    1000
    54

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  55. 1000mの範囲がラインレイヤで作成されます。
    <福祉施設から一定の距離を算出>
    55

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  56. 施設ごとの1000mの範囲をポリゴンにします。
    プロセッシングツールの検索に「凸」(とつ)と入力して、
    「ベクタジオメトリ」の「凸包」を選択します。
    <福祉施設から一定の距離を算出>


    56

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  57. 入力レイヤに「サービスエリアの出力」を選択し、「実行」
    をクリックします。
    <福祉施設から一定の距離を算出>
    サービスエリアの出力
    57

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  58. 新しいレイヤで福祉施設から1000m範囲のポリゴンができま
    す。
    <福祉施設から一定の距離を算出>
    58

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  59. 新しくレイヤが作成されるので、「F2」キーでレイヤ名を変
    更します。「1000m範囲」としましょう。
    <福祉施設から一定の距離を算出>
    59

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  60. <1000m範囲内の避難場所をカウント>
    福祉施設から、1000mの範囲の中に避難場所があるか確認するた
    めに、範囲内のポイントをカウントします。
    60

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  61. プロセッシングツールの検索に「点の数」と入力して、
    「ベクタ解析」の「ポリゴン内の点の数」を選択します。
    <1000m範囲内の避難場所をカウント>


    61

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  62. ポリゴンレイヤに「1000m範囲」、点レイヤに「抽出避難場
    所」を選択し、「実行」します。
    <1000m範囲内の避難場所をカウント>
    1000m範囲
    抽出避難場所
    62

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  63. 新しくレイヤが作成されるので、「F2」キーでレイヤ名を変
    更します。「避難場所カウント」としましょう。
    <1000m範囲内の避難場所をカウント>
    63

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  64. 一応ファイルに保存しておきます。
    レイヤ横の「  」をクリックして、ファイルに保存します。
    フォルダ「津波避難」の
    「津波避難_兵庫県一部.gpkg」を指定
    「避難場所カウント」と入力
    <1000m範囲内の避難場所をカウント>
    64

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  65. 属性テーブルを表示して、避難所の数を確認します。
    フィールド名をクリックすると、並び替えることができます。
    <1000m範囲内の避難場所をカウント>
    65

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  66. 今回利用した
    プロセッシングツール
    66

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  67. 67
    <ジオメトリの修正>
     ジオメトリ(レイヤの地物)
    にGIS上のエラーが有る場合に、
    プロセッシングツールの処理が
    できずエラーになります。
     その場合このコマンドを実行
    すると、修正した新しいレイヤ
    を作成します。
     ジオメトリエラーは主にポリ
    ゴンレイヤで発生し、同じ点に
    複数のノードがあったり、図形
    が交差していたりする場合が該
    当します。
     

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  68. 68
    <場所による抽出>
     2つのレイヤを比較して、重
    なっている、重なっていないな
    どの条件に合致する地物を抽出
    して新しいレイヤを作成しま
    す。
     同じような機能で、地物を選
    択するだけの「場所による選
    択」があります。
     

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  69. 69
    <属性による抽出>
     レイヤの属性値で地物を抽出
    して、新しいレイヤを作成しま
    す。
     同じような機能で、地物を選
    択するだけの「属性による選
    択」があります。
     

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  70. 70
    <サービスエリア>
     ある地点からラインに沿って
    指定した距離の範囲を新しいレ
    イヤで作成します。
     移動時間を指定することもで
    きます。
     

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  71. 71
    <凸包>
     選択したレイヤの地物ごとの
    凸包(凹んだ部分を省略した範
    囲)を作成します。
     地物ごとではなく同じ属性を
    持つグループで凸方を作成した
    いときには、「最小境界ジオメ
    トリ」を使用します。
     

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  72. 72
    <ポリゴン内の点の数>
     ポリゴンレイヤに重なるポイ
    ントレイヤの、ポリゴンの範囲
    内のポイントの数をカウント
    し、新しいポリゴンレイヤを作
    成します。そのレイヤの属性
    テータにポイントの数を記録し
    ます。
     

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  73. グラフィカルモデラーを使って
    プロセッシング処理を自動化
    73

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  74. 74
    グラフィカルモデラーとは?
    グラフィカルモデラーは、プロセッシングツールの複数の
    コマンド処理を一度に自動でできるようにする機能です。
    データ分析を行うために、たくさんの処理を行う必要がある場合に、
    同じようなデータ(例えば市町村ごととか)に対して同じ処理を
    何度も行うのは大変です。
    そこで、グラフィカルモデラーを使うことで、
    一度で処理を完了することができます。

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  75. ・・・今回自動化する処理
    1. 津波浸水範囲に入っている福祉施設のみを抽出
    2. 津波浸水域外の避難場所を抽出
    3. 2で抽出したデータから「津波」が対象の避難場所を抽出
    4. 1で抽出した福祉施設から道路に沿った避難可能距離の範
    囲を計算
    5. 4の範囲内にある避難場所をカウント
    75

