2021/02/18に開催された「merpay Tech Talk 〜「全員品質」を目指し、メルペイQAが取り組んでいること〜」のLT資料です。 https://mercari.connpass.com/event/202677/
1より良いサービスを継続的に届けるための新しい習慣ができるまで2021/02/18 櫻井みづき (miisan)
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2本日のアジェンダ020301 credit designとはなにかcredit designでの取り組み・credit designってなに・credit designの歴史・credit designチームの課題・目的の共有・credit designのチーム構成・振り返りフローの徹底・自動テスト大切なこと・いま取り組んでいること・大事にしていること・「全員品質」= one team
3自己紹介株式会社メルペイ QA EngineerMizuki Sakurai /@mii________san大学卒業後、2016年からERPパッケージの開発・QAを担当しプロダクト開発やメンバー育成プロジェクトの立ち上げに関わる。2018年7月よりメルペイにQAエンジニアとして参画。iD決済や与信領域を主に担当しながら、決済全般に幅広く関わる。「金融系テックカンパニーのQAになること」をミッションに、日々サービスの品質向上、開発プロセス改善、QA技術向上、組織作りをリードし、よりよいサービスをお客さまへ届けるために奮闘中。趣味はカメラと旅行。日本47/47都道府県制覇、海外20ヶ国以上旅してます。以前は週末トラベラーとしていろんな場所にフラッと旅してました✈
4What’s this?Credit Designってなに?
5Credit Designってなに?メルペイスマート払いの開発をしているチーム。信用・与信領域における機能開発を主に担当している。
6Credit Designの歴史2019年4月チャージ不要で、使った分だけを、翌月にまとめて支払うことができる後払いサービス清算期間と定額払い手数料のバランスを見て、最適なお支払プランをたてられる機能をアップデート10月メルペイあと払いシミュレーション機能追加11月「メルペイスマート払い」としてリニューアル2020年7月「メルペイスマート払い(一括払い)」の購入代金の清算を月々に分けることができるサービスメルペイスマート払い(定額払い)足りない残高を自動でチャージし、定期的に支払いできるように清算UXの改善機能をアップデート自動引落し機能追加9月
7Credit Designのチーム構成見出し Growth 新規機能開発 ● PM ● Backend Engineer ● Client Engineer ● Frontend Engineer ● QA Engineer ● Designer ● Machine Learning Engineer ● PM ● Backend Engineer ● Client Engineer ● Frontend Engineer ● QA Engineer ● Designer ● Machine LearningEngineer ● PM ● Backend Engineer ● QA Engineer 運用・保守・改善 ● PM ● Backend Engineer ● Client Engineer ● Frontend Engineer ● QA Engineer ● Designer ● Machine Learning Engineer
8What’s happen?Credit Designチームの課題
9Credit Designチームの課題「 技術的負債 」が山積。メルペイローンチ以降続く、リリースラッシュで溜まってしまった技術的負債の返済と、止まらない新機能リリースによる新たな課題の連鎖。
10現状を知る課題解消に向けて共通認識としての「 課題感 」の共有が必要
11Commit to issues取り組んだこと
12取り組んだ3つのこと目的の共有振り返りフローの徹底自動テストの導入
13目的の共有残存リスクの明確化課題の予防・対策・検討アサイン・リソースの最適化010203・プロジェクトを計画通りに進行し、お客さまにサービスを継続的に届ける・今後顕在化するかもしれないリスクを洗い出し、それを予防する
14振り返りフローの徹底・障害の振り返りができるように、障害のモニタリングを定期的に実施・問題がおきたとき、暫定的な対応に留めない本質的な改善を検討発生したインシデントの内容振り返り・共有障害発生から解消までの対応率の数値化暫定対応などチケットの対応率を数値化010203
15自動テスト・定期的に想定外の影響を及ぼすような修正が加わっていないか定期チェック・無影響リリースにおけるQA工数の削減基本シナリオの自動化API単体のEtoEテストの実装自動テストの実装チームの立ち上げ010203
16How was it?結果
17結果障害発生後、チームで振り返り、改善策を取り入れる = 新しい文化醸成計測当初 半年後26% ほとんどのインシデントレポートが閉じられていない状態...= 先の課題を解消できず、また別の負債が発生94% 週次でリマインドを行うようになり、放置される問題はほとんどなくなった= 負債先送り問題を解消し新しい施策・ システム改善への着手ができるように
18結果・直近の障害以外にも滞留課題がある状態。・滞留課題がないため次の課題が発生後、すぐに対応できている状態。・そもそもの課題発生頻度も減少。3ヶ月後 6ヶ月後Max13Max4
19結果新規機能のリリース、Growth施策のリリースが行われる中、障害件数はかなり軽減されている👏
20結果● これまで見えていなかったことが見えるようになった。->課題がすぐに、いつでもわかる状態になりリソース最適化● 実際にお客さま影響のあった問題を早急に対応し、問題収束に向けた対応サイクルをチームとして取れるようになった。->放置される問題が減ることで負債軽減● 目の前の障害対応だけでなく、改善や改修へリソースを割くことができるようになった。->良い循環を作ることで、障害を少しずつ抑制
21What're you doing?いま取り組んでいること
22不具合分析リリース前の案件に対して分析を行い、振り返るいま取り組んでいること
23不具合分析の見える化● チームのボトルネックを解消し、プロセスや組織改善を目指せる● 障害発生頻度の減少● 事前に予防できそうな問題を解消し、 負荷軽減● 新しい機能開発にリソースを使える新機能のリリース = 高品質の状態でリリース可能
24What's important?大切なこと
25大事にしていること● 共通認識をもつ○ サービス品質を継続的に可視化すること○ 課題対応へのサイクル形成・状態の可視化● 長期的な視点を持ち、継続すること○ 新しい習慣や文化を作るには、根気とメンバーを巻き込むオーナーシップが必要● チームで分かち合うこと○ 課題も成果もみんなで分かち合い、同じ方向に向かっているか意識する
26「全員品質」 = One TeamなぜメルペイQAはDevOpsに取り組むのか?※参考:
27Thank you