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Valueを使ったふりかえりをやってみた

Mitsui
April 07, 2023

 Valueを使ったふりかえりをやってみた

組織の中で働く上で必要な価値観である「Value」。

Valueを意識して働けていると、チームや組織が目指す方向が揃い、一体感を持った作業ができる強いチームとなるでしょう。

日々の振る舞いがどうValueと紐付いているのかを可視化してみると、「意外と無意識にできてるね!」ということもあれば「そういえばValueを体現できてないな」ということもあるでしょう。

そのようにふりかえりの場にあげてみると、今後どうやって個人やチームとしてValueを発揮していくかを考えるよい機会となります。

このスライドではそんな「Valueでふりかえり」ができる手法を作ってみたので、ご紹介したいと思います。

Mitsui

April 07, 2023
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Transcript

  1. このふりかえりの使い時 ❏ 🙆 Valueが大切なのはわかるが、Valueに対してなにをしていいかわからないとき ❏ 🙆 チームでお互いを褒めちぎりあいたいとき ❏ 🙆 チーム全体の雰囲気、価値観など少し抽象度が高いものの振り返りをしたいとき

    ❏ 🙆 いろいろな課題感があるが、根本原因がいま一歩つかめないとき ❏ 🙅 具体的な課題を深堀りしたいとき ❏ 🙅 参加者があまりにも多すぎたり、価値観を共有しにくい場合
  2. この手法での振り返りのやりかた ❏ Valueごとに付箋を割り振る ❏ 枠は参加者の人数分用意する ❏ 時間を取って他人の箇所に、その人が発揮しているValueのアクションを書き込む ❏ 該当するValueの付箋の色で書き込む ❏

    一通り書き終わったら、各メンバーごとに気になった付箋をピックアップしてみる ❏ その付箋を書いた人にコメントをもらってみる ❏ コメントを踏まえて更に深堀りしてみる ❏ 時間が許す限り繰り返す ❏ 一周したら、最後に付箋やコメントを踏まえて次のスプリントや今後の行動に活かす Tryを1つ考え てみる ❏ 複数考えてもよいが、やれることにフォーカスするためにも 1つを推奨 ❏ 時間があればそのTryもチーム内でシェア ❏ 終了
  3. このテンプレートでの振り返りのやりかた ❏ 時間をとり、各Valueのまわりに付箋を貼っていく。その際には基本的には 「チームとしてのアクション」を前提に付箋を書いていく ❏ 例: 「テストのカバレッジを意識し、品質の高い改善を続けられている」 ❏ この振り返りではあまり個人にフォーカスしないように意識したい ❏

    とはいえ個人にフォーカスすることを厳密に否定するつもりはなく、気兼ねなく書いた 結果として特定の個人のことばかりだというのがわかれば、それは別途改善するため のtryにできるとなおよし ❏ 上記の書き出しが終わったら、各 Valueごとに何個かピックアップして深堀りして いく ❏ 一通り議論をしたら、最後チームとしての Tryを考えてみる ❏ Valueを伸ばす、もしくは足りないところを埋めるような活動もよさそう ❏ 上記の議論を通じて、Valueの推進を阻む課題がありそうであれば、そこの解決を考えるのも よさそう
  4. ❏ あたりまえ、にも種類がありそう ❏ いいあたりまえ、あたりまえにできていること ❏ わるいあたりまえ、あたりまえにできていないこと ❏ 具体的な課題やモヤッとしてるポイントも、元をたどるとなにかが見えてくるかもし れない ❏

    小手先だけでしらみつぶしに対策を取るよりも、実は根本的なところから向き合うとよいときもある Valueでふりかえるとは? →「あたりまえ」をふりかえること