Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
JaSSTってなんなの〜JaSST Review編〜 #JaSSTnano / What is...
Search
nihonbuson
October 19, 2021
Technology
0
300
JaSSTってなんなの〜JaSST Review編〜 #JaSSTnano / What is the JaSST Review
nihonbuson
October 19, 2021
Tweet
Share
More Decks by nihonbuson
See All by nihonbuson
リーダブルテストコード 〜メンテナンスしやすい テストコードを作成する方法を考える〜 #DevSumi #DevSumiB / Readable test code
nihonbuson
11
7.7k
開発スピードは上がっている…品質はどうする? スピードと品質を両立させるためのプロダクト開発の進め方とは #DevSumi #DevSumiB / Agile And Quality
nihonbuson
3
4k
シフトライトなテスト活動を適切に行うことで、無理な開発をせず、過剰にテストせず、顧客をビックリさせないプロダクトを作り上げているお話 #RSGT2025 / Shift Right
nihonbuson
3
2.8k
品質管理の歴史学 / Quality Management History
nihonbuson
3
350
境界値分析
nihonbuson
4
250
振る舞い駆動開発(BDD)における、テスト自動化の前に大切にしていること #stac2024 / BDD formulation
nihonbuson
7
2.8k
品質管理チームのEMとして大事にしていること / QA EM
nihonbuson
0
1.9k
忠実度という概念と開発手法 / Fidelity
nihonbuson
1
120
WACATE流 勉強会会場の選び方 / WACATE venue
nihonbuson
1
670
Other Decks in Technology
See All in Technology
オブザーバビリティの観点でみるAWS / AWS from observability perspective
ymotongpoo
9
1.6k
リアルタイム分析データベースで実現する SQLベースのオブザーバビリティ
mikimatsumoto
0
1.6k
【Developers Summit 2025】プロダクトエンジニアから学ぶ、 ユーザーにより高い価値を届ける技術
niwatakeru
2
1.6k
ホワイトボードチャレンジ 説明&実行資料
ichimichi
0
130
「正しく」失敗できる チームの作り方 〜リアルな事例から紐解く失敗を恐れない組織とは〜 / A team that can fail correctly
i35_267
1
510
Autonomous Database Serverless 技術詳細 / adb-s_technical_detail_jp
oracle4engineer
PRO
17
45k
クラウドサービス事業者におけるOSS
tagomoris
3
950
Apache Iceberg Case Study in LY Corporation
lycorptech_jp
PRO
0
110
2.5Dモデルのすべて
yu4u
2
930
Raycast AI APIを使ってちょっと便利な拡張機能を作ってみた / created-a-handy-extension-using-the-raycast-ai-api
kawamataryo
0
150
OpenID BizDay#17 KYC WG活動報告(法人) / 20250219-BizDay17-KYC-legalidentity
oidfj
0
340
データ資産をシームレスに伝達するためのイベント駆動型アーキテクチャ
kakehashi
PRO
2
600
Featured
See All Featured
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
22
1.4k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
RailsConf 2023
tenderlove
29
1k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
129
19k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
4
420
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.8k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Faster Mobile Websites
deanohume
306
31k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.2k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
1k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
117
7.1k
Transcript
JaSSTってなんなの? (JaSST Review編) ブロッコリー (@nihonbuson)
自己紹介 • 風間裕也(ブロッコリー) • @nihonbuson • 社外活動 ◦ JaSST Review実行委員長
◦ WACATE実行委員
アジェンダ • どうして2018年にJaSST Reviewを始めたのか • どうやってJaSST Reviewのコンテンツを 考えているのか • どうやってJaSST
Reviewの講演者を決めているのか • 聴講者とズレが発生しない? • 【宣伝】JaSSTのお知らせ
どうして 2018年に JaSST Reviewを 始めたのか
レビューはテストの1つ by JSTQB テスト対象のコンポーネントやシステムを実行することは、 動的テストと呼ぶ。 テスト対象のコンポーネントやシステムを実行しない場合は、 静的テストと呼ぶ。 このため、テストは要件、ユーザーストーリー、ソースコード などの作業成果物をレビューする活動も含む。 出典:http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf
2015〜2018のJaSSTでのレビューセッション • 全セッション…約240セッション • レビューを題材としたセッション…???セッション
2015〜2018のJaSSTでのレビューセッション • 全セッション…約240セッション • レビューを題材としたセッション…5セッションのみ ◦ 「レビュー⼯的・観点設定の効果と課題」(JaSSTʼ16 Tokyo) ◦ 「なんとなく実施するレビューからの脱却
〜⼯的・観点設定に基づくレビューの効果を体感してみよう!」 (JaSSTʼ16 Shikoku) ◦ 「新⼯社員が多い中で効果的なレビューを⼯うための⼯法 レビューの準備からフィードバックまでの⼯夫」 (JaSSTʼ17 Hokkaido) ◦ 「静的解析とチーム間レビュープロセス」(JaSSTʼ18 Tokyo) ◦ 「『超』やさしいレビュー 〜開発とQAに壁はない!〜」 (JaSSTʼ18 Kansai)
2015〜2018のJaSSTでのレビューセッション • 全セッション…約240セッション • レビューを題材としたセッション…5セッションのみ ◦ 「レビュー⼯的・観点設定の効果と課題」(JaSSTʼ16 Tokyo) ◦ 「なんとなく実施するレビューからの脱却
〜⼯的・観点設定に基づくレビューの効果を体感してみよう!」 (JaSSTʼ16 Shikoku) ◦ 「新⼯社員が多い中で効果的なレビューを⼯うための⼯法 レビューの準備からフィードバックまでの⼯夫」 (JaSSTʼ17 Hokkaido) ◦ 「静的解析とチーム間レビュープロセス」(JaSSTʼ18 Tokyo) ◦ 「『超』やさしいレビュー 〜開発とQAに壁はない!〜」 (JaSSTʼ18 Kansai) 安達 風間
JaSST Reviewを作るきっかけ • テストの1つとしてレビューがあるはずなのに、 レビューを扱った発表があまりにも少ない! • どの現場でもレビュー(もしくはそれに準ずる行為)を やっているはずなのに、表になかなか出てこない!
