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Design System for training program

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September 27, 2024

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  1. mctでは組織づくり、⼈材育成に関するさまざまなトレーニングプログラムをご提供しています。 デザイン思考 新規事業開発 デザイン経営 CXマネジメント イノベーションプロセス系 顧客体験デザイン デザインリサーチ エスノグラフィ プロトタイピング

    デザインスキル系 DX:デジタル トランスフォーメーション フュチャー・デザイン サステナブル・デザイン 未来創造系 DEIB リモートコラボレーション ファシリテーション 組織づくり系 (プログラムの⼀例)
  2. Principle Learning Experience Design 学習体験デザイン 学習体験デザイン(Learning Experience Design:LX デザイン)は、学習 者の知識やスキルの獲得のために、学習者⾃⾝の視点に⽴って学習プログ

    ラムを設計しようというアプローチです。かつての教育のように学習の対 象となる知識や技能に焦点を当てた学習観ではなく、「学習者の体験」に 焦点を当てた学習観がベースになっています。 より端的に⾔うならば“教育×UXデザイン”と⾔ってもいいかもしれません。 UXデザインにおいてユーザーのプロダクト利⽤体験をより良いものにしよ うとするのと同様に、LXデザインでは学習者のより良い学習体験を提供す ることを⽬指します。mctの全てのトレーニングプログラムは、このLXデ ザインの考え⽅を基本原則として組み⽴てられています。 ターゲティング 従来の教育では、⼀般的で共通化されたニーズに合わせた教育システムを提供することが⽬的でした。学 ⽣は⼀⻫授業で同じことを学び、特定のテストに合格することが求められました。⼀⽅、学習体験デザイ ンでは、個⼈が⾃分⾃⾝の学習ニーズに合わせて学ぶことを可能にするため、学習者は⾃分が欲しいコン テンツを、⾃分に合ったスタイルで学習することができます。 フィードバック 従来の教育では、受講者が⾃分の学習成果を正確に把握できなかったり、フィードバックを受ける機会が 少なかったりして、学習へのモチベーションを⾼めることの難しさがありました。⼀⽅、学習体験デザイ ンでは、適切なタイミングで適切なフィードバックを⾏うことで受講者が⾃分の学習成果を正確に把握し、 モチベーションを⾼めていくこと重視しています。 コラボレーション 従来の教育では、学習者が個⼈で学習を⾏うことが⼀般的であったため、参加者間での情報の交換が制限 されていました。⼀⽅、学習体験デザインでは、参加者同⼠の交流が学習効果を⾼めるという前提に⽴ち、 参加者が情報を共有し合い、協⼒して学習を促進することを重視しています。 プロジェクトベース 従来の教育では、講義やテキストで知識を広げることが⼀般的で、学習者が実際にプロジェクトを⾏う機 会はほとんでありませんでした。⼀⽅、学習体験デザインでは、学習者が実際のプロジェクトを⾏うこと で知識を習得していくことを重視しています。この背景には学習者が実践的な活動を通じて体験しながら 学習することによって⾼い学習効果を期待できるという考え⽅があります。
  3. Individual Organization Technique Value Skill Collaboration Mind Culture ゴール設定 トレーニングプログラムの企画・設計において、まず⼀番初めにやるべきことは「ゴールの設定」です。

    対象のプログラムを通じて何を達成したいのか?を明らかにして、オーナーメンバーで共有しましょう。 ⾼すぎるゴール、 たくさんのゴールを 設定しない DO NOT 研修で⽣み出される アウトプットを⽬的にしない トレーニングプログラムの ゴールの広がり かつての”研修”では個⼈のスキル学習を⽬的としたものが⼤半で したが、昨今ではトレーニングプログラムでは、組織メンバー間 のコラボレーションやカルチャー醸成までトレーニングプログラ ムの⽬的は広範に広がっています。何がそのプログラムの⽬的と なるのかを明らかにし、適切なゴールを設定しましょう。 適切なゴールを設定する 曖昧で不明瞭な ペルソナにしない DO NOT 描いたペルソナから ⽬を逸らさない ペルソナのイメージ かつての”研修”では個⼈のスキル学習を⽬的としたものが⼤半で したが、昨今ではトレーニングプログラムでは、組織メンバー間 のコラボレーションやカルチャー醸成までトレーニングプログラ ムの⽬的は広範に広がっています。何がそのプログラムの⽬的と なるのかを明らかにし、適切なゴールを設定しましょう。 ターゲットのペルソナを描く
  4. プログラム設計 トレーニングプログラムの企画・設計において、まず⼀番初めにやるべきことは「ゴールの設定」です。 対象のプログラムを通じて何を達成したいのか?を明らかにして、オーナーメンバーで共有しましょう。 「Take Away」は”持ち帰ってもらうもの”という意味で、教育におい てはその講義での最も重要な学びを指す⾔葉として使われます。具体 的には、重要な知識、スキル、概念、マインドセットなどが含まれま す。Take Awayはその後のプログラム設計における指針として機能し ます。また学習者にとっても受講後に学びを応⽤する際のヒントとし

