Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ヌーラボでのリモートワーク 四年間の軌跡とこれから(改)
Search
株式会社ヌーラボ
PRO
October 17, 2014
Technology
4
2.9k
ヌーラボでのリモートワーク 四年間の軌跡とこれから(改)
Presentation slides at
http://devlove-kansai.doorkeeper.jp/events/15020
株式会社ヌーラボ
PRO
October 17, 2014
Tweet
Share
More Decks by 株式会社ヌーラボ
See All by 株式会社ヌーラボ
Streamlitとロール関連の話
nulabinc
PRO
0
11
サクフェス2024_ヌーラボ原_CSと開発
nulabinc
PRO
0
10
チームの力を成果に変える、次世代のマネジメント術 〜中小企業の生産性革命〜
nulabinc
PRO
0
33
チームワークマネジメントとは
nulabinc
PRO
0
10
チームの未来を支えるバックログスイーパーという役割
nulabinc
PRO
0
8
ヌーラボが取り組む RevOpsのこれまでとこれから
nulabinc
PRO
1
190
【資料】30分でわかる!“とりあえず課題を作った”から抜け出すBacklog活用術
nulabinc
PRO
0
170
【展示会ご参加者様向け】Backlog概要編-配布資料
nulabinc
PRO
0
64
Why Platform Engineering? - マルチプロダクト・少人数 SRE の壁を越える挑戦 -
nulabinc
PRO
5
800
Other Decks in Technology
See All in Technology
ガバメントクラウド(AWS)へのデータ移行戦略の立て方【虎の巻】 / 20251011 Mitsutosi Matsuo
shift_evolve
PRO
2
160
研究開発部メンバーの働き⽅ / Sansan R&D Profile
sansan33
PRO
3
20k
Shirankedo NOCで見えてきたeduroam/OpenRoaming運用ノウハウと課題 - BAKUCHIKU BANBAN #2
marokiki
0
170
GC25 Recap+: Advancing Go Garbage Collection with Green Tea
logica0419
1
500
Escaping_the_Kraken_-_October_2025.pdf
mdalmijn
0
150
バイブコーディングと継続的デプロイメント
nwiizo
2
480
【Kaigi on Rails 事後勉強会LT】MeはどうしてGirlsに? 私とRubyを繋いだRail(s)
joyfrommasara
0
170
社内お問い合わせBotの仕組みと学び
nish01
1
500
from Sakichi Toyoda to Agile
kawaguti
PRO
1
100
JAZUG 15周年記念 × JAT「AI Agent開発者必見:"今"のOracle技術で拡張するAzure × OCIの共存アーキテクチャ」
shisyu_gaku
0
130
セキュアな認可付きリモートMCPサーバーをAWSマネージドサービスでつくろう! / Let's build an OAuth protected remote MCP server based on AWS managed services
kaminashi
3
210
AIツールでどこまでデザインを忠実に実装できるのか
oikon48
5
2.8k
Featured
See All Featured
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
34
6.1k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
A better future with KSS
kneath
239
18k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1371
200k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
41k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
280
24k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
329
39k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
37
2.9k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
232
18k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
180
9.9k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
9
850
Transcript
DevLOVE 関⻄西 それぞれのリモートワークの軌跡とこれから #DevLOVE #DevKan 2014/10/17(⾦金金) @株式会社ゼノフィ関⻄西営業所 ヌーラボでのリモートワーク 四年年間の軌跡とこれから(改)
http://www.slideshare.net/tksmd/ss-‐‑‒38281542
染⽥田 貴志 SOMEDA Takashi @tksmd 株式会社ヌーラボ エバンジェリスト
