Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
5年間コードを書かなかったVPoEが なぜ現場に戻ったのか?
Search
Sponsored
·
Ship Features Fearlessly
Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
→
gessy0129
June 28, 2026
Business
370
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
5年間コードを書かなかったVPoEが なぜ現場に戻ったのか?
gessy0129
June 28, 2026
More Decks by gessy0129
See All by gessy0129
Takumiから考えるSecurity_Maturity_Model.pdf
gessy0129
1
280
Head of Engineeringが現場で回した生産性向上施策 2025→2026
gessy0129
0
310
プロダクト成長を支えるSRE 役割の変遷と今後の挑戦とは?
gessy0129
1
470
◯◯エンジニアになった理由
gessy0129
1
3k
リポジトリリーディング手法
gessy0129
1
73
30代エンジニアのキャリアを語る納涼LT!
gessy0129
1
78
Findy様戦略発表会登壇資料
gessy0129
1
74
急拡大組織のハードシングス〜100名組織〜
gessy0129
1
87
ANDPADの攻めと守り
gessy0129
1
90
Other Decks in Business
See All in Business
データを使う側視点のデータ整備 / 第2回 データ整備を前向きに考える会
shinu
PRO
0
520
KGモーターズ会社紹介資料_2026.10
kgmotors
0
31k
採用ピッチ資料(2026年8月版)|ナカソネ住設株式会社
nakasonejusetsu
0
300
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社 会社説明資料
persolcareer
0
2.2k
なんとかする力 〜 Android エンジニアからマネージャー、さらにその先へ? 〜
m_coder
2
580
さまざまなサイズにおける巻き込み方と伝え方 / OSO2026
daiksy
3
870
AIと働く実践 Agentがあなたの生産性を上げてくれない理由
ozakiomumkj
0
160
Steamで売れないゲームに共通する失敗パターン
hirohasuyoutube
0
260
スピーチ公開:続けることが、いちばんの機会になる(プログリット感謝祭2026)
forest8810
1
510
データ基盤を Athena _ Glue から Databricks へ移行しました - 第4回 Youは何しにDatabricksへ!?
stanby_inc
0
220
AI立国論(2026年9月)
noritaka88tax
0
210
シナジーマーケティング株式会社 採用ピッチ資料
synergymarketing
0
67k
Featured
See All Featured
How to build an LLM SEO readiness audit: a practical framework
nmsamuel
2
930
Lightning talk: Run Django tests with GitHub Actions
sabderemane
0
290
Building AI with AI
inesmontani
PRO
1
1.3k
Jamie Indigo - Trashchat’s Guide to Black Boxes: Technical SEO Tactics for LLMs
techseoconnect
PRO
0
690
Breaking role norms: Why Content Design is so much more than writing copy - Taylor Woolridge
uxyall
1
440
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
96
6.9k
エンジニアに許された特別な時間の終わり
watany
109
250k
The State of eCommerce SEO: How to Win in Today's Products SERPs - #SEOweek
aleyda
2
12k
Deep Space Network (abreviated)
tonyrice
0
360
More Than Pixels: Becoming A User Experience Designer
marktimemedia
3
550
Neural Spatial Audio Processing for Sound Field Analysis and Control
skoyamalab
0
540
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
409
67k
Transcript
© PartnerProp Inc. PRM Partner Relationship Management 5年間コードを書かなかったVPoEが なぜ現場に戻ったのか?
