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「この数字おかしくない?」対応に追われていたのに、 Claude Codeで設計改善まで着手できた話

「この数字おかしくない?」対応に追われていたのに、 Claude Codeで設計改善まで着手できた話

「この数字おかしくない?」対応に追われていたのに、Claude Codeで設計改善まで着手できた話
TROCCO・Snowflake・QuickSightで社内のデータ基盤を運用していると、気づけば毎日QuickSightユーザーからの問い合わせ対応ばかり。

「この数字がおかしい」「なぜこの値になっているのか」——調査して、回答して、また次の問い合わせ。設計を改善したい気持ちはあっても、目の前の対応で手一杯でした。

そこにClaude Codeを持ち込んだことで、状況が変わりました。

■ 守り:Claude Codeが問い合わせ対応を変えた

QuickSightの値ズレや集計のズレなど、「どこから調べればいいか」という調査の負荷が大きく変わりました。

■ 攻め:余裕ができて設計改善に踏み出せた

ずっと後回しにしていたtroccoの完全差分転送への切り替えと、Snowflake Streamを使ったストアドプロシージャの自動実行をClaude Codeと一緒に実現しました。

■ こんな方に

社内のデータ基盤を少人数で運用している方
ユーザーからの問い合わせ対応に追われてやりたい改善が後回しになっている方
Claude Codeを実務でどう活かすか知りたい方

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MatsumotoKoki

July 06, 2026

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Transcript

  1. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 0 「この数字おかしくない?」対応に追われていたのに、 Claude

    Codeで設計改善まで着手できた話 2026年7月7日 株式会社スヴェンソン
  2. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 1 自己紹介/企業概要 •

    株式会社スヴェンソン 情報システム部 エンジニアリングチームリーダー 松元 孝樹 KOUKI MATSUMOTO ITベンダーを経て、2022年4月、株式会社スヴェンソンに入社 自社システムの改修と事業部向け業務ツールの開発に参画 • 株式会社スヴェンソンは1984年にヘアケア企業として創業して、「美と健康と環境の分 野に貢献する」という企業理念のもと、増毛サービスやウィッグを提供するヘアケア事業、 白髪染めや頭皮ケア商品を提供するコスメ事業を中心に、複数の事業領域で商品・ サービスを展開しています。 • コスプレ用の衣装・ウィッグ・カラコンなどを取り扱う会社がグループ会社として参画 https://www.svenson.co.jp
  3. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 2 担当業務 •

    TROCCO・Snowflake・QuickSightを用いた社内データ基盤の開発・運用を担当 • 過去のプロジェクト: • RDSからSnowflakeへのストアドプロシージャ移行 • Yellowfin→QuickSight移行に伴う帳票(約200本)の再構築 • 上記の移行を経て今の基盤を運用する中で直面していた課題を、Claude Codeでどう乗り越 えたかをお伝えします
  4. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 3 技術スタック ECサイト・店舗

    購買・顧客データ TROCCO Snowflake (ストアド加工) QuickSight マネージャー・マーケティング部門向け帳票 販促施策・業績報告に活用
  5. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 4 「この数字おかしくない?」問い合わせの日々 移行作業後、社内のいろいろな部署から、こうした問い合わせが毎日のように届くように

    例1 「売上集計商品別のレポートで5月の新規製品売上が◯◯円と出ているが、契約数報告レポート を見ると◯◯円と出ている」 例2 「この店舗の契約件数が集計されないが、基幹システムの入力に何か不備があるのか」
  6. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 5 従来の調査フロー フェーズ1

    QuickSightのフィルター vs 実行SQL SQLで期待通り取得できて いれば フィルター設定の問題 フェーズ2 実行SQL vs Snowflakeデータ データが正常ならSQLを修 正、 データ自体がおかしければ 次へ フェーズ3 Snowflakeデータ vs ストアド(明細調査) 明細レベルで集計対象を確 認し、 元データかストアドかを切り 分け 3〜5時間 30分〜2時間
  7. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 6 守り Claude

    Codeが問い合わせ対応をどう変えたか
  8. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 7 Claude Codeの仕組み

    • 調査フローをそのままCLAUDE.mdに記載 • 問い合わせ内容を貼るだけで、QuickSightのSQL定義・GitLab管理のSnowflakeストアド・実 データの3つを突き合わせ、原因を特定してくれる • 実例:シャンプーセット(親商品)の売上按分で、子商品分まで二重集計。「WHERE句に親行 だけに絞る条件が抜けている」ところまで特定 • 現在は、フェーズ①は人が確認し、フェーズ②③をClaude Codeに任せる分業体制
  9. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 8 余裕が生まれた 従来

    30分〜2時間 (フェーズ③は3〜5時間) 現在 数分〜10分程度 原因特定までのスピード 空いた時間で、「ずっとやりたかったけど後回しにしていた」設計改善に着手できるように
  10. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 10 ① troccoの差分転送への切り替え

    Before:範囲指定転送 更新がなくてもテーブルによっては 15分に1回転送され、無駄が発生 After:差分転送 更新があったデータだけを転送。 無駄な転送がなくなった • 差分転送ができること自体、問い合わせ対応に追われて気づく余裕がなかった • 100個以上ある転送設定は、Claude CodeがTROCCOのAPIを利用して自動で切り替え
  11. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 11 ② Snowflake

    Stream + Taskによる自動実行 Stream 差分転送による テーブル更新を検知 Task Snowflakeの ストアドを自動起動 実行回数:1日100回近く → 実際にデータが更新された数回程度に削減 使い慣れないStream/Taskの構文も、Claude Codeと実装パターンを確認しながらスムーズに実装
  12. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 12 今後の設計改善 •

    売上や契約件数など重要なKPIを持つテーブルが、Snowflake内に乱立 • 複数の帳票作成担当者が帳票ごとにテーブルを作成した結果、同じ「売上」という言葉でも、 帳票によって値が微妙に異なってしまう問題が発生 • 今期の重点テーマ: KPIごとに参照テーブルを一本化し、帳票間で数字がずれない基盤を目指す
  13. © SVENSON Co., Ltd. All Rights Reserved. 13 まとめ 守り

    調査の型をCLAUDE.mdに書き、 問い合わせ対応時間を大幅短縮 攻め 生まれた余裕を設計改善に投資できた 少人数でもこの組み合わせでここまでできる、というのが今日お伝えしたかった話です Claude Codeは仕事を奪うものではなく、 「ずっとやりたかったけどできていなかったこと」をできるようにしてくれるもの