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JaSSTってなんなの〜JaSST Review編〜 #JaSSTnano / What is...
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nihonbuson
October 19, 2021
Technology
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JaSSTってなんなの〜JaSST Review編〜 #JaSSTnano / What is the JaSST Review
nihonbuson
October 19, 2021
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Transcript
JaSSTってなんなの? (JaSST Review編) ブロッコリー (@nihonbuson)
自己紹介 • 風間裕也(ブロッコリー) • @nihonbuson • 社外活動 ◦ JaSST Review実行委員長
◦ WACATE実行委員
アジェンダ • どうして2018年にJaSST Reviewを始めたのか • どうやってJaSST Reviewのコンテンツを 考えているのか • どうやってJaSST
Reviewの講演者を決めているのか • 聴講者とズレが発生しない? • 【宣伝】JaSSTのお知らせ
どうして 2018年に JaSST Reviewを 始めたのか
レビューはテストの1つ by JSTQB テスト対象のコンポーネントやシステムを実行することは、 動的テストと呼ぶ。 テスト対象のコンポーネントやシステムを実行しない場合は、 静的テストと呼ぶ。 このため、テストは要件、ユーザーストーリー、ソースコード などの作業成果物をレビューする活動も含む。 出典:http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf
2015〜2018のJaSSTでのレビューセッション • 全セッション…約240セッション • レビューを題材としたセッション…???セッション
2015〜2018のJaSSTでのレビューセッション • 全セッション…約240セッション • レビューを題材としたセッション…5セッションのみ ◦ 「レビュー⼯的・観点設定の効果と課題」(JaSSTʼ16 Tokyo) ◦ 「なんとなく実施するレビューからの脱却
〜⼯的・観点設定に基づくレビューの効果を体感してみよう!」 (JaSSTʼ16 Shikoku) ◦ 「新⼯社員が多い中で効果的なレビューを⼯うための⼯法 レビューの準備からフィードバックまでの⼯夫」 (JaSSTʼ17 Hokkaido) ◦ 「静的解析とチーム間レビュープロセス」(JaSSTʼ18 Tokyo) ◦ 「『超』やさしいレビュー 〜開発とQAに壁はない!〜」 (JaSSTʼ18 Kansai)
2015〜2018のJaSSTでのレビューセッション • 全セッション…約240セッション • レビューを題材としたセッション…5セッションのみ ◦ 「レビュー⼯的・観点設定の効果と課題」(JaSSTʼ16 Tokyo) ◦ 「なんとなく実施するレビューからの脱却
〜⼯的・観点設定に基づくレビューの効果を体感してみよう!」 (JaSSTʼ16 Shikoku) ◦ 「新⼯社員が多い中で効果的なレビューを⼯うための⼯法 レビューの準備からフィードバックまでの⼯夫」 (JaSSTʼ17 Hokkaido) ◦ 「静的解析とチーム間レビュープロセス」(JaSSTʼ18 Tokyo) ◦ 「『超』やさしいレビュー 〜開発とQAに壁はない!〜」 (JaSSTʼ18 Kansai) 安達 風間
JaSST Reviewを作るきっかけ • テストの1つとしてレビューがあるはずなのに、 レビューを扱った発表があまりにも少ない! • どの現場でもレビュー(もしくはそれに準ずる行為)を やっているはずなのに、表になかなか出てこない!
JaSST Reviewの狙い • JaSSTに参加しているようなテストエンジニア/QAの人にも 開発者が普段行っているレビューに注目してもらいたい! • 今までJaSSTを知らなかった開発者にも、 JaSST Reviewを通じて、テストや品質にも興味を 持ってもらいたい!
開発者 QA レビュー
どうやって JaSST Reviewの テーマを 考えているのか
聞きたいコンテンツを見つけるには? 質問 • 世の中にたくさんあるイベント/勉強会の中から、 「まさにそれが知りたかった!」と思えるような 発表やイベントに出会うためのコツはなんでしょう?