⾃⼰紹介 株式会社パートナープロップ エンジニアリング部 Head of Engineering 下司 宜治 (げっしー) 新卒でヤフーに入社。複数社でサーバーサイドやSRE領
域を担当。 アンドパッドでは、VPoEとして採用・組織作り・技術的 負債の改善からSRE、CRE、QA領域などプラットフォー ム部分を担当。エンジニアリング組織を10名から200名 まで拡大。 検索、広告、EC、ERP、EDIなどの多種多様なサービス 開発・運営経験を持ち、フロントエンドからインフラま でを幅広く担当。サーバーサイドやインフラの方が若干 得意。 D-Plus、EMゆるミートアップ、VPoEミートアップ運営 @gessy0129
今⽇話すこと 全くコードを書かなかったVPoEが 現場に戻った理由と 現場に戻った後の軌跡
経歴紹介 20代〜20代中盤 l Yahoo!Japanなどでフルスタックエンジニア l サーバーの設定〜バックエンドの構築、jQueryでのフロントエンド l 勤務時間のほとんどはコードを書く時間 l MTGはチーム内メンバーと話す時間
l 表彰は選ばれる側 l 全社プロフェッショナル賞受賞経験有り
経歴紹介 20代後半〜30代前半 l サイバーエージェントなどでリーダー l 新規サービスの構築や広告配信サービスの開発などに従事 l 勤務時間の半分ぐらいがMTG l コード書くのが好きなんだけどなぁ。と病み始めた時期
l 部⾨の表彰を選ぶ側になっていく
経歴紹介 30代中盤〜40代 l アンドパッド 執⾏役員 VPoEなど l コードを⼀切書かない時代。多分8年ぐらい書いてない l 採⽤、評価、組織設計、マネジメントで1⽇が終わる⽇々
l 1⽇ 10時間のMTGや 1⽇ 10件の⾯接をこなす⽇々 l 表彰対象者を選びテンション上がる⽂⾔を考えてた
経歴紹介 現在 l パートナープロップ Head of Engineering l 8割ぐらいの時間はコードを書いている l
Terraform〜Reactまで l 表彰は選ばれる側
今⽇話すこと(再掲) 全くコードを書かなかったVPoEが 現場に戻った理由と 現場に戻った後の軌跡
VPoE としての⽇々について l 全く後悔はしていない l 組織を作ることに全振りした l 10名程度の組織を200名以上に成⻑させた l 離職率はかなり低かった
l ⽇本の中でも有数だったと思う
VPoE としての仕事 l 判断や決断をすることが仕事 l 採⽤、評価、技術投資、組織投資、チーム構成 l 素早い判断と意思決定が求められる l 「⼀旦持ち帰る」が許されない
転機は2022年
転機は2022年 l GitHub Copilot
当時の私の評価 l 便利そうな気配はする l まだ利⽤⽤途が限られそう l セキュリティ不安 l 単体テストなどを⾃動で作るには良いかなぁ〜
決断 l 使いたい⼈が申請ベースで使う l 全社での導⼊はまだ早い
今振り返るとこの判断は失敗 l ClaudeCodeやCodexがこんな事になるなんて。。。 l 当時から投資をしていたら。。。
ポストモーテムをしてみよう l 浅い理解はしていたと思う l GPT-3.5で出来ること l 何が起き始めるのか? l 振り返り l
⾃社で今使ってない技術で気づくのが遅れた l 社内で数名しか声をあげなかった(ただしシニア) l ⾯接で時間取られすぎて時間がマジでなかった
ポストモーテムで 気づいた
考察 技術的直感を失っていた!?
そもそも、技術的直感は どこから来るのか?
知っている 情報を得ただけ 触っている 試しただけ 作っている 技術的直感が育つ 技術的直感は、 ここでしか育たない
知っていた。触っていた。 しかし「作っていなかった」。
l 技術的直感を失った状態でも⽣きてはいける l メンバーに細かく情報を出してもらって数値で判断すればいい l こんなに組織を⼤きくしたのでこのままやれる⾃信はあった
「知っている問題」しか解けなくなる 知らない問題が来たとき、判断が鈍る
今⽇話すこと それで本当に良いの?
それなりに上⼿くやりたい訳じゃない もっと学びたい もっと成⻑したい もっと難しい課題を解きたい ⾃分の限界を広げたい
現場以上に情報密度が⾼い場所はない
だから現場に戻った
コードを書きたいわけでも、 VPoEを辞めたいわけでもない
情報密度が濃い場所に戻りたかった
「VPoEの仕事は判断」と最初に⾔った その判断する⼒とは、何か?
正解が分からない中で 何に賭けて、何を捨てるかを決める⼒
判断の精度は、3つのインプットで決まる 基礎的な能⼒(過去) 積み上げた技術と経験 世間の状況(外) 今、世界で何が起きているか ⾃分の状態(内) 知 / 触 /
作 のどこか 判断する⼒ の精度が決まる
Copilotを⾒誤った理由 ⾃分の状態が 「知っている」⽌ま り 世間の状況を 読み違える 判断ミス (Copilotを過⼩評価)
どれかを失うと成⻑できなくなる
⾒誤り、ポストモーテムもしなければ 戻ってこなかった
現場に戻って1年 • 全社MVPを取れました!
l ClaudeCodeに投資し、全社に浸透させた l ⼀つ⼀つのPRレビューを⾼速化した l PdMの意思決定を待たずに必要な機能を作った l チャーン阻⽌に直結する動き l 契約獲得に必要な動き
l ClaudeCodeに投資し、全社に浸透させた l ⼀つ⼀つのPRレビューを⾼速化した l PdMの意思決定を待たずに必要な機能を作った l チャーン阻⽌に直結する動き l 契約獲得に必要な動き
開発組織内の⼩さな意思決定速度を⾼速化した
VPoE時代に培った判断の速さが決め⼿ だと思っている
40代はまだまだ成⻑できる
⾃分の状態を 「作っている」に保て
過去の⾃分の判断に対する ポストモーテムをやろう
カジュアル⾯談実施中 キャリアでお悩みの⽅向けの⽅ 私とお話ししましょう!