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新人研修の課題と未来を考える
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Natsuko Kanda
January 08, 2025
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新人研修の課題と未来を考える
RSGT2025 Day1 15:40~ スポンサーセッション登壇資料です。
https://2025.scrumgatheringtokyo.org/index.html
Natsuko Kanda
January 08, 2025
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Transcript
update update Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved.
ウイングアーク1st 株式会社 ソフトウェアプロセス&品質改善部 神田 菜津子 January 15, 2025 新人研修の課題と未来を考える Regional Scrum Gathering Tokyo 2025 / Sponsor Session
mail_ phone_ name_ division_ page No. mail_ phone_ name_ division_
page No. sample@wingarc.com 神田 菜津子 080-0000-0000 ソフトウェアプロセス&品質改善部(略称:SPQI部) 2 Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. SNS等では自作キャラ (通称バットちゃん) がアイコンです! 23年度ウイングアークにQAエンジニア新卒1期生として 入社。 本日人生初のイベントセッションです! X :@natsukooooo1225 Discord :@kandanatsuko
3 KDDI Agile Development Center Corporation 自己紹介 所属 KDDIアジャイル開発センター なまえ
小笠原 晋也 Discord ogasawara その他 Scrum Fest Mikawa実行委員 DevOpsDays Tokyo実行委員 ひとこと 教育心理学関連の話が大好きなので、 お仕事でもお仕事じゃなくても、 お気軽にお声がけください
Page No. 4 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 今日のお話 • 内容 • 新人研修を運営する立場でのお悩みについて • ゴール • 来年度の新人研修に生かせるヒントを得る • 聞いてくださっている方にも有益な学びがある時間にする Discordや会場からもご意見・ 質問どんどん投げていただける と嬉しいです!
page No. page No. 5 Copyright © 2025 WingArc1st Inc.
All Rights Reserved. 01 ウイングアークSPQI部の新人研修について 02 来年度に向けての研修再設計 03 Questionタイム 04 次回予告 INDEX
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. ウイングアークSPQI部の新人研修について
Page No. 7 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. SPQI部研修の概要と特徴 • ウイングアークの新人研修の全体像 • 各部門が新卒向けの研修コンテンツを準備し、順番に実施する • 主にビジネス系と開発系に分かれて研修が行われる 9月 8月 7月 6月 5月 4月 ビジネス系職種 (4名) 開発系職種 (16名) 導 入 研 修 ・ オ リ エ ン テ ー シ ョ ン プログラミング 研修 プログラミング研修 SPQI 部 門 研 修 開発部門研修 SPQI 部 門 研 修 製品研修 実践研修
Page No. 8 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. SPQI部研修の概要と特徴 期間 • 前半4日・後半5日の9営業日 対象 • 全職種が受講 • 開発系16名、ビジネス系4名の20 名 特徴 • テストのことだけでなく、ソフトス キルやマネジメント面にも触れる • 講義とワーク系を組み合わせた研修 9月 8月 7月 6月 5月 4月 ビジネス系職種 (4名) 開発系職種 (16名) 導 入 研 修 ・ オ リ エ ン テ ー シ ョ ン プログラミング 研修 プログラミング研修 SPQI 部 研 修 開発部門研修 SPQI 部 研 修 製品研修 実践研修
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Reserved. 2024年度のSPQI部門研修のテーマ SPQI部について知る 品質への理解を深める チーム思考と連携を学ぶ ビジネス職も開発職も自身の役割か ら「品質」にどうかかわるべきかを 考えます。 就職していきなり品質といわれても なかなか想像しにくいもの。どのよ うな役割を果たしている部門なのか を学びます。 チームとして成果を出すための思考 法やスキルを学び、コミュニケー ション能力やチームでの意思決定の 重要性を体感します。
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Reserved. 研修を終えて…
Page No. 12 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 研修を終えて…
Page No. 13 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 研修を終えて…
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 来年度に向けての研修再設計
Page No. 15 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 来年度の新人研修に向けて…
Page No. 16 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 主な変更点 対象を開発職に限定 テーマをテストと 品質に絞る 実務に近いワーク 中心に構成 「開発職の新人が品質を自分事として捉えられるようにする」ことが目標
page No. page No. 17 Copyright © 2025 WingArc1st Inc.
