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うまくいくアンプラグド活動/kamisuna201906
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Naoki Kato
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June 17, 2019
Education
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19
うまくいくアンプラグド活動/kamisuna201906
立川市上砂川小学校校内研究
2019年6月17日
Naoki Kato
PRO
June 17, 2019
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Transcript
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 立川市立上砂川小学校 校内研究授業 うまくいくアンプラグド活動 東京学芸大学
ICTセンター 教育情報化研究チーム 加藤直樹
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 自己紹介 めざましテレビの占い ?位 今回は機嫌がいいですw
©2014- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 学習指導要領における情報活用能力 創造 協働
自立 加速度的に進展 し続ける社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 生きる力 情報技術の発展・浸透 情報化・グローバル化 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 言語能力・情報活用能力 問題発見・解決能力 学習の基盤 AI,IoT?
©2014- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 情報活用能力とICT活用 情報活用能力 ICTを
適切に活用した学習活動 習 得 言語能力 問題発見・解決能力 学習の基盤 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 主 体 的 ・ 対 話 的 で 深 い 学 び 強 化 創造 協 働 自 立 加速度的に進展 し続ける社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 生きる力
©2014- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 情報活用能力とは l 具体的には
情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して、 問題を発見・解決したり自分の考えを形成したり していくために必要な資質・能力 コンピュータ等の情報手段を適切に用いて情報を 得たり,情報を整理・比較したり,得られた情報 をわかりやすく発信・伝達したり,必要に応じて 保存・共有したりといったことができる力 情報手段の基本的な操作の習得や,プログラミン グ的思考,情報モラル,情報セキュリティ,統計 等に関する資質・能力等も含む (小学校学習指導要領解説 p.51)
©2014- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 小中高一貫の視点からの情報教育 情報Ⅰ(必修) 技術分野
情報に関する技術 情報Ⅱ 情報技術の発展・浸透 情報の科学的な理解に 裏打ちされた 情報活用能力 を育むことが重要 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- プログラミング的思考力 の育成
©2014- Naoki Kato, IML at TGU はじめに プログラミングは高度なICT活用 l 全ての人ができる必要はないが
できることは知っておいたほうが幸せ Programming すごいコンピュータw 情報モラルも必須
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 今日の授業から うまくいくアンプラグド活動
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 今日の授業から 授業のねらい l 関係諸機関が相互に連絡を取り、
協力し合いながら緊急に対処する体制を とっていることを理解する l 連絡ネットワーク図を作る
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 今日の授業から 位置付け 連絡 ネットワーク
考え Scratch による シミュレーション 可 視 化 状態遷移 アンプラグド 改善 Debug ◦考えを正しく 表現しているか ◦表現したもの 考えが正しいか ICTが活用されている システム ここの試行錯誤は プログラミング的思考の要素が高い ここは教科の学び の要素が高い
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 うまくいくアンプラグド活動
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 アンプラグド活動 l コンピュータを使わない
プログラミング教育 写真:町田市立町田第五小学校 手順(プログラム)作り 従来の授業で プログラミング的思考 の要素の学び
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 手順作りの例 l 朝の生活の手順を考える
写真:小平市立小平第七小学校 条件分岐 繰り返し 並列
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 従来の授業の中での学びの例 左上ず:大日本図書webサイト( https://www.dainippon-tosho.co.jp/introduction2020/rika/programming.html)より
理科における分類の手順化 3×4+4 3×3+3 3×5+5 M角形を対象にすれば (X-2)×Y+Y 算数における定式化
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 うまくいくアンプラグド活動にするには l 考える手順に論理性がある課題
写真:小平市立小平第七小学校 プログラミング的思考を (論理的に思考を) させる 又は したことを振り返させる
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 うまくいくアンプラグド活動にするには 写真:小平市立小平第七小学校 プログラミング的思考を
(論理的に思考を) させる 又は したことを振り返させる 記号(言語)を 意識する
