Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
FargateとAthenaで作る、機械学習システム
Search
Nayuta S.
August 05, 2022
Programming
1
1.3k
FargateとAthenaで作る、機械学習システム
AKIBA.AWS ONLINE #09 – AWSを活用した機械学習 編- の発表資料です。
https://dev.classmethod.jp/news/akiba-aws-220804/
Nayuta S.
August 05, 2022
Tweet
Share
More Decks by Nayuta S.
See All by Nayuta S.
Snowflakeの生成AI機能を活用したデータ分析アプリの作成 〜Cortex AnalystとCortex Searchの活用とStreamlitアプリでの利用〜
nayuts
1
1k
FastMCPでSQLをチェックしてくれるMCPサーバーを自作してCursorから動かしてみた
nayuts
1
540
Amazon Athenaから利用時のGlueのIcebergテーブルのメンテナンスについて
nayuts
0
520
目玉アップデート!のSageMaker LakehouseとUnified Studioは何たるかを見てみよう!
nayuts
0
1.2k
Amazon Rekognitionのカスタムモデルで独自のモデレーションモデルをトレーニングする
nayuts
0
310
Google CloudのLLM活用の選択肢を広げるVertex AIのパートナーモデル
nayuts
0
560
データ品質管理の第一歩
nayuts
1
1.1k
簡単に始めるSnowflakeの機械学習
nayuts
1
1.8k
AthenaとStep Functionsで簡単ETLオーケストレーション #midosuji_tech
nayuts
1
1.4k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Atomics APIを知る / Understanding Atomics API
ssssota
1
180
CSC509 Lecture 11
javiergs
PRO
0
310
アーキテクチャと考える迷子にならない開発者テスト
irof
9
3.2k
関数の挙動書き換える
takatofukui
4
750
flutter_kaigi_2025.pdf
kyoheig3
1
350
[堅牢.py #1] テストを書かない研究者に送る、最初にテストを書く実験コード入門 / Let's start your ML project by writing tests
shunk031
11
5.4k
仕様がそのままテストになる!Javaで始める振る舞い駆動開発
ohmori_yusuke
8
4.6k
Java_プロセスのメモリ監視の落とし穴_NMT_で見抜けない_glibc_キャッシュ問題_.pdf
ntt_dsol_java
0
220
Herb to ReActionView: A New Foundation for the View Layer @ San Francisco Ruby Conference 2025
marcoroth
0
180
手軽に積ん読を増やすには?/読みたい本と付き合うには?
o0h
PRO
1
100
GraalVM Native Image トラブルシューティング機能の最新状況(2025年版)
ntt_dsol_java
0
160
AIと協働し、イベントソーシングとアクターモデルで作る後悔しないアーキテクチャ Regret-Free Architecture with AI, Event Sourcing, and Actors
tomohisa
2
7.4k
Featured
See All Featured
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
80
6.1k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
17k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
60
9.6k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.4k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
285
14k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.5k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.8k
KATA
mclloyd
PRO
32
15k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.7k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
The Invisible Side of Design
smashingmag
302
51k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
Transcript
