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フロー技術によるネットワーク管理

 フロー技術によるネットワーク管理

2013年のJPIXネットワーク運用管理セミナーで話したものです。NetFlow, sFlow, IPFIX周りのお話です。

Motonori Shindo / 進藤資訓

December 15, 2017
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Transcript

  1. 従来のネットワーク管理 • SNMPベース – MRTG – HP/OV – … •

    RMON or RMON2ベース JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 3
  2. SNMPによるネットワーク管理 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved.

    4 外部ネッ ト ワーク SNMP Manager SNMP Agent SNMP Agent SNMP Agent SNMP Agent Get Req/Resp Set Req Trap MIB
  3. SNMPが提供するトラフィック情報 • (論理)インターフェース を通過したパケット数や バイト数 – IfInUcastPkts, IfOutUcastPkts – IfInOctets,

    IfOutOctets – … • “インターフェースベー ス” or “L2ベース”のネッ トワーク管理 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 5
  4. SNMPが提供してくれないもの • 誰がトラフィックを流しているのか? – End to End トラフィックの把握 • どのようなトラフィックを流しているのか?

    – アプリケーションの把握 • ネットワーク型攻撃のすばやい検知 • ピアリング分析 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 6
  5. RMON / RMON-2 • RMON – SNMP MIB-Ⅱの拡張 – “ネットワーク”のモニター

    – L2(MAC)レベルのvisibility • RMON-2 – RMONの拡張 – L3 / L4 レベルのvisibility JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 7
  6. RMON / RMON-2によるネットワーク管理 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All

    Rights Reserved. 8 外部ネッ ト ワーク RMON Management Console RMON Probe Get Req/Resp Set Req Trap RMON MIB RMON Probe RMON Probe
  7. RMON / RMON-2の問題点 • RMON – Probe(Agent)志向 – 依然としてL3 /

    L4のvisibilityがない • RMON-2 – Probe(Agent)志向 • さらに複雑な実装 – サービスプロバイダのニーズを満たしていない – ライセンス料 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 9
  8. DPIの適用例 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved.

    11 n ファイヤーウォール n IDS / IPS n 帯域制御装置 n トラフィック・アナライザ
  9. DPI悩み • 見え過ぎる!? • インライン型ゆえの取り回し にくさ • 膨大なログ • 高速なインターフェースへの

    追従 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 12
  10. 新たなネットワーク管理手法 • “フローベース”のネットワーク管理! – End to End の情報の把握 – アプリケーションの把握

    – すばやい攻撃の検知 – AS の情報の把握 – … JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 13
  11. フローによるネットワーク管理 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved.

    14 外部ネッ ト ワーク Flow Collector Flow Exporter Flow Record Flow Exporter Flow Probe Flow Record Flow Record
  12. 代表的なフロー・プロトコル • NetFlow – Ciscoが開発した技術 – Cisco, Juniper, AlaxalA, etc.

    • sFlow – InMonが中心となって開発した技術 – Foundry, Extreme, AlaxalA, Force10, HP, etc. • IPFIX – IETFによる標準プロトコル – マルチベンダー – NetFlow V9がベース JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 15
  13. 3方式の比較 SNMP DPI Flow レイヤー L2 L1-L7 L3-L4 セキュリティー △

    ◎ ◦ 高速追従性 ◎ △ ◦ ストレージサイズ ◎ △ ◦ JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 16
  14. フロー技術の適用分野 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved.

    17 アプリケーションの把握 サービスプロバイダ エンタープライズ 攻撃の検知 QoSモニタリング 将来予測 課金 ピアリングの最適化 ユーザの挙動把握 フォレンジック トラフィック・ エンジニアリング 内部統制
  15. 代表的なフロー・プロトコル • NetFlow – Ciscoが開発した技術 – Cisco, Juniper, AlaxalA, etc.

    • sFlow – InMonが中心となって開発した技術 – Foundry, Extreme, AlaxalA, Force10, HP, etc. • IPFIX – IETFによる標準プロトコル – マルチベンダー – NetFlow V9がベース JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 19
  16. NetFlowキャッシュ • NetFlowはキャッシュ・ベースのテクノロジー JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All

    Rights Reserved. 20 Src IF Src IP Dst IF Dst IP Proto Bytes … Active Idle 10 a.a.a.a 24 x.x.x.x 6 1234 327 4 15 b.b.b.b 24 y.y.y.y 17 23456 1920 25 24 c.c.c.c 3 z.z.z.z 6 5678 54 10 フロー NetFlowキャッシュ コレクター ・Src / Dst IPアドレス ・Src /Dst ポート番号 ・プロトコルタイプ ・ToSバイト ・入力インターフェース
  17. キャッシュなので・・・ • いつかはフラッシュする必要がある – Inactive Timer (default = 15秒) –

