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20251006_01-8
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南まさし
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October 18, 2025
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南まさし
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Transcript
河川管理の高度化ツールを目指したiRICの活用事例の紹介 ~iRICの計算結果をUnreal Engineで可視化~ 2025年10月6日 いであ(株) 情報システム事業本部 防災情報システム部 望月 優生 1
iRICフォーラム2025 帯広
2 菊川水系(静岡県) における取組み事例の紹介 <菊川水系の概要> 静岡県南西部の御前崎西側を流れる一級水系。 流域面積:158㎢ 幹川流路延長:28km
河口から上流にかけて大きく蛇行しており、中流や下 流は平地が広がっている。(内水地域が多い) 流域面積が狭いため、洪水時は数時間でピークを迎 える。(洪水時の波形がシャープ) 菊川水系の概要図 御前崎 加茂 横地 嶺田 国安 堂山 川久保 頭首工 ②事業対策効果の可視化(例) ③洪水体験AR(例) ①監視カメラ等で視認できない場所の流況可視化(例)
3 河川管理高度化の取り組み <取り組みの背景> 【課題3】 ③ 住民側の避難行動を促すために、災害リスクの理解度の向上が必要 【課題1】 ① 河川管理者側において出水時の現地の流況把握が見え難い
住民がいま居る場所がどのくらい危険な場所なのか浸水深を疑似体験できる 表現を行いたい。 出水時における「危険箇所」や「重要水防箇所」等の現地状況について、現場に 行かなくても流況やその箇所における危険状態を把握したい。 【課題2】 ② 河川における工事前後の事業効果についてわかりやすい表現が必要 河道掘削による水位や流速の低減効果(流下能力改善)を一般の方にイメージし やすい表現を行いたい。 「河川管理者側」と「住民側」の各視点を考慮した情報提供ツールの高度化
4 CCTVカメラによる 視認範囲 重要水防箇所(水衝洗堀) カメラ等の未設置区間、視認範囲外や夜間時に監視が困難な場所においても 河川流況をVR空間に表現し、遠隔地からでもどんな状況か把握できるようにしたい。 菊川 加茂地点 ① 見えない場所の流況可視化
CCTVカメラ
5 ・iRICでの計算結果をもとに、VR空間に水位や流況を変化させて表示可能とした。 ・CCTVカメラの視認範囲以外でも、仮想空間で監視ができるように表現を行った。
6 CCTVカメラ VR空間での流況 <効果> 出水時における「危険箇所」 や「重要水防箇所」等の現 地状況について、CCTVカメ ラで見えない場所でも、その 箇所における流況や危険状
態を把握できるようになる。
7 ▪iRICの計算結果をUnreal Engineで可視化する流れ 計算条件設定 計算実行 結果出力 結果読み込み OBJファイル作成 マテリアル設定 三次元可視化
可視化フェーズ 計算フェーズ 変換フェーズ 計算ソルバー ・Nays2DH ・Nays2DFlood 変換ソルバー ・polygon_generator cgnsファイル 地形モデル objファイル ▪これまで、iRICによる計算により流況解析は行われていたが、三次元地形モデルへの移行ができなかった。 ▪これを解消するために、UnrealEngineへiRIC計算結果を可視化可能な「iRICtoUEツール」を開発した。 iRIC to Unreal Engine iRIC計算 変換ソルバー (iRIC to Unreal Engine) Unreal Engine
8 • iRICのsolversフォルダに3D_polygon_generatorを保存 • 「新しいプロジェクト」で3D_polygon_generatorを選択 iRIC to Unreal Engine
9 設定したiRICの計算メッシュを UnrealEngine上に重ねて表示 iRIC to Unreal Engine ▪iRICtoUEツールにより、iRIC計算結果をUnrealEngineへ重ねて表示ができるようになった。
10 ② 事業効果の可視化 <河道掘削前の流況> <河道掘削後の流況> 河道掘削等による水位や流速の低減効果(流下能力改善)を一般の方にイメージしや すい表現を行いたい。
11 <効果> 河川管理者側で行われる事業対策の効果について、三次元地形モデルと流況を組 み合わせて表現することで分かりやすく伝えられる。 →河床掘削等による事業対策効果について住民側への理解度アップにつながる。 <河床掘削前の流況> <河床掘削後の流況> 水位と流速の低減効果が可視化