FargateとAthenaで作る、 機械学習システム 2022/8/4(⽊) AKIBA.AWS Online #9 データアナリティクス事業部 鈴⽊ 那由太 1
2 ⾃⼰紹介 鈴⽊ 那由太 - nayuts クラスメソッド 株式会社 データアナリティクス事業本部 ⼊社:
2021/05 好きなサービス: Amazon Athena 担当業務:データ分析基盤の構築・運⽤、機械学習システムの検証 ほか: kaggleにノート公開したりしていた。 2022 APN AWS Top Engineers(Analytics)
3 本⽇お話ししたいこと
4 本⽇お話ししたいこと 内容 • S3・Athena・Fargateでの機械学習システムの構成例 (CPUで動くモデル⽤、バッチ処理、初期段階のイメージ) 課題意識 • 機械学習モデルを作るところまではできたけど、システム化すると き、どの部分にどういう役割を持たせるか難しかった。
• Fargateタスクで動かしてみたかったが、ネットワーク・権限の要件 が多く感じた。
5 本⽇お話ししたいこと 想定視聴者 • FargateタスクとS3で機械学習システムを構成してみたい⽅ LTの技術的な要点 • プライベートサブネットでFargateタスクを動かすために必要な要 件 •
データを蓄えるところはデータ分析基盤の3層構成にすると当ては めやすい
6 LTのテーマ ご紹介する構成・考え⽅
7 紹介する構成 前処理・結合 データマート層 データを貯める部分 + 機械学習機能 で構成する。 データレイク層 学習・推論
ワークフロー エンジン データを貯める部分 機械学習部分
8 構成の根拠
9 構成の根拠 ①データレイク層 ②データウェアハウス層 ③データマート層 No 名前 役割 ① データレイク層
⽣データを格納しておく。後続のロジック修正時に 再計算できるようにしておく。 ② データウェアハウス層 クレンジングや共通化したいデータを格納する。基 盤が成熟していない場合、無いこともある。 ③ データマート層 ユースケース⽤のデータを格納しておく。 データ分析基盤部分は3層で考えるのが、今は⼀般的です。 ˞ʰ࣮ફతσʔλج൫ͷॲํᝦʙ ϏδωεՁग़ͷͨΊͷσʔλɾγεςϜɾώτͷϊϋʱΛࢀߟʹ͠·ͨ͠ɻ IUUQTHJIZPKQCPPL
10 紹介する構成(再掲) 前処理・結合 データマート層 データを貯める部分 + 機械学習機能 で構成する。 データレイク層 学習・推論
ワークフロー エンジン データを貯める部分 機械学習部分
11 難しかったところ
12 プライベートサブネットで実⾏する場合 エンドポイント・IAMロールは要件が多めです。 ※NATがないケース
13 ワークフローエンジンで実⾏する場合 別のリソースから起動する場合は、追加で必要なものがあります。 ※NATがないケース
14 パフォーマンスチューニング CPUの値とメモリの値に許容される組み合わせがある。 ▪以下のドキュメントより2022/07/23に抜粋 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonECS/latest/userguide/task_definition_parameters.html
15 実験管理 ▪以下ブログより20220730に抜粋 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/machine-learning-managing-your-machine- learning-lifecycle-with-mlflow-and-amazon-sagemaker/ ▪以下ブログより20220730に抜粋 https://aws.amazon.com/jp/blogs/machine- learning/visualizing-tensorflow-training-jobs-with- tensorboard/ ⾃分で構築するなら以下の2つの選択肢がありそう。
① MLFlow ② TensorBoard ① MLFlowの利⽤例 ② TensorBoardの利⽤例
16 そのたポイント
17 処理単位の分け⽅ 前処理・結合 データマート層 データレイク層 学習実行 学習済みモデル ワークフロー エンジン 学習済みモデル
データマート層 推論実行 データマート層 データマート層 実行 処理1:データの作成 処理2:学習 処理3:推論 ⽇毎・⽉毎 に出⼒ 処理内容と周期で分けると整理しやすかったです。
18 起動設定やデータの渡し⽅ ワークフロー エンジン 学習または推論 実行 ①スケジュール実⾏ ワークフロー定義内でスケジューリングする。 ②学習・推論に利⽤するデータの指定 タスク定義の環境変数でS3上のどのオブジェクトを使うか指定する。
ワークフローからSDKでFargateタスクを呼び出し、環境変数を 上書きすると使いやすい。 Boto3 documentationより20220730に抜粋
19 メリット・デメリット • メリット • RedshiftなどDWH製品に詳しくなくても、とりあえずS3とAthenaを覚えれ ばサーバーレスで実現できる⼿軽さ。 • S3を起点としてFargateからデータを読み出しやすい。 •
デメリット • DWH製品とは異なり、ストレージに保存する際に型などのチェックがしにく く、利⽤する際まで異常に気づかないことがある。 • このあたりを使うと良いかも? • Redshift Serverless
20 ブログ • 以下のブログにも記載しました。
21