Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
新人研修の課題と未来を考える
Search
Natsuko Kanda
January 08, 2025
Education
0
160
新人研修の課題と未来を考える
RSGT2025 Day1 15:40~ スポンサーセッション登壇資料です。
https://2025.scrumgatheringtokyo.org/index.html
Natsuko Kanda
January 08, 2025
Tweet
Share
Other Decks in Education
See All in Education
ルクソールとツタンカーメン
masakamayama
1
1.1k
Ch2_-_Partie_1.pdf
bernhardsvt
0
130
Web 2.0 Patterns and Technologies - Lecture 8 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
2.5k
1030
cbtlibrary
0
330
JavaScript - Lecture 6 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
2.6k
1113
cbtlibrary
0
280
【COPILOT無料セミナー】エンゲージメントと自律性の高いプロジェクト型人材育成に向けて~プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)という選択肢~
copilot
PRO
0
220
Image compression
hachama
0
280
Образцы вооружения и техники ВС РФ
obzr
0
120
HyRead2425
cbtlibrary
0
100
Mathematics used in cryptography around us
herumi
2
600
TP5_-_UV.pdf
bernhardsvt
0
130
Featured
See All Featured
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
44
9.3k
Code Review Best Practice
trishagee
65
17k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.1k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
50
11k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
365
25k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
116
7k
The Invisible Side of Design
smashingmag
299
50k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
49k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
28
8.3k
Transcript
update update Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved.
ウイングアーク1st 株式会社 ソフトウェアプロセス&品質改善部 神田 菜津子 January 14, 2025 新人研修の課題と未来を考える Regional Scrum Gathering Tokyo 2025 / Sponsor Session
mail_ phone_ name_ division_ page No. mail_ phone_ name_ division_
page No.
[email protected]
神田 菜津子 080-0000-0000 ソフトウェアプロセス&品質改善部(略称:SPQI部) 2 Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. SNS等では自作キャラ (通称バットちゃん) がアイコンです! 23年度ウイングアークにQAエンジニア新卒1期生として 入社。 本日人生初のイベントセッションです! X :@natsukooooo1225 Discord :@kandanatsuko
3 KDDI Agile Development Center Corporation 自己紹介 所属 KDDIアジャイル開発センター なまえ
小笠原 晋也 Discord ogasawara その他 Scrum Fest Mikawa実行委員 DevOpsDays Tokyo実行委員 ひとこと 教育心理学関連の話が大好きなので、 お仕事でもお仕事じゃなくても、 お気軽にお声がけください
Page No. 4 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 今日のお話 • 内容 • 新人研修を運営する立場でのお悩みについて • ゴール • 来年度の新人研修に生かせるヒントを得る • 聞いてくださっている方にも有益な学びがある時間にする Discordや会場からもご意見・ 質問どんどん投げていただける と嬉しいです!
page No. page No. 5 Copyright © 2025 WingArc1st Inc.
All Rights Reserved. 01 ウイングアークSPQI部の新人研修について 02 来年度に向けての研修再設計 03 Questionタイム 04 次回予告 INDEX
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. ウイングアークSPQI部の新人研修について
Page No. 7 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. SPQI部研修の概要と特徴 • ウイングアークの新人研修の全体像 • 各部門が新卒向けの研修コンテンツを準備し、順番に実施する • 主にビジネス系と開発系に分かれて研修が行われる 9月 8月 7月 6月 5月 4月 ビジネス系職種 (4名) 開発系職種 (16名) 導 入 研 修 ・ オ リ エ ン テ ー シ ョ ン プログラミング 研修 プログラミング研修 SPQI 部 門 研 修 開発部門研修 SPQI 部 門 研 修 製品研修 実践研修
Page No. 8 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. SPQI部研修の概要と特徴 期間 • 前半4日・後半5日の9営業日 対象 • 全職種が受講 • 開発系16名、ビジネス系4名の20 名 特徴 • テストのことだけでなく、ソフトス キルやマネジメント面にも触れる • 講義とワーク系を組み合わせた研修 9月 8月 7月 6月 5月 4月 ビジネス系職種 (4名) 開発系職種 (16名) 導 入 研 修 ・ オ リ エ ン テ ー シ ョ ン プログラミング 研修 プログラミング研修 SPQI 部 研 修 開発部門研修 SPQI 部 研 修 製品研修 実践研修
Page No. 9 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 2024年度のSPQI部門研修のテーマ SPQI部について知る 品質への理解を深める チーム思考と連携を学ぶ ビジネス職も開発職も自身の役割か ら「品質」にどうかかわるべきかを 考えます。 就職していきなり品質といわれても なかなか想像しにくいもの。どのよ うな役割を果たしている部門なのか を学びます。 チームとして成果を出すための思考 法やスキルを学び、コミュニケー ション能力やチームでの意思決定の 重要性を体感します。
Page No. 10 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 2024年度の研修プログラム SPQI部について知る • SPQI部の紹介 • 質問大会 • 座談会 • 各プロダクトのテストの取り組み紹 介 品質への理解を深める • ソフトウェアテスト • テスタビリティについて • テスト自動化・E2Eテスト講義 • UIUX • OSS講義 チーム思考と連携について学ぶ • Management3.0 • グラレコ • カンバン • PFD • 巻きコミュ力 • OKR • レゴスクラム • インプロワーク 様々なコンテンツを用意し、幅広く知識や体験を得てもらうことができた
Page No. 11 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 研修を終えて…
Page No. 12 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 研修を終えて…
Page No. 13 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 研修を終えて…
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 来年度に向けての研修再設計
Page No. 15 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 来年度の新人研修に向けて…
Page No. 16 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 主な変更点 対象を開発職に限定 テーマをテストと 品質に絞る 実務に近いワーク 中心に構成 「開発職の新人が品質を自分事として捉えられるようにする」ことが目標
page No. page No. 17 Copyright © 2025 WingArc1st Inc.