MIJS 京都ワークショップ http://www.mijs.jp/archives/2939
None
JAWS Days 2013 国内を中⼼心に 約3000クライアント が利利⽤用するプロジェクト管理理ツール タスク管理理機能に加え、 • WebDAVによるファイル共有 •
GitやSubversionのリポジトリホスティング などを提供。 http://www.backlog.jp
全世界 約135万ユーザ が利利⽤用するオンラインのドローツール 基本的なドローツールの機能に加え • 複数のユーザで同時に編集出来るリアルタイムコラボレーション • Google+ Hangouts と連携して、ビデオチャットとあわせて利利⽤用可能
といった、コラボレーション機能が充実。 http://cacoo.com/
今年年正式版をリリースしたばかりの新しいチャットサービス • ヌーラボの各サービスとの連携 • 豊富で使いやすい API の提供 http://typetalk.in/
本⽇日のお話 1. 四年年間のリモートワークの軌跡 2. リモート特有の課題と取り組み 3. リモートからローカルへの回帰 4. まとめ
http://www.flickr.com/photos/yellowcloud/4525329362/ http://www.flickr.com/photos/brostad/2762412153/ 1. 四年年間のリモートワークの軌跡
四年年前の状況 • コワーキングスペースもまだなかった
2010年年7⽉月 ⼀一⼈人⽀支店開設
2012年年4⽉月 三拠点で開発に
2012年年6⽉月 待望の⼆二⼈人⽬目
2013年年1⽉月 アジア4カ国へ
2014年年8⽉月 ベトナムにスタッフ
2014年年11⽉月 ヌーヨーク拠点 • 南⽶米、ヨーロッパ圏も視野に⼊入れて • タイムゾーンが⼤大幅に超える地域での挑戦
http://www.flickr.com/photos/nicmcphee/2558167768/ 2. リモート特有の課題と取り組み
要は⼀一⼈人は寂しい 会社が成⻑⾧長するにつれ、会社の経営がだんだん混沌としていったのです。家 で仕事をすることによって、私は⼼心⾝身の健康を損ない始めました。他⼈人との 連絡はすべてEメールかチャットなので、私は孤独を感じました。時には、 何⽇日も家から出ずにいることもあり、憂鬱な⽇日々だったのです。 ショックだったのが、他の社員もまさしく同じように感じていたということ です。在宅宅勤務は⼀一部の⼈人が信じているほど、⾃自由で、楽しい経験を与えて くれるものではありませんでした。私たちは2014年年に新しいオフィスを構え、 ほとんどのチームをオフィス勤務に戻しました。 http://www.lifehacker.jp/2014/08/140818remote_̲work.html
チームの構造に起因する問題 • コミュニケーションに主従関係が⽣生まれる • 暗黙的なコンテキストが「従」側には伝わらない • 積み重なると「取り残されている」疎外感 本社 リモート リモート
リモート
問題に「気付きにくい」構造 • 「主」側の⼈人間はそもそも気付きにくい • 「従」側も何がストレスかを⾔言語化しにくい
情報の共有・透明性の担保 • ⼀一⽇日⼀一回、⼀一対⼀一の密なコミュニケーション • Backlog に情報を集約しオープンに共有 • オンラインビデオツールの導⼊入
リアルに “会う” • 年年に⼀一回、全社員での総会、役員⾯面談 • 不不定期なイベント (開発合宿など)
在宅宅勤務の実験 • 2ヶ⽉月間、週1回⽔水曜⽇日に実施 • 本社、⽀支社関わらず全員を対象 • 9 割型好意的な反応 (特に海外スタッフ)
https://www.flickr.com/photos/joi/1289431666/ 3. リモートからローカルへの回帰
リモート”拠点”へと成⻑⾧長 • 少しずつ⼈人数も増え、現在は三⼈人に • 拠点としての存在感
あらためて、なぜそこで働くか • 住み⼼心地のよさ • 個⼈人の嗜好だけの問題なのか?!
⾃自分たちらしく働く場所 • 京都移住計画とのコラボレーション • 地域の⼈人と⼀一緒に、⾃自分たちらしく働く場所を作る
若若者よ、故郷に帰れ その町の市場へ⾏行行き その町の⼈人のために料料理理をつくりなさい フェルナン・ポワン
巻き込み型オフィス改修 • FB イベントで募集 • IT 以外の⽅方々も沢⼭山参加
その結果
#IT業界のTOKIO !!!
この経験で得たもの • これまでに接したことのなかった⼈人と知り 合えた • これまでに接したことのある⼈人の違う側⾯面 を知れた
http://www.flickr.com/photos/munaz/2498380666/ 4. まとめ
リモートワークのこれから • 分散チームを構築する • ローカルでのブランディング • 多様性を楽しむ⽂文化をつくる
分散チームを構築する • 福岡、東京以外はサービスの展開にあわ せて、拠点や⼈人員を配置してきた • 役割や戦略略によって、拠点であったり在 宅宅勤務であったり • リモートワーク=在宅宅勤務だけではない
ローカルでのブランディング • ⽬目にはみえない、みえにくい • 開発拠点であっても⾃自然と⽣生まれる • リモートワーク当事者がその認識識を持つ ことは重要
多様性を楽しむ⽂文化をつくる • 効率率率だけを追求するとやっぱり⼀一箇所に 集まってるほうが効率率率的 • ⼈人(組織)による向き不不向きは確実にある • 全くちがうバックグラウンドの⼈人がいる ことをそもそも楽める事が⼤大事
リモートではたらき ローカルにねざす
ご清聴ありがとうございました https://nulab-‐‑‒inc.com/ja/career/ 京都でも 募集してます!