Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

開発規模とバグ数の話

 開発規模とバグ数の話

2024/1/16に開催された「JaSST nano vol.32」に登壇した、ソーシャルベッティング事業本部村田の発表資料です。

MIXI ENGINEERS

January 16, 2024
Tweet

More Decks by MIXI ENGINEERS

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 2 ©MIXI • 経 歴: ◦ 2011/04〜2015/08 ▪ 営業職や⼈事職 ◦

    2015/09~2022/03 ▪ 第三者検証会社にてQA ◦ 2022/04〜 ▪ 株式会社MIXIにてQA • 趣 味:筋トレ • 今年の⽬標:英語の勉強‧JSTQB ALTA取得(できれば) ⾃⼰紹介
  2. 3 ©MIXI PJ紹介 • 体 制:スクラム開発(に近い) • PJ⼈数:約60名 • 1スプリント:2週間

    • story pt(以下:pt):各職掌の代表者によるプランニングポーカーにて算出 (※各代表者が提⽰した数字の平均値をptとする) • QAチームにて、各スプリントで検出したバグ数を計測している
  3. 6 ©MIXI 消化pt数が近い過去のsprintと⽐較してみると 検出バグ数 消化pt 実装story数 最⼤story pt sprint43 sprint46

    sprint47 sprint49 27 20 73 8 59 56 56 57 11 12 11 16 32 35 22 8 開発規模とバグ数の話
  4. 7 ©MIXI 理由を深掘りしてみると 検出バグ数 消化pt 実装story数 最⼤story pt sprint43 sprint46

    sprint47 sprint49 27 20 73 8 59 56 56 57 11 12 11 16 32 35 22 8 小規模storyを 数多く 1storyの規模が 大きい 開発規模とバグ数の話
  5. 11 ©MIXI 検出バグ数平均(件) 実装story数 story pt 1~10 11~20 21~35 1.06

    32.4 32.5 94 5 2 10pt以下のstoryでは バグが1件/story程度に story 別にバグ数を計測し、ptレンジ別にその平均を⾒てみると 対象期間:sprint55(2023/06/26開始)〜sprint65(2023/11/27開始) 開発規模とバグ数の話
  6. 13 ©MIXI おわりに • 10pt以下のストーリーほどバグが少ない傾向にある ◦ ただし「テストの量」や「⾒落とし」等の側⾯からも分析は必要 • タスクを「どう⼩さくするか」が重要 ◦

    testabilityを意識しないと、結局⼤きな単位でのテストになる可能性が • 定量化されることでエビデンスができ、PJへの提案がしやすくなる ◦ まだ提案できていないですが...