All Rights Reserved. 来年度に向けて研修を再設計(案) 雑な 仕様書 全体イメージ図(仮) うーん、そうでもないかも… バグを最大限発見することを目 指すテストケースを作成する バグを含ん だアプリ ケーション ただ「バグがないだけのアプリケー ション」を使いたいと思いますか? ※UIUX、受け入れ条件、潜在ニーズetc… このテストをすれば バグがなくなるぞ~ そこで「品質」なんです! なんだってー!! チームごとにテスト 対象の品質改善案を 考える 成果発表
Page No. 18 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 来年度の新人研修に向けて…
Page No. 19 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 受講(昨年度)&運営(今年度)を通じて感じた研修の課題 • そもそも「品質」が新卒社員にとって馴染みが薄い概念 • テストを学んだ経験がない人が多い 開発がやりたい んだよな… 品質とかテストって 必要なの??
Page No. 20 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 直面している課題 品質やテストを「自分事」とし て捉えさせるか 興味を持ちにくいテーマに対し て学ぶモチベーションをどう引 き出すか むう…
Page No. 21 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved.
Page No. 22 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved.
Page No. 23 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. なぜ小笠原さん?? RSGT2024の小笠原さん のワークショップにかんだ が興味をもつ こばせさんが小笠原さんに 連絡してくれる 交換ワークショップをやろ う! 小笠原さんの教育心理学の ワークショップを開催 @ウイングアーク こばせさんのインプロワー クショップを開催 @KDDIアジャイル開発セ ンター(KAG)さん RSGT2025でゲスト出演 していただくことに!
Page No. 24 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. なぜ小笠原さん?? ご縁でつながるワークショップ ~教育心 理学ワークショップを開催しました~ - WingArc1st Inc. - Medium KDDIアジャイル開発センター(KAG)×ウイン グアーク1stで交換ワークショップを行いま した|おがさわら RSGTのつながりからKDDIアジャイル開発センター (KAG)×ウイングアーク1stで交換ワーク ショップが生まれたこぼれ話 - 名前考えるの苦手
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. Questionタイム
Page No. 26 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. Questionタイム 研修を自分事化して 考えられるようになるには?
27 KDDI Agile Development Center Corporation 問いをつくり、その回答づくりをグループで取り組む <ベースにした考え> • 知識構成型ジグソー法(協調学習)
• 個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実 <概要> • 「開発者がテストケースを作ることがなぜ大事なのか」のような問いを設定する • この問いについての回答をグループで考える • (時間が限られている場合)教材を限定して、知識構成型ジグソー法で議論する • (時間がある程度取れる場合)様々な教材を用意して、個々は自由にそこから選択して、グループでまとめる • 複数グループあれば、グループ同士で発表し合い、気付いたことをフィードバックする
28 KDDI Agile Development Center Corporation 取り組む内容について自己調整する練習をする <ベースにした考え> • 自己決定理論(有機的統合理論)
• メタ認知 <概要> • 有機的統合理論に合わせて、以下のような、動機づけの事例を考えてもらう ◦ 外的調整:テストケースを作ると給与が増える ◦ 取り入れ的調整:テストケースを作らないと上司や同僚に怒られる ◦ 同一視的調整:自分にとってテストケースを作れるようになることも大事 ◦ 統合的調整:一流の開発者になりたい、テストケースも作れるのは当然 • 研修中のふりかえりなどでこれを用いて、自分の認識を確認してもらう • 必要に応じて、信頼出来る人と自分の認識について話をしてもらう
29 KDDI Agile Development Center Corporation 実際のプロジェクトに参加する <ベースにした考え> • 正統的周辺参加
• 適応的熟達 <概要> • 実際のプロジェクトのすべてのフェーズに見学ではなく「参加する」 ◦ 少しでも良いので、出来るところを実施する ◦ 1人で行うことが難しかったら、先輩とペアなどになっても良い ◦ 自分が出来ない部分も含めて、すべてのフェーズに「参加」はする • そこで働いている人のテストに対する考えや、実際にリリース際の緊張感などを体験する • 少しずつ実施できる部分を増やしていく
Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 次回予告(?)
Page No. 31 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 次回予告 より良い研修になるように がんばります!
Page No. 32 Copyright © 2024 WingArc1st Inc. All Rights
Reserved. 次回予告 うまくいってもいかなくても、 またどこかで共有できればと思います お楽しみに~
page No. page No. Copyright © 2025 WingArc1st Inc. All
Rights Reserved. 33