Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
顧客の要望は2次情報である 〜アンテナを張るFDEの構造論〜
Search
Noriaki Oji
August 26, 2026
Technology
1.3k
6
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
顧客の要望は2次情報である 〜アンテナを張るFDEの構造論〜
【AI駆動開発(番外編)】現場変革スペシャル #1
https://aid.connpass.com/event/403003/
Noriaki Oji
August 26, 2026
More Decks by Noriaki Oji
See All by Noriaki Oji
FDEの心得
noriakioji
7
6.9k
Other Decks in Technology
See All in Technology
クラウドエージェントの先駆け Devin。今も最先端を走る、他との違い
kinopeee
1
500
[FECONF-2026] 신대륙을 향한 카카오페이증권 프론트엔드 항해기 (이주승)
l1ghthouse
0
260
Filter What the LLM Reads: RAG Governance with AgentCore Gateway
yakumo
1
120
なぜAI時代に技術記事を書くのか?どう書くのか? 〜bunの場合〜
kworkdev
PRO
0
160
外国人エンジニアがVueプロトタイプで仕様を合わせている話 / Vue Fes Japan 2026 LT
eluwing
0
290
AI時代の開発はウォーターフォールに回帰する? / development-with-ai-back-to-wf
okamototakuyasr2
0
140
顧客価値を追いかけたら、プライシングにたどり着いた
sansantech
PRO
2
1.1k
AIエージェントに 権限と鍵をどこまで渡すか
nrinetcom
PRO
2
130
生成AI時代、PMは事業責任者に進化するともっと面白い〜PMだからこそ事業構造を動かせる時代に〜
kakehashi
PRO
1
960
生き様としてのSRE
hokkai7go
0
100
How we choose session proposals
kawaguti
PRO
1
180
Maestro MCPとClaude Code Skillsによる自律的なE2Eテスト支援
asmz
0
320
Featured
See All Featured
How to Grow Your eCommerce with AI & Automation
katarinadahlin
PRO
2
330
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
23k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
275
41k
Designing for Performance
lara
612
70k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
529
40k
Designing Experiences People Love
moore
143
24k
Navigating the Design Leadership Dip - Product Design Week Design Leaders+ Conference 2024
apolaine
2
490
The Language of Interfaces
destraynor
162
27k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
22k
A brief & incomplete history of UX Design for the World Wide Web: 1989–2019
jct
2
540
AI: The stuff that nobody shows you
jnunemaker
PRO
10
1.2k
Jess Joyce - The Pitfalls of Following Frameworks
techseoconnect
PRO
1
460
Transcript
顧客の要望は2次情報である 〜アンテナを張るFDEの構造論〜 ⼤治慶晃 (@noriakioji)
Noriaki Oji ⼤治 慶晃 株式会社LayerX Ai Workforce事業部 FDE部 Enabler UC
Berkeley卒業後、⽶スタートアップや個⼈事業主を経て、 Palantir Technologies JapanにFDEとして⼊社。数々のエン タープライズ案件に従事した後、2026年よりLayerXに参画。 現在は「FDE Enabler」として、FDEの組織⽂化作りやコーチ ングなどを担当。
従来も顧客の話は聞いていたはず なのになぜ今、わざわざ FDE を設けて 現場 に⾏くのか
顧客の要望は2次情報である © LayerX Inc.
情報の次数
2次情報 要件定義書、RFP(提案依頼書)、顧客要望。 顧客社内での要約‧政治などを経た結果、 社外に出して良いとされたもの。
1次情報 当事者が直接体験から得た情報。 本⼈の認知能⼒や⾔語化能⼒などの フィルターがかかっている。
0次情報 まだ誰も⾔語化していないこと。 事象‧現象としては起こっているが、 無意識‧半無意識の範囲。
要望が間違っているわけではない
情報の⾮可逆圧縮がある
⼈による 認知‧⾔語化 組織による 要約‧政治 0次情報 1次情報 2次情報 第3者を 含めた議論の ベース
0次情報 を取るには、どうする?
アンテナを張る © LayerX Inc.
抜け落ちる0次情報は⼤抵の場合 • ⾒過ごされているか • 当然のこととして扱われているか
業務の ⾏間 を能動的に読み取りに⾏く
2次情報: ⼈の作業をAI(LLM)に任せるのが、全社テーマ 書類を社内システムに⼿動で転記しているので、⾃動化したい
1次情報 • 基幹システムにデータを⼊れるため • ひとまずPDFのデータを⼈が写す • ⼊⼒ミスを防ぐために、他の⼈がチェック • この辺AI使ったらうまくできそうだと思ってる •
⼯数も削減できそうだし、AIで⾃動化したい
0次情報: DB上にない情報が必要 電⼦データ 紙 多様なフォーマット 項⽬分類 数値調整 後続システム 転記の前後の作業 内容チェック
他のデータベース情報 部署内レビュー ……
Aさんが ⼊⼒システムに⼿⼊⼒(転記) 後続処理 書類PDF Bさんが PDFと⼊⼒システムを⾒⽐べて、 内容チェック(承認)
... ⼿⼊⼒して、再度確認?
メールアドレス
[email protected]
メールアドレス(確認⽤)
[email protected]
要望ベース:「書類をデータ化するAI」を作る 0次情報ベース:「⼈が信頼してデータを流せる状態」を作る
根本的に何がどうなっているのか、ありのまま を検知する
どんな アンテナ が良い?
アンテナの特性 © LayerX Inc.
業務は結局、 設計して実⾏したことがある⼈にしか、わからない
システムだって結局、 開発して運⽤したことがある⼈にしか、わからない
アンテナの特性 = 視点の⾓度
Aさんが ⼊⼒システムに⼿⼊⼒(転記) 後続処理 書類PDF Bさんが PDFと⼊⼒システムを⾒⽐べて、 内容チェック(承認)
業務の疑問 • PDFはどこからくる? • スキャンデータ?元から電⼦データ? • 承認プロセスは法的に必要? • イレギュラー処理はある? •
マニュアルにない暗黙ルールは? • 後続に流すのは何⽇以内?
システムの疑問 • 既存の⼊⼒システムにAPIはある? • 抽出結果の精度はどう測る? • 読めない書類が来たらどうする? • 様式変更‧取引先追加のたびに、誰がどう直す? •
障害‧遅延‧⼆重処理はどう検知する? • 処理の証跡は、監査に耐える形で残る?
アンテナは、持っている知識にしか反応しない
業務 を理解する エンジニア
FDEをやる © LayerX Inc.
FDEをやるということは 技術的な知識を搭載したアンテナを、 現場レイヤーにまで持ち込むということ
0次情報の検知‧抽出 • 業務フローに対する第三者からの客観的視点 • 技術的知識を⽤いた課題解決の視点 → そのイメージを具体的な解決策へ
&
FDEをやるということは 0次情報から取得できる知⾒を、 再利⽤可能な資産とすること
複数の現場を経験すると • 前も似たようなことやった気がする • ⾃社だとこの⼿段使ってるな → 抽象化してプロダクトへ
業務を理解したエンジニアというアンテナでキャッチ 共通項を引き抜き、抽象化してプロダクトへ
アンテナ プロダクト
AI時代の価値提供 © LayerX Inc.
AIの時代、価値の源泉は0次情報 0次情報を拾い、⾔語化して形にする
要望は2次情報 → 0次情報のために現場へ → 技術知識を搭載したアンテナが必要 → だからエンジニアが⾏く → FDE
システムが作れるか
顧客の企業価値に寄与できるのか
@noriakioji © LayerX Inc.