聞きたいコンテンツを見つけるには? 質問 • 世の中にたくさんあるイベント/勉強会の中から、 「まさにそれが知りたかった!」と思えるような 発表やイベントに出会うためのコツはなんでしょう? 答え • イベントの主催になって、 自分が知りたい内容について発表をお願いすれば良い
JaSST Reviewのテーマ決定 自分たち(JaSST Review実行委員)が 今聞きたいと思うテーマを考える • オファーしたい講演者について考えるのは後回し ◦ テーマ決定のきっかけとして講演者の想像はする ◦
「この講演者に話してほしい→テーマ決定」 の順序は取らない • 前回のJaSST Review聴講者のアンケートは参考程度 ◦ 「みんなが聞きたいから」という理由で テーマや講演者を決めない
どうやって JaSST Reviewの 講演者を 決めているのか
講演者選びは大変! • そもそも、レビューについて講演している人は少ない • テーマを先に決めてしまうので、 そのテーマに合致した人を探すのが大変
講演者選びは大変! • そもそも、レビューについて講演している人は少ない • テーマを先に決めてしまうので、 そのテーマに合致した人を探すのが大変 • 「レビューの発表をしている人」と絞らない • 他イベントの発表内容を見て、
「レビューの側面について話してもらえたら…」 というオファーの仕方をする ◦ ほとんどの人が、新作の発表内容になる
レビューをやらないと主張する発表者① https://speakerdeck.com/takaking22/redefinition-of-review-number-jasst-number-jasstreview?slide=35
レビューをやらないと主張する発表者② https://speakerdeck.com/miwa719/howtocatchstrangeness?slide=9
聴講者とズレが 発生しない?
聴講者とのズレ • 相反する主張 ◦ JaSST Reviewはレビューを扱っているイベント ◦ レビューをやってないという発表者にも 講演をお願いしている •
前回のJaSST Review聴講者のアンケートは参考程度 ◦ 「みんなが聞きたいから」という理由で テーマや講演者を決めない 聴講者が期待しているものと発表内容に ズレが発生する可能性がある
聴講者とのズレを少なくする仕掛け① • オープニングセッションでイベントの意図を伝える ◦ オープニングセッションの講演時間は20分 ◦ レビューには様々な種類/要素があることを伝える ▪ 要件定義レビュー、設計レビュー、コードレビュー ▪
公式レビュー、ピアレビュー、ペアプロ ▪ 作成途中のレビュー、終了判定のレビュー ◦ 今回の講演の依頼内容について伝える ▪ 実行委員としての狙いを理解してもらう
聴講者とのズレを少なくする仕掛け② • 講演した方々とパネルディスカッションを行う ◦ それぞれの講演内容が全く違うものであっても、 共通している要素があるのか探る ◦ レビュー以外の講演内容であっても、 レビューでも活用できる要素を探る ◦
聴講者が普段の業務で行っている内容にも 活用できることを引き出す
参加者の声 こんな感想を私に直接言ってくれた人がいました レビューツールやレビューMTGのやり方の話が 聞けると思って参加したけど、 もっと根本的な考え方の部分が聞けたので、 良い意味で裏切られて良かった
まとめ
まとめ • レビューに注目してもらうために JaSST Reviewを作った • 実行委員が聞きたいと思うテーマを最初に考えている ◦ 講演者ありきではない •
テーマに合い、既に発表されている内容の レビューの側面について語ってもらえる講演者を探す • 聴講者とのズレを少なくするために、 オープニングセッションとパネルディスカッションを 丁寧に行う
【宣伝】 JaSSTのお知らせ
JaSST Review'21は今週金曜日開催! • 講演内容 ◦ 「三越伊勢丹におけるデジタルサービスの つくりかた(仮)」 ◦ 「ビジネスの成長に合わせて ソフトウェアを進化させ続ける秘訣」
◦ 事例投稿2件
JaSST Review'21は今週金曜日開催! https://twitter.com/kitanosirokuma/status/1445357587445157892
今後もJaSSTの予定がいっぱい!
おしまい