All Rights Reserved. 来年度に向けて研修を再設計(案) 雑な 仕様書 全体イメージ図(仮) うーん、そうでもないかも… バグを最大限発見することを目 指すテストケースを作成する バグを含ん だアプリ ケーション ただ「バグがないだけのアプリケー ション」を使いたいと思いますか? ※UIUX、受け入れ条件、潜在ニーズetc… このテストをすれば バグがなくなるぞ~ そこで「品質」なんです! なんだってー!! チームごとにテスト 対象の品質改善案を 考える 成果発表
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Reserved. 来年度の新人研修に向けて…
Page No. 19 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 受講(昨年度)&運営(今年度)を通じて感じた研修の課題 • そもそも「品質」が新卒社員にとって馴染みが薄い概念 • テストを学んだ経験がない人が多い 開発がやりたい んだよな… 品質とかテストって 必要なの??
Page No. 20 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 直面している課題 品質やテストを「自分事」とし て捉えさせるか 興味を持ちにくいテーマに対し て学ぶモチベーションをどう引 き出すか むう…
Page No. 21 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved.
Page No. 22 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved.
Page No. 23 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. なぜ小笠原さん?? RSGT2024の小笠原さん のワークショップにかんだ が興味をもつ こばせさんが小笠原さんに 連絡してくれる 交換ワークショップをやろ う! 小笠原さんの教育心理学の ワークショップを開催 @ウイングアーク こばせさんのインプロワー クショップを開催 @KDDIアジャイル開発セ ンター(KAG)さん RSGT2025でゲスト出演 していただくことに!
Page No. 24 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. なぜ小笠原さん?? ご縁でつながるワークショップ ~教育心 理学ワークショップを開催しました~ - WingArc1st Inc. - Medium KDDIアジャイル開発センター(KAG)×ウイン グアーク1stで交換ワークショップを行いま した|おがさわら RSGTのつながりからKDDIアジャイル開発センター (KAG)×ウイングアーク1stで交換ワーク ショップが生まれたこぼれ話 - 名前考えるの苦手
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. Questionタイム
Page No. 26 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. Questionタイム 研修を自分事化して 考えられるようになるには?
27 KDDI Agile Development Center Corporation 問いをつくり、その回答づくりをグループで取り組む <ベースにした考え> • 知識構成型ジグソー法(協調学習)
• 個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実 <概要> • 「開発者がテストケースを作ることがなぜ大事なのか」のような問いを設定する • この問いについての回答をグループで考える • (時間が限られている場合)教材を限定して、知識構成型ジグソー法で議論する • (時間がある程度取れる場合)様々な教材を用意して、個々は自由にそこから選択して、グループでまとめる • 複数グループあれば、グループ同士で発表し合い、気付いたことをフィードバックする
28 KDDI Agile Development Center Corporation 取り組む内容について自己調整する練習をする <ベースにした考え> • 自己決定理論(有機的統合理論)
• メタ認知 <概要> • 有機的統合理論に合わせて、以下のような、動機づけの事例を考えてもらう ◦ 外的調整:テストケースを作ると給与が増える ◦ 取り入れ的調整:テストケースを作らないと上司や同僚に怒られる ◦ 同一視的調整:自分にとってテストケースを作れるようになることも大事 ◦ 統合的調整:一流の開発者になりたい、テストケースも作れるのは当然 • 研修中のふりかえりなどでこれを用いて、自分の認識を確認してもらう • 必要に応じて、信頼出来る人と自分の認識について話をしてもらう
29 KDDI Agile Development Center Corporation 実際のプロジェクトに参加する <ベースにした考え> • 正統的周辺参加
• 適応的熟達 <概要> • 実際のプロジェクトのすべてのフェーズに見学ではなく「参加する」 ◦ 少しでも良いので、出来るところを実施する ◦ 1人で行うことが難しかったら、先輩とペアなどになっても良い ◦ 自分が出来ない部分も含めて、すべてのフェーズに「参加」はする • そこで働いている人のテストに対する考えや、実際にリリース際の緊張感などを体験する • 少しずつ実施できる部分を増やしていく
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 次回予告(?)
Page No. 31 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 次回予告 より良い研修になるように がんばります!
Page No. 32 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 次回予告 うまくいってもいかなくても、 またどこかで共有できればと思います お楽しみに~
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Rights Reserved. 33