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  76. 1. 「ジオメトリの修正」で津波浸水範囲を修正
    2. 「場所による抽出」で修正津波浸水範囲の中の福祉施設を
    抽出
    3. 「サービスエリア(始点レイヤ)」で福祉施設から1000m
    のラインを作成
    4. 「凸包」で1000mラインの範囲を作成
    76
    プロセッシングツールの順序

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  77. 77

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  78. 78
    実際に実行してみますので
    まずはご覧ください

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  79. <グラフィカルモデラーの画面>
    79

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  80. 80

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  81. 81
    名前:モデルの名前
    グループ:モデルをプロジェクトに登録するときの
         グループ名

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  82. 82
    これをクリックすると、プロセッシン
    グツールボックスに追加される。
    (このプロジェクトでのみ有効)

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  83. 83
    レイヤや数値など、
    プロセッシングツールを
    実行するためのアイテムを
    モデラーに追加します。

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  84. 84

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  85. 85
    プロセッシングツールの
    コマンドを選択します。

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  86. 86

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  87. <モデルを作ってみよう>
    87

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  88. 88
    メニューの「プロセッシング」→「グラフィカルモデラー」
    を選択します。
    <モデルを作ってみよう>

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  89. 89
    「モデル名」を入力します。今回は「避難範囲算出」と入力
    しましょう。
    <モデルを作ってみよう>

    View Slide

  90. <アイテムを追加>
    90
    レイヤアイテムとして「津波浸水範囲レイヤ」、「福祉施設レイヤ」、
    「道路レイヤ」、
    数値入力用アイテムで「避難距離」をモデルに追加します。

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  91. 91
    津波浸水範囲レイヤをアイテムに追加します。
    「入力」タブをクリックして、「ベクタレイヤ」を
    ダブルクリックします。
    <アイテムを追加>


    View Slide

  92. 92
    パラメーター名に「津波浸水範囲」と入力し、
    ジオメトリタイプを「ポリゴン」にします。
    「OK」ボタンをクリックします。
    <アイテムを追加>

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  93. 93
    モデルにアイテムが追加されます。
    <アイテムを追加>

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  94. 94
    福祉施設レイヤをアイテムに追加します。
    ふたたび「ベクタレイヤ」をダブルクリックします。
    <アイテムを追加>

    View Slide

  95. 95
    パラメーター名に「福祉施設」と入力し、
    ジオメトリタイプを「ポイント」にします。
    「OK」ボタンをクリックします。
    <アイテムを追加>

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  96. 96
    モデルにアイテムが追加されます。
    <アイテムを追加>

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  97. 97
    道路レイヤをアイテムに追加します。
    ふたたび「ベクタレイヤ」をダブルクリックします。
    <アイテムを追加>

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  98. 98
    パラメーター名に「道路」と入力し、
    ジオメトリタイプを「ライン」にします。
    「OK」ボタンをクリックします。
    <アイテムを追加>

    View Slide

  99. 99
    モデルにアイテムが追加されます。
    <アイテムを追加>

    View Slide

  100. 100
    数値を入力する「避難距離」をアイテムに追加します。
    「数値」をダブルクリックします。
    <アイテムを追加>

    View Slide

  101. 101
    パラメーター名に「避難距離」と入力し、
    数値型を「integer」(整数値)にします。その他はそのまま
    でいいです。「OK」ボタンをクリックします。
    <アイテムを追加>

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  102. 102
    モデルにアイテムが追加されます。
    <アイテムを追加>

    View Slide

  103. <画面からはみ出したら>
    103

    View Slide

  104. 104
    モデルが画面からはみ出したら、  ボタンをクリックする
    と画面の中に収まります。(もしくは画面を広げます)
    <画面からはみ出したら>

    View Slide

  105. 105
    モデルを個別にドラッグで動かすこともできます。
    <画面からはみ出したら>

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  106. <「ジオメトリの修正」の追加>
    106
    津波浸水範囲レイヤに不正なジオメトリがあるので、
    「ジオメトリの修正」を行って修復します。
    処理結果は、次の処理に使用しますが、レイヤとして出力はしません。

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  107. 107
    「アルゴリズム」タブをクリックして、検索に「修正」と入
    力し、「ジオメトリの修正」をダブルクリックします。
    <「ジオメトリの修正」の追加>



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  108. 108
    Descriptionはそのままでもいいですが、あとあとわかりやす
    いように「津波範囲 ジオメトリ修正」とします。
    入力レイヤに「津波浸水範囲」アイテムを選択します。
    <「ジオメトリの修正」の追加>
    わかりやすく変更

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  109. 109
    「OK」ボタンをクリックすると、モデルにコマンドが追加さ
    れます。
    <「ジオメトリの修正」の追加>

    View Slide

  110. <「場所による抽出」の追加>
    110
    津波浸水範囲の中にある、福祉施設を抽出します。
    処理結果は、うまくできているか確認するため、レイヤに出力します。