    Active Timer (default = 30分) – TCP FIN or RST – キャッシュが一杯になった時 • 実装依存 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 21 フロー 30分 15秒
  18. NetFlowバージョン バージョン 特 徴 1 最初のバージョン。現在ではほとんど使われていない。 5 最も多く使われているバージョン(と思われる)。BGP ASとフローシーケンスをサポート。 7

    Catalyst Switchシリーズのための拡張。 8 アグリゲーションをサポート。サポートしていないコレク ターが多い。 9 テンプレートベース。IPFIXのベース。 JPIXネットワーク運用管理 セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 22
  19. NetFlow V5 PDU JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All

    Rights Reserved. 23 Version バージョン フローレコード数 SysUptime unix-_secs unix-_nsecs フローシーケンス番号 エンジンタイプ エンジンID (サンプリングレート) フローレコード <1> フローレコード <n> ・ ・ ・ ヘッダ フロー レコード 0 15 16 31
  20. NetFlow V5 フローレコード JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All

    Rights Reserved. 24 送信元IPアドレス 送信先IPアドレス 入力インタフェース番号 nexthop first 送信元ポート番号 パディング 出力インタフェース番号 パケット数 オクテット数 最初にフローが観測されたsysuptime 最後にフローが観測されたsysuptime 送信先ポート番号 TCPフラグ ToS プロトコル 送信元AS番号 送信先AS番号 送信元ネットマスク 送信先ネットマスク パディング 0 15 16 31
  21. NetFlow V9 • テンプレート・ベース • RFC 3954 (Informational) • IPFIX

    のベースになった – 詳しくはのちほど IPFIX のところで説明 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 25
  22. NetFlowパフォーマンス • オーバーヘッド – パケットの分類 – エクスポート処理 • 多くのCiscoハードウェアはパケットの分類をハードウェ アで処理することができる

    • バージョン(V5, V8, V9)にはほぼ非依存 • サンプリングは有効! • 例) – Cisco 12000、100:1サンプリングの場合、7~15% 程度のCPU負荷増 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 26
  23. サンプリング • sFlowは“サンプルベース”のテクノロジー – NetFlowのようなフローキャッシュは持たない JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori

    Shindo, All Rights Reserved. 28 コレクター sFlow エージェント sFlow PDU パケット ヘッダ I/F NextHop AS情報 I/F統計情報 ユーザ名 パケットキャプチャ Etc. インタフェース統計 サンプル フローサンプル 1つのインターフェース から入ってきて、スイッ チ/ルーティングモ ジュールを経由した後、 (1つ以上の)インター フェースから出て行く全 てのパケット
  24. sFlowの特徴(vs NetFlow V5) • レイヤ2の情報を取得できる • IPv6を扱える • IP以外のプロトコル(IPX、AppleTalk、等)を扱える •

    パケットキャプチャができる • BGP関連機能のサポート – BGP Next Hop – Community – AS PATH – Local Preference • カウンタのサポート • 軽い Agent (エクスポータ)実装 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 29
  25. sFlowのバージョン JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved.

    30 バージョン 特 徴 2 最初のバージョン 4 BGP community の追加 (RFC 3176) 5 CPU/メモリ使用率、BGP nexthop、MPLS、NATサ ポート追加。Vendor-specific レコードで拡張可能。
  26. IPFIX • IP Flow Information eXport – RFC 5101 (Protocol)

    – RFC 5102 (Information Model) • 歴史 – 49th IETF Dec. 2000, (rtfm2 – realtime traffic flow measurement 2 BOF) – 51st IETF August 2001 (ipfx BOF) • 候補:ARGUS, sFlow, NetFlow, LFAP, CRANE, Diameter, etc. • 関連WG – PSAMP (Packet Sampling) WG • 54th IETF July 2002 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 31
  27. IPFIX アーキテクチャ JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights

    Reserved. 32 Metering Process 1 Observation Point 1 Exporting Process Metering Process n Observation Point m Metering Process 1 Observation Point 1 Metering Process n Observation Point m Collector Observation Domain 1 Observation Domain K Collector IPFIX機器 パケット ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ! ! ! ある期間のあ いだに、ネット ワーク中の“観 測ポイント”を 通過したIPパ ケットの集合 パケット
  28. テンプレート • テンプレート・セット – データセットの“設計書”のようなもの – 拡張性を持たせる手段 • TLV でも実現できたが、オーバーヘッドが問題

    • オプション・テンプレート・セット – フローには直接関係ないメタな情報を伝える JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 33
  29. Template Flowset & Data Flowset の例 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012

