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20231027_Bedrock勉強会
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Kazuki Maeda
October 26, 2023
Technology
3
1.5k
20231027_Bedrock勉強会
https://minorun365.connpass.com/event/300097/
の登壇資料
Kazuki Maeda
October 26, 2023
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Transcript
非BedrockアプリをBedrock して 開発観点で比較する AWSの生成AI「Amazon Bedrock」入門&LT会! 2023-10-27 @kzk_maeda
自己紹介 Kazuki Maeda 𝕏 @kzk_maeda SRE/DRE @atama plus AWS Community
Builders AWS Startup Community Core Member
自己紹介
agenda 1. 対象RAGアプリの紹介 2. Bedrockしてみる 3. Bedrock前後で比較 (開発運用面)
免責 • 2023/10/26時点での情報を元に作成しています
対象RAGアプリの紹介
そもそもRAGとは? • Retrieval Augmented Generationの略 • 外部の知識ソースを利用して大規模言語モデル(LLM)の回答の 質を向上させる手法
対象のRAGアプリ紹介
対象のRAGアプリ紹介 モニタリングツールに 対してエラー検索 エラーログから 既存チケットを検索
対象のRAGアプリ紹介 LLM部分は LangChain + OpenAI APIで実現
Bedrockしてみる
「Bedrockする」とは? • Bedrock以外のLLMツールセットを用いて実装されたアプリケー ションをBedrockに移行すること
「Bedrockする」ために必要なこと • コードを修正 • 実行環境のIAM RoleにPolicyをアタッチ • 以上!
「Bedrock」してみた • LangChainのバージョン上げてboto3への依存を追加
「Bedrock」してみた • メインの部分はほぼこれでOK
「Bedrock」してみた • メインの部分はほぼこれでOK OpenAIへの依存を削除 boto3でBedrockのclient を定義し、LangChainの Embeddingに渡す Embedding modelとして 提供されているtitan
v1を 指定
「Bedrock」してみた • 仕上げに権限と環境変数を変えてデプロイ
Bedrock前後で比較
開発環境 • Bedrockへの認証をIAM Roleに持たせることで、コードの外の責 務となり、ローカルで動作確認する際に一工夫が必要 • ローカルフラグ持たせて、boto3のsession/clientの切り替えをす ることを一瞬考えたけど、今回は面倒だったのでCloud9にしまし た
セキュリティ • LLM APIのクレデンシャルを管理しなくても良いというのはとても 嬉しい!!!! • 通信も、AWSのInternal Networkを出ないので、外部のLLM API を利用するよりはセキュアに利用できます
オブザーバビリティ • Cloudwatch等によるログ/メトリクスのモニタリングが可能 • ログはBedrockのModel invocation loggingから設定可能 • ただし、LangSmithには劣るので今後に期待
オブザーバビリティ Cloudwatch LangSmith
おわりに
まとめ • シンプルなRAGアプリにおいて、非BedrockアプリをBedrockする のは、LangChainが実装を抽象化してくれているので非常に簡単 でした • 運用やセキュリティに関する機能がAWSに寄せられるメリットは 大きいと感じました • Knowledge
BaseというネイティブRAGアプリサービスもPrivate Previewに入っていたり、まだまだ進化の激しい技術なので今後 もwatch必須ですね