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Four Keysの導入が組織にもたらすメリット - NIFTY Tech Talk #13

Four Keysの導入が組織にもたらすメリット - NIFTY Tech Talk #13

ニフティ株式会社

September 04, 2023
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SRE実践入門:ニフティにおける取り組みと成功事例 - NIFTY Tech Talk #13

https://nifty.connpass.com/event/292280/

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  1. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 Four Keysの導入が組織にもたらすメリット


    NIFTY Tech Talk #13 SRE #2 
 「SRE実践入門:ニフティにおける取り組みと成功事例」 
 2023/08/29
 島 翔平
 

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 自己紹介
 島

    翔平(しま しょうへい)
 
 ニフティ株式会社 システム統括部 会員システムグループ SREチーム 2023年3月にキャリア入社
 
 前職はSIer、SESでWEBアプリ開発
 
 趣味は子どもと散歩
 2

  3. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 今日話すこと
 ・Four

    Keys導入の背景、目的
 
 ・Four Keysって何?
 
 ・実際に作成したダッシュボードの紹介
 
 ・導入するメリット
 
 ・ニフティでの導入状況
 3

  4. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 ニフティが目指していること
 ・障害を減らしたい


    
 ・障害復旧までの時間を短くしたい
 
 ・素早くリリースしたい
 
  ⇨開発パフォーマンスを向上したい
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 現状の課題
 ・開発パフォーマンスが可視化されていない


    
 ・そもそも開発パフォーマンスを測る指標が決まっていない
 
 ・CI/CD 、障害を減らす施策をしても評価がしづらい
  (評価基準がない)
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  6. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 Four Keys


    Googleの研究チーム
 (DevOps Research and Assessment(DORA))
 が提唱した
 開発チームのパフォーマンスを示す4つの指標
 10
 参考:LeanとDevOpsの科学
 こちらの書籍で 提唱
  7. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 4つの指標
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    デプロイの頻度 本番環境への正常なデプロイの頻度 変更のリードタイム commit から本番環境稼働までの所要時間 変更障害率 デプロイが原因で本番環境で障害が発生する割合 (%) サービス復元時間 本番環境での障害から回復するのにかかる時間 💡 2022年からは「SLO」が5番目の指標に追加
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 パフォーマンスレベルの測定
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    指標/レベル Elite High Medium Low デプロイの頻度 1日複数回 1週間〜1ヶ月に1 回 1ヶ月〜6ヶ月に1 回 6ヶ月以上 変更のリードタイム 1時間未満 1日〜1週間 1ヶ月〜6ヶ月 6ヶ月以上 変更障害率 0〜15% 16〜30% 16〜30% 16〜30% サービス復元時間 1時間未満 1日未満 1日〜1週間 6ヶ月以上
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 実際に作成した
 ダッシュボード


    13
 対象チーム:@niftyトップページ開発チーム
 https://www.nifty.com/

  10. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 4つの指標
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    デプロイの頻度 変更のリードタイム 変更障害率 サービス復元時間 (SLO)
 スピード
 質
 ☝開発チームのパフォーマンス=スピードと質(と信頼性)で決まる
 (信頼性)

  11. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 従来の測定方法
 ①書いたコードの量で測定する


    18
 ❌ 10行で済む処理を1000行で書いた方が評価されてしまう
 
 ❌ 品質(保守性)が評価されない

  12. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 従来の測定方法
 ②ベロシティ(ストーリーポイント)で測定する


    19
 ❌ チーム依存の相対的な尺度のため、
 チーム間の比較ができない
 
 ❌ 自チームのベロシティを上げることを優先し、
 他チームとの協働を妨げてしまう恐れもある
 参考:LeanとDevOpsの科学

  13. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 Four Keysによる測定


    20
   質が指標となるので、開発と運用の対立を防ぐ
 
  生産量ではなく成果に焦点を充てて評価する
  ⇨「価値のない、見せかけの作業」を防ぐ

  14. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 メリット②
 Four

    Keysのパフォーマンスは
 
 組織(企業)のパフォーマンスと
 
 相関関係にある
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  15. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 相関関係についての調査結果
 組織のパフォーマンス(収益性、市場占有率、生

    産性)はEliteパフォーマーとMediumパフォーマー とで2倍以上の差がある
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 組織に競争上の優位性をもたらす

  16. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 導入状況
 •

    @niftyトップページ開発チームに試験導入
 • 現在マイニフティ開発チームに導入を検討中
 • ニフティのすべての開発チームにFour Keysの 説明を実施
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  17. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 導入効果
 •

    @niftyトップページ開発チームのFour Keysが可 視化できた
 • 説明を実施し、参加者の約9割が「Four Keysが どういうものか理解できた」と回答
 ⇨社内でのFour Keysの理解度UP
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  18. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 今後の展望
 ・導入したチームでのFour

    Keysの活用
 ・他の開発チームへの導入
 ・将来的には全社展開
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  19. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 まとめ
 •

    Four Keysとは質とスピードの観点で開発チームのパフォーマ ンスを計測する指標である
 
 • Four Keysを可視化することで開発チームのパフォーマンスの 課題や改善策が見えやすくなる
 
 • Four Keysを高めることが組織のパフォーマンスにも優位性を もたらす
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  20. Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 
 参考資料
 •

    LeanとDevOpsの科学
 https://www.amazon.co.jp/dp/4295004901
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