    Motonori Shindo, All Rights Reserved. 34 FlowSet ID = 0 Length = 28 bytes Template ID = 256 Field Count = 5 IPv4_SRCADDR Length = 4 IPv4_DSTADDR Length = 4 IPv4_NEXT_HOP Length = 4 IN_PKTS Length = 8 IN_BYTES Length = 8 FlowSet ID = 256 10.10.0.1 10.20.0.30 10.254.0.1 34947 5434325 Length = 60 10.10.0.3 10.33.5.124 10.254.0.1 3434 95048 Template Flowset Data Flowset 16bits 32bits Rec#1 Rec#2
  30. IPFIX の新機能(NetFlow V9と比較して) • SCTP/PR-SCTPが必須のトランスポートになり、 UDP・TCPがオプションに • フィールド指定フォーマットの導入 – ベンダー拡張が可能

    • 可変長IEのサポート • テンプレートを明示的に消去するTemplate Withdraw Messageの導入 • セキュリティー – IPsec or TLS (オプション) JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 35
  31. サンプリング方式 • Systematic Sampling – Count-based – Time-based • Random

    Sampling – n-out-of-N – Uniform or Non-Uniform Probabilistic JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 37 N N N N N N
  32. Active timeout • Ciscoのデフォルトは30分、設定可能最小値 は1分 • ルータの負荷が心配? – 1分にするとフローレコードはどれくらい増えるの か?

    • 結論:可能なら1分、最低でもコレクターの統 計粒度以下にすべし! – ip flow-cache timeout active 1 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 41
  33. Cat6500固有の事情 • MSFC, PFCそれぞれにフローの設定が必要 – MSFCはサンプリングできない場合があり – V9以前のNetFlowでは1筐体で異なるサンプリン グレートを扱う事ができない! •

    フローマスクという概念がある – OutのifIndexが0で出てしまう – “interface-full” にすべし • TCPフラグを出せない – DoS検出時に注意が必要 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 44
  34. 全く見えない場合 • インターフェースに設定が入っていない • OutのifIndexが出ない • 物理 vs 論理インターフェース –

    Link Aggregation、VLAN – IPインターフェース(Juniper) • Active timeoutの罠 • ifIndexが変わってしまった! – snmp-server ifindex persisit JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 46
  35. SNMPとの差異要因 • L2ヘッダオーバーヘッド • Non-IPトラフィック • ブロードキャスト&マルチキャスト • Origin or

    Destinedトラフィック • ACL • サンプリング誤差 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 47
  36. FAQその1 • 最適なサンプリングレートはどれくらいです か? – フローの使用目的によって異なる – ハードウェア・アシストの有無 – 典型的なのは1/100~1/数1,000

    – 当然失われるものもある • フロー数 • スキャン等の振る舞い • ・・・ JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 48
  37. 具体例 • 前提 – トラフィック: 1Gbps – 平均パケットサイズ: 250バイト/パケット –

    統計粒度: 5分 • 計算 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 51 $ irb >> 196 * Math::sqrt(1/(1.0*1000*1000*1000/8/250*5*60/1000)) => 0.506069823904436 >> 196 * Math::sqrt(1/(1.0*1000*1000*1000/8/250*5*60/10000)) => 1.60033329861834 >> >> 196 * Math::sqrt(1/(1.0*1000*1000*1000/8/250*5*60/4000)) => 1.01213964780887
  38. ダブルカウント問題解決方法(1) • 単純に考えると・・・ – 同一フローに関するフローレコードをコレクターが 消しこむ • が、一般的には難しい – サンプリングの可能性

    • ハッシュベースのサンプリングで解決は可能だが、ま だ実装がない – 同一のコレクターに捕縛されるとは限らない JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 54
  39. ASトラフィック分析 • ピアリングの最適化に絶対必要な情報 – コスト・セービングにつながる • “Origin” vs “Peer” AS

    JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 57 AS 1 AS5 AS2 AS4 AS3 AS6 AS7 Src Orig AS Src Peer AS Dst Peer AS Dst Orig AS
  40. Src AS問題 • Dst {Orig/Peer} ASについては、フローレコード中の dst IP addrをBGP経路テーブルでルックアップすれば よい。

    • Src {Orig/Peer} ASをはっきり特定することはできない。 – 経路の非対称性 – Src IPのSpoofの可能性 – フローレコード中のsrc IP addrをBGP経路テーブルでルック アップして、そこから来たであろうと「仮定」する(しかない)。 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 58
  41. Src Peer AS問題解決方法 • Src Peer ASオーバーライド – BGP経路テーブルをルックアップせず、特定のインターフェースから 入ってきたトラフィックは、特定のAS

    Peerトラフィックであると認識する。 – プライベートなPeerの場合は良いが、IXでPeerしているような場合は 解決できない。 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 59 AS 1 AS5 AS2 IX AS3 AS6 AS7 Src Orig AS Src Peer AS AS8
  42. 商用コレクター製品(アルファベット順) • AdventNet – NetFlow Analyzer (N, I) • ARBOR