    て役⽴ちます。 Take Awayを定める 曖昧で不明瞭な ペルソナにしない DO NOT 描いたペルソナから ⽬を逸らさない プログラム全体の ゴール プログラムの 詳細 Take Away Take Away Take Awayはプログラム全体のゴールから導き出され、 Take Awayからプログラム詳細が組み⽴てられていく トレーニングプログラムの設計を始めるにあたって所与の前提条件を 確認しましょう。前提条件とはたとえば以下のようなものです。 ************ p 参加⼈数 p 開催時間・回数 p 開催形式[オンライン/会場/ハイブリッド] p 利⽤可能なツール …etc. ************ これらの条件はあとからコントロールできない変数であることが多い ため、初期段階で確定させた上でプログラム設計に⼊りましょう。 前提条件を確認する 前提条件は意外と⼤事。 曖昧にしない。確認を怠らない。 DO NOT
  5. 学習体験の 基本サイクル Motivate 動機づけ Practice 実践 Present 発表 Reflect 振り返り

    Lecture 解説 Motivate 学習テーマに関する危機感やワクワク感を醸成し、学習 への動機づけをします。簡易なレクチャー、演習、事例 紹介といったコンテンツを⽤いて⾏います。 Practice 模擬的なプロジェクトを実践・体験します。多くの場合、 グループワーク形式で⾏われ、コラボレーションについ ても学びます。 Present ワーク成果物(アイデアなど)の発表を⾏います。”お披 露⽬”は学習効果を⾼める重要な⼿段です。また発表に対 するフィードバックが得られることもポイントです。 Reflect 実践演習や発表を通じての学びを振り返り、整理します。 うまくできたことだけでなく、失敗や疑問についても丁 寧に振り返り、今後への学びとして整理します。 Lecture 講師からの解説や講義、フィードバックを⾏います。実 践演習や振り返りのあとにレクチャーを⼊れることで、 学びの理解や定着が⾼まります。 複雑な組み⽴てにしない DO NOT
  6. ファシリテーション ファシリテーションは絶対的な解があるわけではな く、それぞれ個⼈に合ったスタイルがあります。ま ずは⾃分の得意なこと、苦⼿なことを理解し、⾃分 らしいファシリテーションのスタイルを⾒つけま しょう。また⾃分とは異なるタイプのファシリテー ターと共同で⾏うのもオススメです。個⼈ではなく チームでファシリテーションを⾏うことで、相互に フォローし合うことが可能になり、ファシリテー ションに厚みや広がりが⽣まれます。

    ファシリテーションのスタイル ファシリテーターは「レクチャー」や「説明」をす るのではなく、「動機づけ」と「フィードバック」 によって学習者の主体性を促していくことが⼤事。 伝えてあげようと説明するほど受講者は受け⾝に なっていく。 動機づけとフィードバック トレーニングプログラムの企画・設計において、まず⼀番初めにやるべきことは「ゴールの設定」です。 対象のプログラムを通じて何を達成したいのか?を明らかにして、オーナーメンバーで共有しましょう。 かつての”研修”では個⼈のスキル学習を⽬的とした ものが⼤半でしたが、昨今ではトレーニングプログ ラムでは、組織メンバー間のコラボレーションやカ ルチャー醸成までトレーニングプログラムの⽬的は 広範に広がっています。何がそのプログラムの⽬的 となるのかを明らかにし、適切なゴールを設定しま しょう。 明るくチャーミングな振る舞い レクチャー 動機づけ 説明・指⽰ フィードバック × ◯ 受講者を動かそうと“直接的”に働きかけるのではなく、 “間接的”に働きかけることで主体的なアクションを促す。 グループワークには ファシリテーターは関わらない DO NOT 司会進⾏役のようなフォーマルな ファシリテーションは⽬指さない DO NOT Logical Emotional Calm Strong ファシリテーションのスタイル #Charming #Casual #Playful #Friendly
  7. Individual Organization Technique Value Skill Collaboration Mind Culture 効果測定 トレーニングプログラムの企画・設計において、まず⼀番初めにやるべきことは「ゴールの設定」です。

    対象のプログラムを通じて何を達成したいのか?を明らかにして、オーナーメンバーで共有しましょう。 ⾼すぎるゴール、 たくさんのゴールを 設定しない DO NOT 研修で⽣み出される アウトプットを⽬的にしない トレーニングプログラムの ゴールの広がり かつての”研修”では個⼈のスキル学習を⽬的としたものが⼤半で したが、昨今ではトレーニングプログラムでは、組織メンバー間 のコラボレーションやカルチャー醸成までトレーニングプログラ ムの⽬的は広範に広がっています。何がそのプログラムの⽬的と なるのかを明らかにし、適切なゴールを設定しましょう。 評価指標を設定する 曖昧で不明瞭な ペルソナにしない DO NOT 描いたペルソナから ⽬を逸らさない ペルソナのイメージ かつての”研修”では個⼈のスキル学習を⽬的としたものが⼤半で したが、昨今ではトレーニングプログラムでは、組織メンバー間 のコラボレーションやカルチャー醸成までトレーニングプログラ ムの⽬的は広範に広がっています。何がそのプログラムの⽬的と なるのかを明らかにし、適切なゴールを設定しましょう。 レビューの機会をつくる