JaSST Reviewの狙い • JaSSTに参加しているようなテストエンジニア/QAの人にも 開発者が普段行っているレビューに注目してもらいたい! • 今までJaSSTを知らなかった開発者にも、 JaSST Reviewを通じて、テストや品質にも興味を 持ってもらいたい!
開発者 QA レビュー
どうやって JaSST Reviewの テーマを 考えているのか
聞きたいコンテンツを見つけるには? 質問 • 世の中にたくさんあるイベント/勉強会の中から、 「まさにそれが知りたかった!」と思えるような 発表やイベントに出会うためのコツはなんでしょう?
聞きたいコンテンツを見つけるには? 質問 • 世の中にたくさんあるイベント/勉強会の中から、 「まさにそれが知りたかった!」と思えるような 発表やイベントに出会うためのコツはなんでしょう? 答え • イベントの主催になって、 自分が知りたい内容について発表をお願いすれば良い
JaSST Reviewのテーマ決定 自分たち(JaSST Review実行委員)が 今聞きたいと思うテーマを考える • オファーしたい講演者について考えるのは後回し ◦ テーマ決定のきっかけとして講演者の想像はする ◦
「この講演者に話してほしい→テーマ決定」 の順序は取らない • 前回のJaSST Review聴講者のアンケートは参考程度 ◦ 「みんなが聞きたいから」という理由で テーマや講演者を決めない
どうやって JaSST Reviewの 講演者を 決めているのか
講演者選びは大変! • そもそも、レビューについて講演している人は少ない • テーマを先に決めてしまうので、 そのテーマに合致した人を探すのが大変
講演者選びは大変! • そもそも、レビューについて講演している人は少ない • テーマを先に決めてしまうので、 そのテーマに合致した人を探すのが大変 • 「レビューの発表をしている人」と絞らない • 他イベントの発表内容を見て、
「レビューの側面について話してもらえたら…」 というオファーの仕方をする ◦ ほとんどの人が、新作の発表内容になる
レビューをやらないと主張する発表者① https://speakerdeck.com/takaking22/redefinition-of-review-number-jasst-number-jasstreview?slide=35
レビューをやらないと主張する発表者② https://speakerdeck.com/miwa719/howtocatchstrangeness?slide=9
聴講者とズレが 発生しない?
聴講者とのズレ • 相反する主張 ◦ JaSST Reviewはレビューを扱っているイベント ◦ レビューをやってないという発表者にも 講演をお願いしている •
前回のJaSST Review聴講者のアンケートは参考程度 ◦ 「みんなが聞きたいから」という理由で テーマや講演者を決めない 聴講者が期待しているものと発表内容に ズレが発生する可能性がある
聴講者とのズレを少なくする仕掛け① • オープニングセッションでイベントの意図を伝える ◦ オープニングセッションの講演時間は20分 ◦ レビューには様々な種類/要素があることを伝える ▪ 要件定義レビュー、設計レビュー、コードレビュー ▪
公式レビュー、ピアレビュー、ペアプロ ▪ 作成途中のレビュー、終了判定のレビュー ◦ 今回の講演の依頼内容について伝える ▪ 実行委員としての狙いを理解してもらう
聴講者とのズレを少なくする仕掛け② • 講演した方々とパネルディスカッションを行う ◦ それぞれの講演内容が全く違うものであっても、 共通している要素があるのか探る ◦ レビュー以外の講演内容であっても、 レビューでも活用できる要素を探る ◦
聴講者が普段の業務で行っている内容にも 活用できることを引き出す
参加者の声 こんな感想を私に直接言ってくれた人がいました レビューツールやレビューMTGのやり方の話が 聞けると思って参加したけど、 もっと根本的な考え方の部分が聞けたので、 良い意味で裏切られて良かった
まとめ
まとめ • レビューに注目してもらうために JaSST Reviewを作った • 実行委員が聞きたいと思うテーマを最初に考えている ◦ 講演者ありきではない •
テーマに合い、既に発表されている内容の レビューの側面について語ってもらえる講演者を探す • 聴講者とのズレを少なくするために、 オープニングセッションとパネルディスカッションを 丁寧に行う
【宣伝】 JaSSTのお知らせ
JaSST Review'21は今週金曜日開催! • 講演内容 ◦ 「三越伊勢丹におけるデジタルサービスの つくりかた(仮)」 ◦ 「ビジネスの成長に合わせて ソフトウェアを進化させ続ける秘訣」
◦ 事例投稿2件
JaSST Review'21は今週金曜日開催! https://twitter.com/kitanosirokuma/status/1445357587445157892
今後もJaSSTの予定がいっぱい!
おしまい