    Networks – peakflow (N, S, I) • Fluke Networks – NetFlow Tracker (N, S, I) • Foundry Networks – IronView (S) • GenieNRM – GenieATM (N, S, I) • InMon – InMon Traffic Sentinel (S, N, I) • Lancope – StealthWatch (N, S) • Plixer – Scrutinizer (N, S) JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 60
  43. フリーコレクター製品(アルファベット順) • CAIDA – cflowd (N) • flow-tools & FlowScan(N)

    • InMon – sflowtools (S), sFlowTrend (S) • nfdump & NfSen (N) • ntop – ntop (N, S, I) • Many More!!! JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 61
  44. flow-tools • ツールの集合 – flow-{capture, cat, dscan, expire, export, fanout,

    filter, gen, header, import, log2rrd, mask, merge, nfilter, print, receive, report, rpt2rrd, rptfmt, send, split, stat, tag, xlate} • NetFlow V1, V5, (V6), V7, V8 • 例) JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 62 % ./flow-receive 0/0/9990 | ./flow-print | head -10 Sif SrcIPaddress Dif DstIPaddress Pr SrcP DstP Pkts Octets 60 206.204.84.9 00 10.0.135.63 06 15 5f0 2 88 00 10.0.135.63 60 206.204.84.9 06 5f0 15 16 787 60 206.204.84.9 00 10.0.135.63 06 15 5f0 13 1742 00 10.0.155.25 60 204.62.245.167 06 50 bae5 15 948
  45. FlowScan • cflowd / flow-tools / argus / lfapd (collector)

    + RRD (D/B) + RDDTools (visualization) • Platform : UNIX JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 63 http://www.caida.org/tools/utilities/flowscan/index.xmlより引用 http://www.caida.org/tools/utilities/flowscan/index.xmlより引用
  46. NfSen • nfdumpのフロントエンド • Platform : UNIX JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright ©

    2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 64 http://http://nfsen.sourceforge.net/details-graphs.pngより引用
  47. GenieATM 6000 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights

    Reserved. 65 http://www.fivefront.com/products/genie/atm6000/function.htmlより引用
  48. Fluke NetFlow Tracker JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All

    Rights Reserved. 66 http://www.flukenetworks.com/enterprise-network/network-monitoring/OptiView-NetFlow-Trackerより引用
  49. InMon Traffic Sentinel JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All

    Rights Reserved. 68 http://www.msol.co.jp/it/Inmon/i-tokucho.htmlより引用
  50. Plixer Scrutinizer JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights

    Reserved. 69 http://www.plixer.com/products/netflow-sflow/scrutinizer-netflow-sflow.phpより引用
  51. フローを使った適用事例 • AS間トラフィック把握 • 社内ネットワークのトラフィック把握 • DDoS検知およびmitigation • ネットワーク費用按分(課金データ) •

    フォレンジック・データとしての使用 JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 71
  52. JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 75

    ワームの発見 ~PPS・FPSの上昇~ Packet per second Flow per second
  53. JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 76

    ワームの発見 ~アプリケーションの分析~ 特定のインターフェー スを指定 アプリケーションでの 分析を指示
  54. JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 78

    ワームの発見 ~攻撃者と被害者の特定~ 攻撃者 被害者
  55. Blackhole Routing (a.k.a RTBH) JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo,

    All Rights Reserved. 79 Regional Network Regional Network Flow Collector フローで攻撃を検出 1 BGP announcement 2 ip route 192.1.1.2 255.255.255.255 Null0 3 3 ip route 192.1.1.2 255.255.255.255 Null0 攻撃者 被害者 192.1.1.2
  56. Clean Centerを使ったソリューション JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights

    Reserved. 80 Regional Network Regional Network Clean Center Flow Collector Protected Network Zone1 フローで攻撃を検出 1 5 きれいになったトラ フィックをネットワー クに戻す 攻撃者 被害者 192.1.1.2 Clean Centerへトラ フィックをフォワード 4 BGP announce 3 保護したいZoneの有効化 2
  57. DDoS mitigationにフローを使うことのメリット • そもそもSNMPでは不可能 – 「何か」が起こっていることは分かるが、「何」が起 こっているか分からない – 何が起こっているか分からないと対策できない •

    分散検出することができる – インラインなソリューションよりスケールする JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 81
  58. 参考資料 • NetFlow 関連情報 – http://www.cisco.com/en/US/products/ps6601/products_i os_protocol_group_home.html • NetFlow V9

    RFC 日本語訳 – http://www.fivefront.com/technology/flow/rfc3954- jp.html • sFlow 関連情報 – http://www.sflow.org/ • IPFIX – http://www.ietf.org/html.charters/ipfix-charter.html • 各種ツール – http://www.switch.ch/tf-tant/floma/software.html JPIXネットワーク運用管理セミナー Copyright © 2012 Motonori Shindo, All Rights Reserved. 84