Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
定量的な可視化が意識と行動を変えた-Findy Team+ Award 2023
Search
hiro
October 30, 2023
Programming
0
2.8k
定量的な可視化が意識と行動を変えた-Findy Team+ Award 2023
https://award.findy-team.io/
hiro
October 30, 2023
Tweet
Share
More Decks by hiro
See All by hiro
【初心者向け】アウトプットが自分の性格をも変化させた話
lemonmanno39
0
930
Other Decks in Programming
See All in Programming
202507_ADKで始めるエージェント開発の基本 〜デモを通じて紹介〜(奥田りさ)The Basics of Agent Development with ADK — A Demo-Focused Introduction
risatube
PRO
6
1.4k
Google I/O Extended Incheon 2025 ~ What's new in Android development tools
pluu
1
250
No Install CMS戦略 〜 5年先を見据えたフロントエンド開発を考える / no_install_cms
rdlabo
0
480
AI Ramen Fight
yusukebe
0
130
令和最新版手のひらコンピュータ
koba789
13
7k
大規模FlutterプロジェクトのCI実行時間を約8割削減した話
teamlab
PRO
0
450
あまり知られていない MCP 仕様たち / MCP specifications that aren’t widely known
ktr_0731
0
240
AIに安心して任せるためにTypeScriptで一意な型を作ろう
arfes0e2b3c
0
340
[DevinMeetupTokyo2025] コード書かせないDevinの使い方
takumiyoshikawa
2
280
バイブスあるコーディングで ~PHP~ 便利ツールをつくるプラクティス
uzulla
1
330
「リーダーは意思決定する人」って本当?~ 学びを現場で活かす、リーダー4ヶ月目の試行錯誤 ~
marina1017
0
170
#QiitaBash TDDで(自分の)開発がどう変わったか
ryosukedtomita
1
360
Featured
See All Featured
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
44
2.4k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
179
9.9k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.4k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.5k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1.1k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
8
440
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
695
190k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Transcript
定量的な可視化が意識と行動を変えた Findy Team+ Award 2023 クラスメソッド株式会社 CX事業本部/Delivery部/フロントエンドチーム 丸山大仁 1
2 自己紹介 参画 2022/7/1 業務 自社IoTサービス開発→クラスメソッド 登壇/運営
- DevelopersIO 2022 秋 in Sapporo 登壇 - Notion Sapporo Summer Party 登壇 - DevelopersIO 2023 札幌 主催 ブログやSNS - Developers hiro@lemonmanno39 - Twitter hiro@LemonmanNo39 丸山大仁(Maruyama Hirohito) クラスメソッド株式会社 CX事業本部 Delivery部 フロントエンドチーム アソシエイト
3 🎉Best Practice Award🎉 開発生産性に関する優れたプラクティス 「受託開発組織における定量的な目標設定」
4 今日お話しする内容は
Findy Team+ 導入に 前向きではなかった話(個人的に) 5
6 ではなく
個人・チームの意識と行動を変える きっかけを与えてくれた話 7
8 そこに至った経緯を 所属案件ベースで体験したお話と その取り組みについて、お話しします
いきなり、この場では ピリピリしそうなタイトルを 表示してしまい申し訳ないです🙇 9
10 アジェンダ - なぜFindy Team+導入に至ったのか - Findy Team+導入にあたっての施策計画 - Findy
Team+導入施策後の変化 - 僕が感じた変化 - Findy Team+とこれから - その他
11 なぜFindy Team+導入に至ったのか
12 Findy Team+なぜ導入に至ったのか 組織の生産性の高さが定量的に不明確のため、 パフォーマンスが高いチーム把握困難 チーム開発でのボトルネックが 空気感でしか判断できず、課題も対応方法も曖昧 育成や評価軸での説得材料を 定量的に把握することが困難 (チーム状況が空気感でしかわからない)
CX事業本部 全体や マネージャー陣 各案件 開発メンバー
13 Findy Team+なぜ導入に至ったのか 組織の生産性の高さが定量的に不明確のため、 パフォーマンスが高いチーム把握困難 チーム開発でのボトルネックが 空気感でしか判断できず、課題も対応方法も曖昧 育成や評価軸での説得材料を 定量的に把握することが困難 (チーム状況が空気感でしかわからない)
CX事業本部 全体や マネージャー陣 各案件 開発メンバー アーキテクチャチーム CX事業本部全体の生産性向上させ 顧客提供品質をあげるチーム この状況を 打破せねば
14 Findy Team+なぜ導入に至ったのか 組織の生産性の高さが定量的に不明確のため、 パフォーマンスが高いチーム把握困難 チーム開発でのボトルネックが 空気感でしか判断できず、課題も対応方法も曖昧 育成や評価軸での説得材料を 定量的に把握することが困難 (チーム状況が空気感でしかわからない)
CX事業本部 全体や マネージャー陣 各案件 開発メンバー アーキテクチャチーム CX事業本部全体の生産性向上させ 顧客提供品質をあげるチーム 解決するべく Findy Team+ 導入!