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 抽象度をしっかり押さえる必要 分解 抽象化
うがいをせよ コップに 水を汲め 蛇口の下に コップを置け 蛇口をひねろ
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 抽象度をしっかり押さえる必要 ひかれる数の十の位 から1をひく
ひかれる数の一の位 がひく数の一の位 よりちいさい ひかれる数の一の位に10を たした数から ひく数の一の位をひく 十の位から繰り下げて 一の位をひく 一の位をひく 分解 抽象化 人相手の場合 分解が最小限で すんでしまう可能性 どこまで 分解すべきかの 目安もない 説明足らずでも解釈しちゃうことも
©2014- Naoki Kato, IML at TGU うまくいくアンプラグド活動 うまくいくアンプラグド活動にするには 写真:小平市立小平第七小学校 プログラミング的思考を
(論理的に思考を) させる 又は したことを振り返させる 記号(言語)を 意識する 実行とデバッグを できるように
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグドライクプログラミング うまくいくアンプラグド活動
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグドライクプログラミング うまくいくアンプラグド活動にするために 写真:小平市立小平第七小学校 プログラミング的思考を
(論理的に思考を) させる 又は したことを振り返させる 記号(言語)を 意識する 実行とデバッグを できるように
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグドライクプログラミング アンプラグドライクプログラミング 写真:町田市立町田第五小学校 アンプラグドな活動
をコンピュータ上で 行えるように 試行錯誤を容易に 記号を定義
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグドライクプログラミング 例:数を読み上げる https://scrapbox.io/IML-Lab/2けたのかずをよむ
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグドライクプログラミング 例:足し算の筆算 https://scrapbox.io/IML-Lab/たし算のひっ算
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグド活動の取り入れ方 うまくいくアンプラグド活動
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグド活動の取り入れ方 アンプラグド活動で l コンピュータを使わない
プログラミング教育 写真:町田市立町田第五小学校 手順(プログラム)作り 従来の授業で プログラミング的思考 の要素の学び
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグド活動の取り入れ方 プログラミング的思考の要素を育める 大きく複雑な 高度情報化社会における
抽 象 化 モ デ ル 化 一 般 化 分解 構造化 手順化 評価 順序 分岐 反復 並列 演繹・帰納(類推,仮説) 問題 論理的思考・パタン認識 パ ラ メ タ ラ イ ズ
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグド活動の取り入れ方 でも,たとえば 右下イラスト: ヴィダルさんによるイラストACから
筋肉をつけることは 野球を(高度に)プレイするのに 必要なこと だけど それだけやって プレイしなかったら 野球をできるようにならないし 野球が楽しさもわからない
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグド活動の取り入れ方 プログラミング的思考を育てるためにも 大きく複雑な 高度情報化社会における
高度情報化社会における 大きな武器である 抽 象 化 モ デ ル 化 一 般 化 分解 構造化 手順化 評価 順序 分岐 反復 並列 演繹・帰納(類推,仮説) 問題 Computer 高速化・自動化 論理的思考・パタン認識 パ ラ メ タ ラ イ ズ
©2014- Naoki Kato, IML at TGU アンプラグド活動の取り入れ方 上手な組み合わせを 創造的プログラミング ア
ン プ ラ グ ド 情報化社会に関する 探究的課題の中での プログラミング プログラミング 導入 操作練習 教科の学びに絡めた プログラミング 総合 教科 課程外 多角形を描く 電気の利用
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 電気の性質と働きに向けて うまくいくアンプラグド活動
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 「電気の性質と働き」に向けて 理科におけるプログラミング教育の方策 画像:YouTube 地球と月
by ラボエムエム,図:板村地質研究所webサイトより 自然の事物・現象 をプログラミングで再現 自然の事物・現象を科学的に 捉えたことをプログラムで表現 自然の事物・現象を科学的に 捉えるためにプログラミング
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 「電気の性質と働き」に向けて 創造的なプログラミングを! n 理科+総合+図工+社会+家庭科
(写真) 前原小、6年生がフィジカルコンピューティングで「電気」を学ぶ ICT教育ニュース 2017年10月30日 入力 明るさ 温度 加速度 方位 ボタン 湿度 気圧 酸素濃度 : 出力 光 熱 音 動力 : 6年 人がそばにいて 温度が高いと 温度に応じて回る扇風機
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 「電気の性質と働き」に向けて 電流の大きさ(流すと流さない) https://scrapbox.io/IML-Lab/電気と働き 変数(代入)
条件分岐 3,4年
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 「電気の性質と働き」に向けて 電流の大きさ(大きさの変更) 変数(インクリメント) 条件分岐
4年
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 「電気の性質と働き」に向けて 脈拍の可視化 6年 センサからの入力
©2014- Naoki Kato, IML at TGU 「電気の性質と働き」に向けて 数量の関係と理科 脈拍数=1分間あたりの回数 <脈拍計を作ろう>
2つの量の関係 <周りの明るさに合わせる電灯>
©2014- Naoki Kato, IML at TGU おしまい プログラミング的思考の育成を目指して