12 製作時の苦労話しを少し ◆ iRIC計算結果と周辺地形の不整合 ・・・河道外(堤内地)の様子を表現するため、 地形データはVirtual Shizuokaより制作 →定期横断測量データを内挿補完した計算用 地形データとズレあり(特に補完区間) →堤防から水面がはみ出た箇所は水面モデル
をカットするなどの対応で違和感を低減。 ◆ 流速表現 ・・・濁流のマテリアル(モデルに表示する模様)は iRIC計算結果の流速反映は大変 →流速ベクトルを矢印で表現したレイヤの追加 →高流速の箇所を写実的表現よりもわかりやす く表現。 実際の河川の地形 Virtual Shizuokaモデル 横断測量位置 横断測量位置 横断測量位置 iRICで補完して地形作成 ↓ それを基に3Dモデル化 ↓ 実際の地形からはみ出る
13 ③ 洪水体験AR 住民がいま居る場所がどのくらい危険な場所なのか浸水深を疑似体験できる 表現を行いたい。
河川管理高度化の取り組み まとめ 14 【情報提供ツールの高度化の検討】 ③ 洪水体験AR ② 事業対策効果の可視化 イメージ 【活用イメージ】
防災教育(水害) イメージ 事業効果の見える化 見えない場所の可視化 イメージ イメージ 等々 HPでの公開イメージ <ARのメリット> ▪洪水時の浸水状況をAR(仮想空 間)で体験することで、防災意識の 向上を目指すことができる。 仮想空間による疑似体験により、 危険性を理解しやすい。 <可視化メリット> ▪河川管理者側で行われる事業対策 の効果について、三次元地形モデルと 流況を組み合わせて表現することで分 かりやすく伝えることができる。 河道掘削等による対策効果について 住民側への理解度アップにつながる。 3D浸水ハザード マップ 浸水AR iRIC × UnrealEngine ① 見えない場所の流況可視化 イメージ <流況の可視化メリット> ▪流況シミュレーションの結果を立 体的に表現することができ、各地域 や危険箇所での水位上昇や流況を 分かりやすく表現することができる。 洪水時の効果的な防災支援や河 川管理の高度化につながる。 iRIC × UnrealEngine
【今後の展開】 ①ベクトルデータの3次元的な出力 →表面流だけでなく底面流も表現して河床への影響を表現へ ②リアルタイムデータと連携させた見える化へ →IOTデバイス(カメラ)、センサーと連動したリアルタイムデータと連携した解析へ →リアルタイムで計測した流速・流量を計算へ反映することで河川管理をさらに高度化へ 15 まとめ 今後の展開について 【まとめ】
1. 河川管理(および住民)が河川の状況を安全に、直感的に理解するための表現が可能 iRICの計算結果をもとに、流況結果がパターン化できる。 実際の流況を反映した河川モデルを作成し、住民および河川管理者のリスク理解度向上や 状況把握の容易化が可能となる。 2. 河道掘削前後の流況の変化(河道掘削の効果)を算定し、直感的に表現する。 水理計算結果を3Dモデルに落とし込むため、河道条件の変更前後の比較なども容易となる。 周辺住民の、河道掘削など河川改良事業の効果の理解を促進できる。
おまけ 【河川管理ツールの高度化勉強会】 実施報告 日 時 2025年2月20日 13時30分~16時30分 開催場所 浜松河川国道事務所 2階
会議室 目 的 浜松河川国道事務所 職員を対象に、iRICの操作体験 (Nays2DH)を行い、実河川における流れの解析を実施 し、計算結果を可視化することを目的とした。 勉強会次第 1)開会の御挨拶 (浜松河川国道事務所 流域治水課 田中課長) 2)iRICの概要について ((株)RiverLink 旭一岳 代表取締役) 3)iRICの操作実践(初級編) ▽ Nays2DHの実践講習 ▽ 三次元モデルとiRICの連携手法についてご紹介 (いであ(株)) 4)iRICの今後の活用展開 (北海学園大学 清水康行 特任教授) iRICの最新動向、今後の展開について 5)講評 (浜松河川国道事務所 白井事務所長 ) 6)閉会の挨拶 iRICの概要について紹介 (RiverLink 旭 代表取締役) iRICを利用して菊川における 流れの計算・解析及び可視化を実践 3次元モデルとiRICの連携手法 についてご紹介(いであ(株)) iRICの今後の展望について紹介 (北海学園大学 清水特任教授) 講評(白井事務所長) 参加者 ◆ 浜松河川国道事務所 職員他 14名 ◆ 静岡大学生 1名 講師 ◆ 北海学園大学 清水特任教授 ◆(株) RiverLink 旭代表取締役 司会・進行 ◆ いであ(株) 実践編でのiRIC計算結果の表示例 (菊川の出水時の流れ) 背景画像:(c)NTTインフラネット 職員各自PCで 菊川の流れの解析・ 可視化を実践
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