Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
フィッシュボウルのやり方 / How to do a fishbowl
Search
Pauli
December 21, 2025
Technology
740
2
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
フィッシュボウルのやり方 / How to do a fishbowl
Pauli
December 21, 2025
More Decks by Pauli
See All by Pauli
勉強会企画をアプリで構造化してみた 〜そこで見えた、AIとの付き合い方〜 / I've structured a study group plan using an app.
pauli
0
250
建設的な現実逃避のしかた / How to practice constructive escapism
pauli
4
530
「任せる」をちゃんとする / To delegate effectively
pauli
0
80
そんなのおかしいよ! 高い椅子に座って、素敵な事業開発に<中略>... それがどれだけ幸せなことか、 わかってるぅ!? / That is ridiculous! Sitting in a high-end chair, contributing to wonderful business development, using tools in an enterprise environment... do you have any idea how lucky you are!?
pauli
2
82
「決め方」の渡し方 / How to hand over the "decision-making process"
pauli
8
1.7k
新任部長から学ぶ 1on1 / Learning 1-on-1 Techniques from a New Department Head
pauli
1
68
好奇心という宝石 / The jewel of curiosity
pauli
1
63
マネージメントプリキュア!/ Management Precure !
pauli
3
110
子育てで想像してなかった「見えないダメージ」 / Unforeseen "hidden burdens" of raising children.
pauli
2
390
Other Decks in Technology
See All in Technology
Docker Desktop不要の時代が来る? WSL標準の「wslc」で Linuxコンテナを動かしてみた.
ueponx
0
410
フルAIで個人開発して学んだあれこれ / yuruai vol.1
isaoshimizu
0
160
AIに障害切り分けを全部やってもらった。 。 。 。
estie
0
320
AI時代における最適なQA組織の作り方
ymty
3
320
Agile and AI Redmine Japan 2026
hiranabe
4
560
Text-to-SQLをAgentCoreで実現し、生成されるSQLの精度を定量的に評価する
yakumo
2
300
FinOps X 2026 Recap from Engineer Side #JapanFinOps
chacco38
0
230
初めてのDatabricks勉強会
taka_aki
2
220
GitHub Copilot運用のリアル ~AI Credit時代にどう向き合うか~
takafumisu2uk1
0
590
小さいから、全部わかる。— 常駐AI "xangi" のすすめ
sugupoko
0
200
そのタスクオンスケですか?
poropinai1966
0
110
背中から、背中へ /paying forward to community
naitosatoshi
0
200
Featured
See All Featured
Digital Projects Gone Horribly Wrong (And the UX Pros Who Still Save the Day) - Dean Schuster
uxyall
1
1.8k
Between Models and Reality
mayunak
4
360
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
67k
Max Prin - Stacking Signals: How International SEO Comes Together (And Falls Apart)
techseoconnect
PRO
0
190
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.8k
Claude Code どこまでも/ Claude Code Everywhere
nwiizo
65
56k
The Hidden Cost of Media on the Web [PixelPalooza 2025]
tammyeverts
2
340
KATA
mclloyd
PRO
35
15k
Fireside Chat
paigeccino
42
4k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
23k
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
9
1k
Faster Mobile Websites
deanohume
310
32k
Transcript
フィッシュボウル 解釈を深め、全員で共有する対話手法ガイド
フィッシュボウルとは? 対話の構造 フィッシュボウルは、少人数の「話し手」を内 側に、その他の「聞き手」を外側に配置して 行う対話手法です。金魚鉢(Fishbowl)の中 を覗き込むような構造から名付けられまし た。 基本コンセプト 全員が一度に対話に参加するのではなく、 話す役割と聴く役割を明確に分けることで、
質の高い「傾聴」と、深いレベルでの「共有」 を促進することを目的としています。
3つの主要な目的 傾聴の促進 外側の円にいる参加者は「聴くこと」 に集中できるため、普段よりも相手 の意見を深く理解し、異なる観点を 受け入れることができます。 全員での共有 一部の人だけで議論が終わるのを 防ぎ、参加者全員が対話のプロセス と内容を共有し、認識を合わせること
が可能です。 対話の深化 内側の円(話し手)を少人数に限定 することで、散漫な議論を防ぎ、テー マについて深く掘り下げた対話を実 現します。
内側の円(インナーサークル) 中心に2〜10脚の椅子を円形に配置します。ここ が対話を行うステージとなります。 外側の円(アウターサークル) 内側の円を囲むように、残りの椅子を同心円状 に配置します。ここは対話を観察し、傾聴する席 です。 会場レイアウトと準備
2つの進行スタイル 1. オープン・スタイル(動的) 内側の円に「空席」を一つ設ける方法です。外側の人は いつでもその空席に座って対話に参加でき、代わりに誰 かが外に出ます。参加者の自発性を促し、議論を活性化 させます。 2. クローズド・スタイル(固定) 話し手のメンバーを固定して一定時間対話を行う方法で
す。時間経過後、合図とともにメンバーを総入れ替えしま す。全員に均等に話す機会を与えたい場合に適していま す。
オープン・スタイルの特徴 空席の活用 常に一つ空席がある状態を維持します。 自発的な参加 話したい人は外側から空席に移動して発言権を得ます。 新陳代謝 誰かが入ったら、既存のメンバーの一人が席を譲り、外側 に戻ります。 効果 議論の停滞を防ぎ、多様な視点をダイナミックに取り入れ
ることができます。
クローズド・スタイルの特徴 メンバー固定 指定されたメンバーが中心に座り、一定時間集中して対話 し、常に一つ空席がある状態を維持します。 タイムマネジメント ファシリテーターが時間を管理し、区切りがついた時点で ベルなどを鳴らします。話したい人は外側から空席に移動 して発言権を得ます。 総入れ替え 時間が来たら話し手全員が外側の席へ移動し、次のグ
ループと交代します。誰かが入ったら、既存のメンバーの 一人が席を譲り、外側に戻ります。 効果 落ち着いて議論を深めることができ、全員が「一度は中心 で話す」という公平感を醸成できます。
標準的な進行プロセス セットアップ テーマ設定と座席配置。 最初の話し手を決定し、 内側の円に着席します。 対話・観察 内側の円で対話を開始。 外側の人はメモを取りながら 静かに傾聴・観察します。 交代・参加
スタイルのルールに従い、 話し手を入れ替えたり、 空席を使って参加します。 全体共有 対話終了後、ペアなどで 感想や気づきを共有し、 理解を深め合います。
成功のための 3つのポイント 対話の可視化 グラフィックレコーディングなどを活用 し、議論の内容を可視化することで、 認識のズレを防ぎ、振り返りを容易に します。 全員参加の意識 「一度は中心に入る」という意識を持つ ことで、外側にいる間も当事者意識を
持って深く聴く姿勢が生まれます。 概念の具体化 抽象的なテーマ(ビジョン等)の場合、 概念構造を具体化する工夫をすること で、より建設的な議論が可能になりま す。
導入のメリット 大規模グループでの対話 大人数(50人以上など)でも、全員が議論の プロセスを共有しながら、秩序ある対話を行 うことができます。バズセッションとの組み合 わせも有効です。 本音と深い理解 立場の異なる参加者がお互いの話を遮らず に聴く構造があるため、表層的な議論に終 わらず、相手の背景や意図を深く理解するこ
とにつながります。