    View Slide

  111. 111
    検索に「場所による」と入力し、「場所による抽出」をダブ
    ルクリックします。
    <「場所による抽出」の追加>


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  112. 112
    Descriptionはそのままでもいいですが、あとあとわかりやす
    いように「福祉施設 場所による抽出」とします。
    入力レイヤに「福祉施設」アイテムを選択します。
    <「場所による抽出」の追加>
    わかりやすく変更

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  113. 113
    空間的関係から抽出方法を選択します。
      をクリックして、「交わる」を選択して、「OK」ボタン
    をクリックします。
    <「場所による抽出」の追加>


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  114. 114
    比較対象のある地物のあるレイヤでジオメトリ修正した津波
    浸水範囲「'出力レイヤ' from algorithm '津波範囲 ジオメ
    トリの修正'」を選択します。
    <「場所による抽出」の追加>
    修正処理した津波浸水範囲

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  115. 115
    レイヤを地図に出力する場合は、出力レイヤにレイヤ名を入
    力します。ここでは「出力福祉施設」と入力します。
    <「場所による抽出」の追加>
    出力するレイヤ名

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  116. 116
    「OK」ボタンをクリックすると、モデルにコマンドが追加さ
    れます。
    <「ジオメトリの修正」の追加>

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  117. 117
    うまくできているか試してみましょう。
      ボタンをクリックすると、モデルを実行できます。
    <「ジオメトリの修正」の追加>

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  118. 118
    「津波浸水範囲」「福祉施設」「道路」を選択します。
    「避難距離」はまだ使用しないので、入力しません。
    「実行」ボタンをクリックすると、処理が開始されます。
    <「ジオメトリの修正」の追加>

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  119. 119
    正しく処理ができているか確認します。
    ※元の福祉施設レイヤを非表示にして、新しいレイヤを一番上に表示します。
    <「ジオメトリの修正」の追加>

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  120. 120
    きちんと作成されていることが確認されたら、
    作成した福祉施設の一時レイヤは削除してください。
    Point!

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  121. <「サービスエリア」の追加>
    121
    抽出した福祉施設から、道路に沿って指定した距離の新しいラインを作成
    します。
    処理結果は、うまくできているか確認するため、レイヤに出力します。

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  122. 122
    「ネットワーク解析」→「サービスエリア(始点レイヤ)」
    をダブルクリックします。
    <「サービスエリア」の追加>

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  123. 123
    Descriptionはそのままでもいいですが、あとあとわかりやす
    いように「避難距離 サービスエリア(始点レイヤ)」とし
    ます。
    ネットワークを表すベクタレイヤに「道路」アイテムを選択
    します。
    わかりやすく変更
    <「サービスエリア」の追加>

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  124. 124
    開始点を含むベクタレイヤに
    「'出力レイヤ' from algorithm '福祉施設 場所による抽出
    '」を選択します。(前の処理で出力した一時レイヤ)
    <「サービスエリア」の追加>

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  125. 125
    求めたい旅行コストで、数値のアイテムを選択します。
      をクリックして、「モデル入力」を選択します。
    そして、「避難距離」アイテムを選択します。
    <「サービスエリア」の追加>

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  126. 126
    レイヤに計算したラインを出力するので、
    サービスエリアの出力(線)に「避難ライン」と入力します。
    <「サービスエリア」の追加>

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  127. 127
    「OK」ボタンをクリックすると、モデルにコマンドが追加さ
    れます。
    <「サービスエリア」の追加>

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  128. 128
    うまくできているか試してみましょう。
      ボタンをクリックすると、モデルを実行できます。
    <「サービスエリア」の追加>

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  129. 129
    「津波浸水範囲」「福祉施設」「道路」を選択します。
    「避難距離」は「1000」と入力します。(1kmの距離を計算)
    「実行」ボタンをクリックすると、処理が開始されます。
    <「サービスエリア」の追加>

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  130. 130
    正しく処理ができているか確認します。
    ※避難ラインの色を見やすく変更しています。
    <「サービスエリア」の追加>

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  131. <モデルの保存>
    131
    作成したモデルを保存します。
    ファイルにも保存できますし、プロジェクトに保存することもできます。

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  132. 132
    ファイルに保存する場合は、ツールバーの  ボタンをク
    リックします。
    <モデルの保存>

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  133. 133
    プロジェクトに保存する場合は、ツールバーの  ボタンを
    クリックします。
    <モデルの保存>

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  134. 134
    プロジェクトに保存した場合は、プロセッシングツールボッ
    クスから利用することができます。
    <モデルの保存>

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  135. <時間があれば・・・>
    135

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  136. 136
    時間があれば次の作業もモデルに追加してみましょう。
    1. 「凸包」で避難ラインの範囲を作図します。
    2. 「避難場所」をレイヤに追加します。
    3. 「場所による抽出」で津波範囲の外にある避難場所を抽
    出します。
    4. 「ポリゴン内の点の数」で1.で作成した範囲内の3.で抽
    出した避難場所をカウントします。

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  137. 137

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  138. 138

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