15 自分が所属する案件でも 同様の課題を感じていた
16 一旦、所属案件の体制について
17 Findy Team+なぜ導入に至ったのか 期間 プロジェクト発足から約3年 開発体制 受託開発、スクラム開発 人数構成 15名(スクラムマスターや開発メンバー、PO) -
PO(2名) - スクラムオブスクラムマスター - スクラムマスター(各チーム2名ずつ) - フロントエンドチーム(5名) - バックエンドチーム(7名) アーキテクチャ - AWS(CloudFront+S3やFargate+Aurora etc) - Typescript, React(Redux), Fastify, TypeORM, CI/CD(Github Actions), Auth0 toB向け中・大規模WEBシステム
18 この体制の中で感じた課題感
19 Findy Team+なぜ導入に至ったのか チーム全体として どれだけお客様に貢献できたのかわからない レビュー遅いよね、大変だよね、と課題感は 持ちながらも、行動にまでに至らない チームの成長がなんとなくの感覚だけで しっかり把握できない 所属案件
メンバー 課題意識が定量的に見えない故に 行動への意識が薄くなりがちになっていた
20 Findy Team+なぜ導入に至ったのか チーム全体として どれだけお客様に貢献できたのかわからない レビュー遅いよね、大変だよね、と課題感は 持ちながらも、行動にまでに至らない チームの成長がなんとなくの感覚だけで しっかり把握できない 所属案件
メンバー 課題意識が定量的に見えない故に 行動への意識が薄くなりがちになっていた アーキテクチャチーム CX事業本部全体の生産性向上させ 顧客提供品質をあげるチーム 解決するべく Findy Team+ 導入!
21 Findy Team+導入にあたっての導入施策
💡 * Findy Team+ 22 Findy Team+導入にあたっての導入施策 導入施策にあてって チーム体制の影響もあり、フロントエンドチームとバックエンドチーム それぞれで施策のための目標設定
フロントエンドチー ム バックエンドチー ム Findy Team+ * 💡
23 Findy Team+導入にあたっての導入施策 目標 チームサマリの「オープンからマージまでの平均時間」を 主軸にチェック、時間を35時間以内にし、継続的状態を 維持 目標背景 - 課題が解決されるスピードを上げるべく、
レビュースピード向上に期待できるため - 目標がシンプルにして、全員でレビューをすぐ行っていくこ とに集中して取り組めることに期待できるため - 結果的にその他の数値改善へ貢献できることに期待でき るため 目標評価時期 一月ごとに、経過を観察 フロントエンドチーム フロントエンドチーム 💡 * Findy Team+
24 Findy Team+導入にあたっての導入施策 目標 - サイクルタイム平均の時間を48時間以内にする - PR作成数を19件/スプリント(週)にする 目標背景 -
サイクルタイムの平均値の合計が価値提供スピードの向 上をもたらすことに期待できるため - 仕様理解の速さや手戻り時間の少なさを減らせることに期 待できるため - レビューへの負担を小さくでき、レビュースピードを上げるこ とに期待できるため 目標評価時期 1週間ごとに、直近3週間の経過を観察 バックエンドチーム バックエンドチーム Findy Team+ * 💡
25 Findy Team+導入にあたっての導入施策 両チーム目標設定後の行動 フロントエンドチームとバックエンドチーム それぞれで考えた目標を掲げ、1〜2ヶ月ほど行動していった フロントエンドチー ム バックエンドチー ム
💡 * Findy Team+ を元に行動!
26 Findy Team+導入施策後の変化
27 フロントエンドチーム Findy Team+導入施策後の変化
28 Findy Team+導入施策後の変化 Before (2023/08/01 ~ 2023/08/31) After (2023/09/01 ~
2023/09/30) オープンから マージまでの時間が 約半分に!
29 バックエンドチーム Findy Team+導入施策後の変化
30 Findy Team+導入施策後の変化 Before (2023/08/01 ~ 2023/08/31) After (2023/09/01 ~
2023/09/30) サイクルタイムが 約26%減!
31 Findy Team+導入施策後の変化 ・フロントエンドチーム オープンからマージまでの平均時間 約半分減少 ・バックエンドチーム サイクルタイム平均時間 約26%減少
32 Findy Team+導入施策後の変化 チーム全体として どれだけお客様に貢献できたのかわからない レビュー遅いよね、大変だよね、と課題感は 持ちながらも、行動にまでに至らない チームの成長がなんとなくの感覚だけで しっかり把握できない 所属案件
メンバー 課題意識が定量的に見えない故に 行動への意識が薄くなりがちになっていた 課題解決に 貢献
33 👏👏👏
34 僕が感じた変化
35 僕が感じた変化 チーム全体として どれだけお客様に貢献できたのかわからない レビュー遅いよね、大変だよね、と課題感は 持ちながらも、行動にまでに至らない チームの成長がなんとなくの感覚だけで しっかり把握できない 所属案件 メンバー
課題意識が定量的に見えない故に 行動への意識が薄くなりがちになっていた
36 Findy Team+導入後
37 僕が感じた変化 レビュー遅いよね、大変だよね、と課題感は 持ちながらも、行動にまでに至らない 所属案件 メンバー 課題意識が定量的に見えない故に 行動への意識が薄くなりがちになっていた Findy Team+が導入されたことによって
スピード感を意識するようになった オープンされたPRをすぐレビューしようという 気持ちになっている 所属案件 メンバー
意識が変わって行動に繋がり 結果として数値が改善されている これが一番大きな変化 38
定量的な可視化が意識と行動を変えた Findy Team+ Award 2023 クラスメソッド株式会社 CX事業本部/Delivery部/フロントエンドチーム 丸山大仁 39
40 Findy Team+とこれから
41 発生する課題を可視化して 改善していく必要があるので Findy Team+を利用し、日々精進したい
42 その他
43 その他 最近話題の「あれ」僕らはこう使っています
44 その他 期間 約4ヶ月使用 利用しているもの - Github Copilot -
Github Copilot Chat 生成系AI利用について 利用ケース - テスト記述 - utilsに配置するような他プロジェクトでも利用でき る処理の生成 - 複雑な処理の説明 - コメントの生成 - コメントからのコード生成 - Reduxのactionsやselectorなどの記述 - etc
45 その他 生成系AI利用について
定量的な可視化が意識と行動を変えた Findy Team+ Award 2023 クラスメソッド株式会社 CX事業本部/Delivery部/フロントエンドチーム 丸山大仁 46