現役開発者が語るSalesforceテクノロジーとデジタル・トランスフォーメーション
未だSaaSとしてのイメージが根強いSalesforceですが、ここ数年の間にSalesforceの開発事情が大きく変化しているのをご存知でしょうか。このセッションでは、現役の開発者と一緒にSalesforceの新しい技術と刷新された開発者体験をご紹介していきます。同時に、彼らがどのようにSalesforceのテクノロジーを活用し、開発の現場からビジネスにおけるDXを推進しているのかを語ります。
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20200721/session/2522/
freee 株式会社 freeeが行うSalesforce開発 2020.07.21
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2 tanaka naoko田中 奈穂子 freee株式会社 GYOMUハックエンジニア @nakochi_t早稲田大学基幹理工学部表現工学科メディアデザイン研究室卒業。 2019年4月にfreee株式会社に入社。GYOMUハックチームに配属され、ノンエンジニアであるセールス、マーケティング、サポートなどの業務をエンジニアリングでサポートしている。 所有資格 ● Salesforce 認定アドミニストレーター ● Salesforce 認定上級アドミニストレーター ● Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー 趣味はビリヤードと自作キーボード。
Agenda 04 新卒なのにパフォーマンスを出せるSalesforceの秘密 03 freeeのSalesforce活用 02 フルクラウド時代のシステム開発 01 会社紹介
4 会社紹介 01Section
アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、 ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォームスモールビジネスを、世界の主役に。 161億603万円 (資本準備金等含む)従業員数事業内容クラウド型バックオフィスサービスの開発・販売資本金設立年月日2012年7月506名(2019年6月末時点)
PRODUCTS
利用事業所数累計 100万 2014.3 2015.3 2016.3 2017.3 2018.3800,000600,000300,00065,0001,000,0001,000,000
大企業から成長企業まで導入が加速
9 フルクラウド時代のシステム開発 02Section
フルクラウド時代の社内開発 業務要件 システム開発 エンジニアリングノウハウ 業務知識 オンプレ時代の社内システム開発 業務オーナーからの業務要件に基づいて、システム開発をオーダーメイドで開発するのがメイン。要件に対してシステム開発を合わせていくイメージ。業務知識ももちろん必要だが、エンジニアリングノウハウがメインで求められる。 SaaS エンジニアリング ノウハウ 業務知識 フルクラウド時代の社内システム開発 業務要件とSaaSとをマッチングさせていくイメージ。より業務知識が求められる上に、SaaSへのシステム的理解や、その背景にある標準的な業務知識も求められるようになる 業務要件 標準知識 SaaSへの理解
11 freeeのSalesforce活用 03Section
ビジネスチームでの活用 バックオフィスでの活用 freeeのSalesforce活用
freeeでのビジネスチームの活用 マーケティングフィールドセールスカスタマーサクセスサポートインサイドセールス電話 メール Web会議 広告 セミナー 名刺 営業訪問 サービスの提案 クロージング活動 活用支援 導入支援 電話 メール チャット
リードや商談、取引先や取引先責任者はもちろん活用しています。営業フローは全てSalesforceでできていて、コミュニケーションはChatterを使っている。 freeeでのビジネスチームの活用
● 採用管理、人事評価、労務管理、マーケ、セールス、CSM、サポートという幅広い範囲でSalesforceを活用しています。 ● 採用管理、人事評価、労務管理、サポートが今年から使えるようになりました! ○ 今年採用管理と人事評価と労務管理、サポートを別のSaaSからSalesforceに移行した バックオフィス業務でのさらなるSalesforce活用 マーケ 労務管理 人事評価 採用管理 サポート CSM セールス
● 採用管理、人事評価、労務管理、マーケ、セールス、CSM、サポートという幅広い範囲でSalesforceを活用しています。 ● 採用管理、人事評価、労務管理、サポートが今年から使えるようになりました! ○ 今年採用管理と人事評価と労務管理、サポートを別のSaaSからSalesforceに移行した バックオフィス業務でのさらなるSalesforce活用 マーケ 労務管理 人事評価 採用管理 サポート CSM セールス 移行は全て内製!
課題 人事評価でのSalesforce活用 使用していた評価ツールの中で完結したキャリブレーションができなかった ○ スプレッドシート x GAS で頑張っている ○ マネージャのレビューとキャリブレーションを経てどんどんスプレッドシートが増加 ■ データの整理と集計、可視化だけで現場にかなりの負荷 ■ 3ヶ月毎に大量のスプレッドシートができる 利用していたパッケージソフトがどうしようもなく使いづらい キャリブレ1 キャリブレ4 キャリブレ2 キャリブレ3 キャリブレ5 フィードバック
キャリブレーションや目標設定レコードのサンプル。 人事評価でのSalesforce活用
人事評価でのSalesforce活用 Salesforceのグループ機能を使うことで誰に見せていい、見せてはいけないをSalesforceに任せることができるようになったオブジェクトが見えていい人、見えてだめな人が入り組んでいるので他のツールでは対応することができなかった
Salesforceを導入することで 人事評価でのSalesforce活用 Salesforceだけで人事評価ができるようになった! 複数のスプレッドシートを作成せずにキャリブレーションができるようになった フィードバック
導入効果 人事評価でのSalesforce活用 自分の目標を定期的に確認できるようになった! 役割別に必要な情報だけにアクセスできる仕組みができた! 全社員がSalesforceを使うことになったので、Salesforceで実現できることが多いことを実感した社員が増加。Salesforceでこんな機能もやりたいという声が広がってきている。
23 新卒なのにパフォーマンスを出せるSalesforceの秘密 04Section
24新卒でもパフォーマンスを出すために Trailheadの実施 ユーザ会やコミュニティへの参加 Salesforce認定資格試験
25Trailheadで自主学習
26Salesforceの認定試験 普段の業務範囲で触れないところも試験でカバー。 2019.06取得 ● Salesforce 認定アドミニストレーター ● Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー 2019.11取得 ● Salesforce 認定上級アドミニストレーター
27ユーザー会やコミュニティへの参加
28今年1年で出した成果 ● カスタマーサクセスの業務改善 ○ 顧客のヘルススコアを自動判定するロジックの作成 ● 営業メンバーが”一目で”契約情報を把握できる「取引先カルテ」オブジェクトを作成 ○ 今まで社員しか確認できなかった内容を雇用形態関係なく確認できるように ● クレーム情報をSalesforce上で確認・更新できるように 営業メンバーと理想状態と実際にできる改善案のすり合わせができる状態である。 また、作成したスケジュール/タスクに変更があっても対応できる。
29Salesforceと関わって得られた成功 Salesforceと関わり始めてまだ1年ですが、多くの成功を得ることができました。 ● Salesforceのコミュニティで多くの仲間を得られた。 ○ 困っていることや改善案の共有など、社外に仲間ができた。 ● 社外でも通用するスキルを身につけられた。 ○ 社内調整や、スケジュール調整など、どこの職場でも必要なスキルを身につけれらた。
30これからの働き方 freeeの事業とSaaSの思想 両方に寄り添って ビジネス基盤を作っていきたい
スモールビジネスを、 世界の主役に。